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虐待・DV

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まさに、まさに。

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◇3万人、守られるべき場所

 親の虐待などさまざまな事情から家庭で暮らせない子供が生活する児童福祉施設や里親家庭。そんな癒やされ、守られるはずの施設でもまた虐待を受ける子供が相次ぎ、厚生労働省は児童福祉法改正に取り組む。発見・通告・指導をしやすい仕組みの構築を目指す。問題の背景には、保護が必要な4万人の子供に対して、受け皿となる施設や里親家庭の「量」や「質」が十分ではないという現実がある。【野倉恵】

 「大人は助けてくれない。信用できない」。04年11月、栃木県内の児童養護施設に入所する中学3年の男子生徒は、こう言い残し、施設には戻らず学校から数十キロ歩いて実家に戻った。前夜、施設の屋上で、入所する別の中学生に激しく殴られ、出血していた。

 県は05年12月、施設を運営する社会福祉法人に改善勧告を出した。ゲーム機がなくなったことに腹を立て、深夜に同室の子供を殴って1週間のけがをさせたり、近所のプールに突き落とすなど、一部の中学生らが他の入所児に日常的に暴行を振るい、子供間の暴力が長年放置されていたことなどが理由だった。「職員は警察に被害届を出すことが日常になっていた」。県などの関係者は声を落とす。

 施設での虐待が問題化したのは、千葉県内の児童養護施設の事件がきっかけだった。「裸で立たされ続けた」「麻袋に入れられ、小学校のフェンスに3時間つるされた」。96年に小学生から高校生まで園生13人が集団で逃げ出した。02年までに、園長は傷害罪で、職員だった園長の次男は婦女暴行罪などでそれぞれ有罪判決を受けた。また、園生の支援者らが園長の人件費返還を求めた訴訟では、千葉地裁が99年「子供が脱走した時点で、園長の解職を含む改善勧告をすべきだった」と県の対応を批判した。

 支援団体「施設内虐待を許さない会」(東京都)によると、施設内虐待は報道された分だけで、02年4件▽03年8件▽04年9件▽05年11件▽06年16件−−と年々増加している。都内の施設に長く入所していた男性は「暴力を振るう子供の多くも過去に被害を受け、やり場のない怒りがある。でも、逃げ場のない施設でこそ、子供が守られなければならない」と話す。

 ◇「1部屋15人以下」「子供6人に職員1人」…居住空間基準、60年前のまま

 ◇「現場は野戦病院」

 児童養護施設や乳児院、里親の家庭などで暮らす子供は、05年には4万58人に達した。04年までの10年間で、18歳未満の人口が1割以上減る一方、施設に入所する子供や里子は2割近く増えた。このうち約4分の3に当たる約3万人が児童養護施設で暮らし、うち家庭で虐待されケアの難しい子供が6割いる。家庭内虐待の増加に伴い、多くの施設が満杯状態となっている。

 毎日新聞の調べでは00年1月以降、定員を超えて子供を入所させた施設は全国558カ所のうち、5都府県で47カ所あった。東京や大阪など大都市部とその周辺の施設が中心となっている。

 首都圏のある施設は05年、着替えや入浴をさせてもらえないなど養育放棄で保護された小学生の女児と弟の幼児を迎え、定員46人を1人超過した。過去3年間に入所した子供約20人もほとんどが家庭内虐待の被害者だ。施設長は「入所している子供が怒りや不安をうまく伝えられず他人を傷つける場合もある。一人一人手をかけたいが難しく、虐待が起こるリスクが高まっている」と話す。

 施設の子供1人当たりの居住空間は国の基準で「1部屋15人以下、1人当たり3・3平方メートル(たたみ2畳分)以上」と規定されているが、60年前に作られた古い基準だ。最近では高校生になると個室を与える施設も増えたが、中学生だと思春期になっ

ても3人の相部屋という施設も少なくない。職員配置についても「小学生以上の子供6人に対し職員1人」という基準が30年近く変わっていない。

 社会福祉法人「鳥取こども学園」の藤野興一園長は「職員の交代勤務や休暇を考えると、実際に1人が世話をしなければならない子供の数は基準の3倍くらいになる。現場は野戦病院のようだ。基準見直しは絶対必要」と訴える。

 ◇飽和状態どう解消−−専門委検討

 厚労省は9月、法改正などに向け、児童養護施設長ら現場関係者を交え社会保障審議会児童部会の専門委(座長=柏女霊峰・淑徳大教授)をスタートさせた。施設内虐待の防止策を含む施設や里親のあり方を見直す論議を進めている。

 専門委では、虐待の背景とされる施設の飽和状態をどう改善するかが焦点の一つ。「職員不足は限界で、今日、明日にも何とかしてほしい」と、施設の職員数などに関する基準の見直しを求める声がある一方、「人やカネをもっと投じるなら、施設の運営実態についてもっと情報公開が必要だ」という意見も強い。

 また、受け入れる施設や里親が足りないため子供が保護されない自治体もあるとみて、都道府県に施設や里親の整備計画を作成するよう求める方向で一致している。

 入所児の自立支援も課題。全国児童養護施設協議会の02年の調査では、施設に入所する子供の学歴別就職率は、中卒で全体平均の10倍以上、高卒で約4倍で高い水準にある。就職して施設を出ると失業しても再入所できず10代半ばで路上生活をする子供もいる。退所後の子供たちをどうケアしていくか検討している。

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 ◇00年以降定員超過のあった児童養護施設数

    施設数 超過数

        (延べ)

埼玉県 22  52人

東京都 11  19人

群馬県  7   9人

大阪府  6   9人

長崎県  1   2人

計   47  91人

 *毎日新聞調べ

 <社会保障審議会専門委員会の検討ポイント>

・定年退職直後の世代などに呼びかけ里親家庭を拡充

・施設の職員配置や設備の基準を見直し

・施設での治療・専門機能を向上

・施設長や職員の資格要件を明確化し専門性を向上

・施設での虐待事例の検証。子の意見を聞く仕組みを作る

・退所児の自立支援策拡充

・都道府県に里親や施設の整備計画を策定させる

毎日新聞 2007年10月9日 大阪朝刊

http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20071009ddn003100025000c.html

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法人が個人(家族)へのサービスをしている施設ではこうした問題は永遠につづくでしょう。

では里親制度の充実が、その解決策になるでしょうか?
つまり、個人が個人として責任をもって養護する。

・・・それも、難しいと思います。
いじめも、虐待も、感情の問題(好き、嫌い。良い、悪い)だと思います。

今の、日本人の感情はマスコミのコントール下に、大きくは社会に囚われた感情下にあるように思います。

個人が個人の責任と義務において、自分の感情を善に導き続ける事は、難しいと考えるからです。

2007/11/28(水) 午後 0:22 待ち人

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そうですね、そのような問題もあると思います。
社会的養護がどのようにあるべきかという議論はとても複雑でまだ途上中だと思います。でも「難しい」「困難だ」だけでは現実の目の前の問題には対処できません。自分なりの意見を持って、他者の意見も聞きながら、実行していくことが必要なのだと思います。

2007/12/25(火) 午前 11:48 [ gta*ca ]


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