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「嫌なことを後回しにして失敗」…仕事でもプライベートでもありがちですよね。これは人生を短いスパンで見ても、長いスパンで見ても発生している現象であると言えます。伝票を月初まで持ち越してしまって、いざ切ろうとしたら金額が変!みたいな小規模なものは、笑いごとで済んでしまいますが、「ちょっと会社の経営状況が思わしくないし、あと、もともとすごくやりたい仕事でもないよなぁ…でも、自己PRとか志望動機を書くのは面倒だし、どうやって次の仕事を決めるんだろう…などとモヤモヤしているうちに、同期が転職したりしていると、ちょっと笑いごとではすまなくなりますよね。
わたし自身、嫌なことを後回しにするのが大好きで、その癖はいまだに抜けません。そして、ええ歳のオッサンになると、根拠のない自信に満ち溢れてくるため、「この歳で嫌なことを後回しにしている俺ってなんだかチャーミングで母性本能をくすぐるかも!」などと思ったりもするものです。まあどう考えても母性本能をくすぐるわけはないのですが、それはともかく、オッサンになって「嫌なこと後回し病」を多少治療できたところもあるので、わたくしが試している方法を列挙させていただきます。
(1)楽しいことへのルートを物理的に遮断する
わたしの場合ですが、どうにも気が乗らない作業があった場合、喫茶店で作業しています。家にいると誘惑が多すぎるからです。
さらに、まったく集中できなくて期限が迫っている場合は、携帯も家に置いて行き、「短時間で出たら損」と思えるように、やや高めの喫茶店に行きます。
こうなってくると、ほとんど籠城みたいな気分ですが、そうすると、作業のスピードが飛躍的にアップします。いちいち家に帰ってネットを見たりするのは面倒なので、「はやく原稿終わって家に帰ろう」という気持ちになります。仕事でもそうですが、楽しいことへのルートを、気持的に近付かないようにするのではなく、物理的に遮断するというのが有効です。
(2)チョットだけやる
嫌な仕事だから、「全部やる」と思うとしんどいので「チョットだけやるか」というのも、比較的有効な手段です。
一口に「後回し」と言っても、後回しにしたときのリスクが甚大なものとそうでないものがあります。最悪なのが、後回しにして取りかかったとたんにお手上げになってしまうパターン「ああ…メールをもらってすぐ着手していたら、こんな大惨事にはならなかったのに…」
チョットだけやる、というのは、その仕事の味見みたいなものであり、本当にヤバい仕事は、チョット取りかかっただけでみるみる暗雲が立ち込めてしまい「放置していたら大変なことになってたわい」と胸をなでおろすことでしょう。また、逆にチョットやってみて、「思ったほどつらくないな」と思えたら、それはそれでラッキーです。
(3)マイペースであることを内外に知らしめる
自分で自分のことを律するのは非常に難しいものです。ということで、周囲にリマインダーをお願いしてしまう、コケティッシュな手段もあります。
わたしも、「何でも穴だらけ」であることが知られているために、周囲が「大丈夫?」と確認してくれることが多いです。その結果、「一見ちゃんとしているけど実はユルユル」という人よりもミスの数は少なかったりするので世の中面白いですよね…ということで、ちょっとイメージは悪くなりますが、最悪の事態を防ぐためには、周りにも注意してもらうようにすると、大失敗を防ぐことができてお得です。
(4)後回しにしていることについて具体的に考えてみる
後回しにしている行為というのは、面倒な行為だけでなく、怒られるかも…とか言い出しにくい報告などもありますよね。しかし、その困難をステップごとに分割して考えてみるなどすると、そんな嫌なことではないのかもしれません。極論すれば、仕事なんて、キーボードをガシャガシャ打って、声帯を震わせるだけです。難しいことなんて何もないですから、後回しにしていることについても、冷静に分析してみて「なんだ、よく考えたら嫌でも面倒でもないな」という気持ちになり、すんなりと着手できるものなのです。全貌が見えないがゆえの不安な気持ちは、具体的に考えることで払拭すればよいのです。
(5)後回しにしなかったときの小さな成功体験を積んでいく
これは、今回紹介するなかで最もポジティブなやり方で、個人的には試してみて最も有効な方法でした。
たとえばお店の予約などは小さな成功体験の最適な例と言えます。早く予約すればするほど、おいしくて安くてムードのよい店が予約できる。モタモタしているとそれなりのお店しか入れない…まあ予約するだけでも、そこそこいい店に行けるものですが、段取りよく電話して人数と日時とあなたの電話番号を言うだけで、「まー素敵な店知ってるのね」というのでモテモテ…という体験を積んだら、「ちょっと面倒だけど予約するか」という気分になるものです。
もちろん、伝票を切るのを数日早めにして、月末月初を優雅な気分で過ごすのもいいでしょう。「嫌なことを後回しにしないとこんなにいいことがある」というのを体で覚えていくのは非常に重要なので、まず、小規模なものから成功体験を積み上げていくのはいかがでしょうか。
(6)後回しにした人をガン見する
これは失礼といえば失礼ですが、自分がやらなければならないことが、他の人にも共通な事柄ならば、端的に「失敗した人の例」から学ぶという手もあります。まあ、失敗した人にとってみれば嫌かもしれませんが、失敗した体験が誰にも継承されず、同じ失敗をすぐそばで繰り返されたら、それはそれで辛い気持ちになるはずです。
これは別名「教育ママメソッド」と呼ばれ(わたしがそう呼んでいるだけですが)、「○○さんとこの子、塾に行くのをサボったから…見なさい。志望校に落ちちゃったのよ…」これは感じ悪いですが、感じが悪いだけあって、かなり有効なのです。
もちろん、そんなに辛そうでもなければ、それはそれで「またあとで」と考えても大丈夫ということになりますから、身近な具体例を見ることで、どれだけ急ぐべきなのかを知ることも有効なのです。
(7)後回しにしていることを意識的にクヨクヨ考える
だいたい、人間というものは、後回しにしている間も後回しにしている仕事についてクヨクヨ考えているものです。つまり、実は着手しているに等しいのです。これは冷静に考えると壮大な時間の無駄ですが、人間というものは、心底懲りない限り行動が改善しないものです。じゃあ、ウンザリするために、意図的にクヨクヨして、そのクヨクヨがどれくらいなのかカウントしてみればいいのです。
たとえば、たった5分で終わる作業を「ああやらなきゃやらなきゃ」と思っている時間が、まるまる一週間と考えたら、7×24×60で…10080分…天文学的に非効率的ですよね…こうやって心底反吐が出るまでクヨクヨ「あれやらなきゃ…早くやらなきゃ…」と思いながら身をよじらせていると、よほど変わった人でない限りは、しまいに正気に返ってしまい、もうちょっとちゃんとしようという健全な気持ちになることでしょう。
ということで、後回しにしたいことはいろいろありますが、仕事でもプライベートでも充実した暮らしが送れますように……。
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ありがとう。とても参考になります。このページコピーして、残しておきたい。
2009/5/28(木) 午後 6:05
ですよね。
ほんと、「嫌なことを後回しにする人」から脱却したいです。(笑)
2009/5/28(木) 午後 9:27 [ gta*ca ]
せっかく、これを参考に、と、思っているのに、
いやなことは、やっぱり、後、後、−−−後まわしにしています。グウタラよこ八です。
あとで、コピーします。(嫌なことではないけど)
2009/5/30(土) 午後 0:07
ついつい後回しに、、、はい、私もです。
頭ではわかってりるのですが。
後回しにしない人間になりたいです。
2009/6/1(月) 午前 0:44 [ gta*ca ]
ごめんなさい。また、勉強にお邪魔しました。
多くの人の参考になると、思いますので、僕のブログに転載しても、よろしいですか?
2009/6/2(火) 午前 7:21
ぜんぜん謝る必要ないですよ〜。
来ていただいてありがとうございます。
どうぞご自由に転載なさってください。
2009/6/2(火) 午前 10:51 [ gta*ca ]