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精神・心理・病理

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10月14日11時44分配信 毎日新聞

 岐阜薬科大(岐阜市)薬効解析学研究室の原英彰教授(51)らの研究グループは14日、人間の誰もが持つ細胞増殖遺伝子「HB−EGF」の欠如が統合失調症(PPI障害)の発症原因の一つであることを突き止めたと発表した。同日付の米国科学誌「PLoS ONE」に掲載。HB−EGFは、がん研究などで注目されてきたが、精神疾患との因果関係を示したのは初めてという。

 原教授らは、前脳のHB−EGFを別の遺伝子に取り換えて8週間が経過したマウスと、正常なマウスを比較。遺伝子取り換えでHB−EGFが欠損したマウスは、落ち着きなく動き回り、コミュニケーション能力や記憶力の低下がみられた。これらの行動は、統合失調症に特徴的な行動だという。

 また、欠損したマウスは神経に伝達される刺激を受け取る神経細胞「樹状突起」につながっている細胞の一部「スパイン」が正常なマウスの半分程度に減少。神経伝達物質「モノアミン」の分泌量も正常なマウスより約20%減少していた。スパインやモノアミンが減少する病態も統合失調症患者に多くみられる。原教授によると、これほど多くの統合失調症の病態につながる遺伝子の特定は初めて。

 原教授は「統合失調症は、原因が分からないために個々の症状を治す対症療法が中心だった。今回の発見は、統合失調症を本質的に治す新薬開発につながると思う」と話している。【石山絵歩】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091014-00000032-mai-soci


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