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◇小池監督ら会見で訴え
親から虐待を受けた子どもと支える人々たちの姿を盛岡市の児童養護施設「みちのくみどり学園」などを舞台に描いたドキュメンタリー映画「葦牙−あしかび− こどもが拓(ひら)く未来」が完成し、小池征人監督ら4人が8日、盛岡市内で会見した。小池監督は「虐待は親と子どもだけの問題でなく、社会全体の問題だ。多くの人に見てもらいたい」と訴えた。【岸本桂司】
映画は、学園に入所する子どもたちと親、職員の姿を、丹念に描いていく。虐待を受けた子どもと虐待した親が実名で登場し、やめたいのにやめられない心の葛藤(かっとう)や思いを吐露している。さらに、職員の支援を受けながら、再生していく家族の姿も切り取った。
他のドキュメンタリー映画を撮影した際、同学園の様子を盛り込んだことが縁になった。学園側から、虐待に焦点を絞った映画の提案を受けた小池監督は当初はテーマの難しさから断った。だが、「子どものために何かやろうと思った」とし、学園の全面協力を受け昨年9月から4カ月かけて撮影した。都鳥伸也プロデューサーは「家族は再生できる、人は変われるという思いを映画に込めた」と語る。
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上映会は7月から県内各地で予定される。7月11日、盛岡市・岩手教育会館▽同19日、一関市・一関文化センター▽8月8、9日、北上市・さくらホール−−など。問い合わせは制作委員会(電話0197・67・0714)。
毎日新聞 2009年6月9日 地方版
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20090609ddlk03200157000c.html?inb=yt
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