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7月5日2時30分配信 毎日新聞
虐待か不慮の事故か見分けにくい乳幼児のけがや死亡例について、救急医療や法医学などの医学と情報処理など工学の専門家による研究チームが、3年後をめどに科学的に判別するソフトの開発を始めた。乳幼児の場合、親が虚偽の説明をすると、虐待を見分けるのは難しい。判別ソフトの開発は、発見の遅れに頭を悩ませてきた医療現場にとって役立ちそうだ。
研究チームは、産業技術総合研究所や国立成育医療センター、千葉大、長崎大などで構成している。死亡した子供のCT(コンピューター断層撮影)画像や解剖所見などのデータを収集。虐待によるけがが起きるまでのシミュレーション画像を作り、不慮の事故との違いを分析する。医師らが虐待かどうかを判断する際、けがの内容や現場の状況などを入力することで、虐待の可能性を示すソフトを開発する予定だ。
代表者の山中龍宏・緑園こどもクリニック院長は「これまでは医師や看護師の経験に頼らざるを得ず、虐待によるけがの発見と対策の遅れにつながっていた。医療現場を支援するシステムを作りたい」と話す。【石塚孝志】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090705-00000005-mai-soci
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