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6月26日1時22分配信 毎日新聞
一部の自閉症患者と同じ染色体異常を持ったマウスを、内匠(たくみ)透・広島大教授(神経科学)らが作成した。自閉症に似た行動をするマウスの報告例はあったが、同じ遺伝的原因を持つ動物は世界初で、自閉症を起こす脳の仕組みの解明や治療法の開発につながると期待される。26日付の米科学誌「セル」に発表した。
研究チームはマウスの受精卵を操作し、この染色体異常を再現した。さまざまなテストで行動を観察したところ、重複した遺伝領域が父親由来だった場合にだけ、他のマウスに興味を示さなかったり、同じ行動を繰り返すといった自閉症患者と似た行動を示した。
内匠教授は「脳のどの部分にどのような異常が起こっているのか解明したい。治療薬や行動療法の開発、効果の確認にも役立つだろう」と話している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090626-00000004-mai-soci
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