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■実は女性のほうが数字に強い

 脳のなかでも、左脳は言語や数字などの論理的思考を、右脳は映像、芸術など感覚的発想をつかさどるとされています。簡単に言うと「数字に強い人」というのは、左脳の前頭葉という部分が発達しているといえます。
 左脳型の人は、言葉で説明することや理屈を重んじるため、最後まで納得しないと決断することができず、行動に移るまでに時間がかかります。一方、右脳型はひらめきや直感力に長けており、決断が早いのが特徴です。

 女性のほうが数字に弱いと思われていますが、実は逆で、女性のほうが左脳型で論理的思考に強く、男性は右脳型で直感的思考に強いという傾向があります。
 医学部の受験でも、試験結果では圧倒的に女性が上位を占めてしまうので、男女比のバランスを操作するという話もあるほどです。実際は数学が得意なのに女性数学者が少ないのは、むしろ能力を追求した生き方を選びにくいという社会文化の問題でしょう。

 ビジネスの場面でも、数字に強い人・弱い人の違いは出てきます。
 例えば、「125億ドル」と聞いて、ぱっと日本円に換算できる人もいれば、為替を調べて電卓で計算してみないとわからない人もいます。
 数字に強い人は、仕事に関係するさまざまな数字がすぐに頭に入ってしまいます。一方、数字が苦手な人は、「苦手意識」が邪魔をしています。苦手意識があると、数字を見ていても楽しめないので、脳神経細胞同士の連絡を取り持つ神経伝達物質のひとつ、ドーパミンが出ません。ドーパミンは、「やる気ホルモン」ともいえるもので、意欲をアップさせてくれるもの。それが出ないと脳が活性化せず、数字がなかなか頭に入らないのです。

 右脳型の人が、急に数字に強い左脳型に変わることは難しいですが、だからといって諦める必要はまったくありません。脳の働きの特徴を知り、工夫して努力すれば、数字に強くなることができます。
 カギは「好奇心」です。どんなに数字に弱い人でも、興味があることに関わる数字ならいくらでも頭に入るはずです。例えば、仕事にまつわる予算や目標値の計算はなかなか覚えられなくても、車好きであれば排気量や車種の型番、走行距離などはすぐに頭に入るでしょう。


■人の名前は忘れるが、円周率10万桁暗記

 先日、円周率の暗記で世界記録を持つ原口證さんにお会いしました。原口さんは現在63歳。50代で円周率の魅力に取り憑かれ、2004年に5万4000桁の世界新記録を達成。06年には10万桁の暗記にも成功しています。10万桁といえば、文庫本1冊分に相当します。「どれだけ記憶力のいい人か」と思えば、人の顔や名前もなかなか覚えられない、円周率の暗記以外はまったく普通のおじさんなのです。

 原口さんは、円周率を語呂合わせで暗記しています。そしてその語呂合わせが、宇宙の神秘を感じさせるストーリーになっているのだそうです。円周率にロマンを感じ、強い興味を持っていることが、原口さんの暗記力の秘密です。
 ここが脳のおもしろいところなのです。一般的に、意味のない数字を覚えるとき、暗記できるのは7、8桁だといわれています。それが、自分がおもしろいと思えることを見つけ、記憶法を工夫して徹底的に突き詰めると、驚異的な力を発揮することができるのです。

 脳は、放っておいても変わってくれませんが、行動を起こすことで変化します。まずは、興味のある分野や、数字に強くなることでメリットがある分野を選び、関連する数字を「覚える」ことを自分自身に宣言しましょう。そして、自分は覚えられると言い聞かせることです。苦手意識を持って取り組むと、前述のようにうまくいきません。
 例えば投資を始めてみるのもよいでしょう。そうすれば、これまで単なる記号だった数字に意味が生じ、頭に入りやすくなります。ドーパミンが出てモチベーションも上がるのです。つまり、脳は、対象を好きになると、それを理解しやすくなる脳に変化していくのです。数字に取り組むおもしろさを知ることが第一歩です。


■数字嫌いの原因は脳の防衛機能

 ところが、脳は、最初は新しいものに対して拒否反応を示すようにできています。これは、新しいもの、すなわち未知のものに対して警戒するという防御機能です。具体的には、右脳前頭葉が警戒反応を示します。「さあやるぞ」と意気込んで数字に取り組もうとしても多くの人は、ここで挫折してしまうのです。
 しかし、同じ刺激が続くと慣れてきて拒否感が薄れ、恐怖感を克服することができます。苦痛が減り、「おもしろい」と感じるようになります。この段階になると、対象に親しみを覚え、情報は左脳前頭葉で処理されるようになっています。
 大切なのは、「繰り返すこと」です。新しいものに対する拒否反応がなくなるまで繰り返すことで、数字に楽しさを見出せるようになると、理解が加速度的に進むようになります。また、何度も数字に接することで、脳の処理能力は上がり、頭に入るようになります。脳には非常に柔軟性があるので、今苦手なことも、繰り返すうちに苦手でなくなったりするのです。

 右脳的な能力を使いながら数字に取り組むのも効果があるでしょう。数字が苦手ということは、裏を返せば映像や直感をつかさどる右脳が発達しているということ。それを活用して数字を図式化するとよいでしょう。単なる数字の羅列では頭に入らなくても、グラフなどの図にすることで、頭に入りやすくなるはずです。
 注意したいのは、繰り返しばかりで飽きがきてしまうこと。飽きると数字への興味を失い、脳の処理能力も下がってしまいます。
 そうならないよう、絶えずドーパミンを出すには、レベルを上げて、少し難しいことをやってみるのが効果的です。脳も筋肉と同じで、まったく負荷にならない運動をしていては伸びません。「できるようになった」という小さな成功体験を感じたら、少し負荷を上げて、次の目標設定をするのです。
 数字が苦手な人は、こういった成功体験がないため、余計に苦手になっていることが多いようです。成功体験がなければドーパミンが出ず、数字に対する意欲も持つことができません。

 日本人は比較的左脳型の人が多く、映像や芸術、直感に強い右脳型が少ないと言われています。数字を覚えたり計算したりという、受験レベルでは左脳の能力が大きく関係しますが、数学者や将棋のプロ棋士など「天才」レベルになると、左脳だけでなく、ひらめきやセンスなど右脳的な能力も求められます。
 天才レベルになると、論理を組み立てて答えを導き出すのではなく、ぱっと見ただけで瞬時に答えがひらめくといいます。
 ビジネスでも同様です。優れたビジネスマンは、数字に強いだけでなく、「売れるかどうか」が直感的にわかったり、ユニークなアイデアを生み出す力に長けています。
 しかし、それは生まれつきのものばかりではなく、経験に基づく部分が大いにあります。最初は数字が苦手でも、反復して取り組めば、右脳的な理解ができるようになるものです。

 私も医大生時代は、血液検査の結果について「どの数値がいくら以上・以下だと異常か」が、なかなか暗記できずに苦労しましたが、今では検査結果表をぱっと見ただけで、その数値が何を表す数値かをわざわざ照らし合わさなくても「この位置にこの数値があるのはおかしい」と直感的にわかるようになりました。検査結果表が映像として頭に入るようになったのです。
 苦手意識を克服し、飽きないようにレベルを上げながら繰り返して経験を重ね、判断力をつければ、ビジネスに活きる、数字に強い脳をつくることができるのです。

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医学博士
米山公啓=文


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