|
生後数カ月で虐待か 当時、耳たぶ内出血
毎日新聞 2010年3月7日 大阪朝刊
奈良県桜井市の吉田智樹君(5)が十分な食事を与えられず餓死した事件で、智樹君が生後数カ月のころ、耳たぶに内出血があったことが関係者への取材で分かった。捜査関係者によると、保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された母親のパート店員、吉田真朱(まみ)容疑者(26)は「約3年前から顔面をたたくようになった」と供述しているが、それ以前から虐待されていた可能性が出ている。
関係者によると、04年7月に生まれた智樹君が数カ月のころ、片方の耳たぶが内出血し、真朱容疑者から「耳を下にして寝ているからそうなっているのか」と尋ねられ、小児科を受診するよう勧めた。関係者は「それだけで耳たぶに内出血はできない。今思えば虐待だったのではないか」と話している。
智樹君は4カ月と10カ月の健診を受けたが、虐待は発見されず、その後の3回は受けていなかった。
捜査関係者によると、真朱容疑者は「約3年前から夫と不仲になり、不満のはけ口として(智樹君の)顔面をたたいたりつねったりするようになった」と供述。智樹君の顔面には複数のあざがあった。今年1月初めからは食事も朝食しか与えていなかった。通常5歳児は身長110センチ、体重15〜20キロだが、智樹君は約85センチ、6・2キロしかなく、捜査関係者は「食事を与えない虐待ももっと前からではないか」と話している。
別の関係者によると、真朱容疑者は夫の博容疑者(35)からドメスティックバイオレンス(家庭内暴力、DV)を受けていた。関係者は、真朱容疑者のDV被害が智樹君への虐待につながっていたとみている。【上野宏人、高瀬浩平】
http://mainichi.jp/kansai/news/20100307ddn041040009000c.html
-------------------------------------------
奈良5歳児餓死:逮捕の母親 夫から日常的に暴力
毎日新聞 2010年3月6日 2時30分
奈良県桜井市の吉田智樹君(5)が十分な食事を与えられず餓死した事件で、保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された母親のパート店員、真朱(まみ)容疑者(26)が、夫の博容疑者(35)からドメスティックバイオレンス(家庭内暴力、DV)を受けていたことが関係者への取材で分かった。真朱容疑者は「長男の顔が夫と似ていて腹が立った」と供述しているが、DVが虐待の引き金になったとみられる。
両容疑者は03年5月に結婚し、04年7月に智樹君が生まれた。関係者によると、真朱容疑者は長女を妊娠中「夫に腹をけられた」と訴えてきたといい、DVを継続的に受けていた可能性がある。さらに博容疑者は、妻が他の男性と親しくしていると疑い、つきまとうようになった。元同僚の主婦(38)らによると、真朱容疑者は夫について「コンビニに行く時も、監視するようについて来る」と漏らし、元上司の男性(48)にも「夫はストーカーみたい」と話し、不満を募らせていた。
捜査関係者によると、真朱容疑者は約3年前から夫と不仲になり、「うっ憤がたまった時に、長男が夫のように見えてくる」と供述しており、夫のDVやストーカー的な行動に対する怒りや不満が、長男への虐待につながった可能性が浮上している。真朱容疑者は「私が母親じゃなかったら元気で育っていたと思う」と言い、泣きじゃくったという。
智樹君の葬儀は5日、桜井市内で親族だけで営まれた。【上野宏人、山崎一輝】
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100306k0000m040149000c.html
------------------------------------
「私が母でなければ」 真朱容疑者、泣きじゃくり供述
毎日新聞 2010年3月6日 大阪夕刊
奈良県桜井市の吉田智樹君(5)が十分な食事を与えられず餓死した事件で、保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された母親のパート店員、吉田真朱(まみ)容疑者(26)が「私が母親じゃなかったらこの子も元気で育っていたと思う」と供述していることが捜査関係者への取材で分かった。食事は父親の会社員、博容疑者(35)と長女(3)の3人だけで取っていたと言い、県警は詳しい動機などを調べている。
捜査関係者によると、2人は淡々と調べに応じ、智樹君の死亡について聞かれると、ともに泣きじゃくり、博容疑者は「親らしいことをしてやれなかった」と供述したという。
食事について博容疑者は「3人でしているが智樹は別」と話し、智樹君だけ食卓につかず、寝たきりだったという。博容疑者はドラッグストア従業員で帰宅は午後11〜12時で、休日も不定期だった。
近所の女性(35)によると、真朱容疑者に智樹君のことを聞くと、「主人が見てくれている」と話したという。また、桜井市内に住む祖父母には「夫と長男は2人で遊びに行っている」と言い、会わせないようにしていた。
しかし、3日になって、医療機関や119番ではなく、県中央こども家庭相談センターに初めて電話。泣きながら「子供を虐待している」などと訴え、虐待が発覚した。智樹君は保育所などにも通っておらず、岸岡靖郎所長は「幼稚園などどこにも所属していない子供への対応は一番難しい」と話している。【上野宏人、高瀬浩平】
http://mainichi.jp/kansai/news/20100306ddf041040012000c.html
-----------------------------------------------------
逮捕の母、夫から暴力 「顔似てる」虐待引き金か
毎日新聞 2010年3月6日 東京朝刊
奈良県桜井市の吉田智樹君(5)が十分な食事を与えられず餓死した事件で、保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された母親のパート店員、真朱(まみ)容疑者(26)が、夫の博容疑者(35)からドメスティックバイオレンス(家庭内暴力、DV)を受けていたことが関係者への取材で分かった。真朱容疑者は「長男の顔が夫と似ていて腹が立った」と供述しているが、DVが虐待の引き金になったとみられる。
両容疑者は03年5月に結婚し、04年7月に智樹君が生まれた。関係者によると、真朱容疑者は長女を妊娠中「夫に腹をけられた」と訴えてきたといい、DVを継続的に受けていた可能性がある。さらに博容疑者は、妻が他の男性と親しくしていると疑い、つきまとうようになった。元同僚の主婦(38)らによると、真朱容疑者は夫について「コンビニに行く時も、監視するようについて来る」と漏らし、元上司の男性(48)にも「夫はストーカーみたい」と話し、不満を募らせていた。
捜査関係者によると、真朱容疑者は約3年前から夫と不仲になり、「うっ憤がたまった時に、長男が夫のように見えてくる」と供述しており、夫のDVやストーカー的な行動に対する怒りや不満が、長男への虐待につながった可能性が浮上している。真朱容疑者は「私が母親じゃなかったら元気で育っていたと思う」と言い、泣きじゃくったという。
智樹君の葬儀は5日、桜井市内で親族だけで営まれた。【上野宏人、山崎一輝】
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100306ddm041040141000c.html
------------------------------------
5歳児餓死:「夫婦不仲、子に矛先」逮捕の母供述
毎日新聞 2010年3月4日 15時00分
奈良県桜井市で5歳の男児が十分な食事を与えられず餓死した事件で、保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された母親の吉田真朱容疑者(26)が「夫婦仲が良くないので、矛先が子供に向く」と話していたことが福祉関係者への取材で分かった。一方、捜査関係者によると、父親の博容疑者(35)は調べに対し「子育ては何もせず、妻にも何も言わなかった」と供述しており、県警は、真朱容疑者が主導して長男を衰弱させたとみて調べている。
捜査関係者によると、長男智樹君は発見された時、やせ細り骨と皮の状態で、紙おむつをして布団の上にあおむけになっていた。
県中央こども家庭相談センターなどによると、3日午前11時ごろから正午にかけて、真朱容疑者から3回にわたり電話があり、「5歳の男の子が食べないのでかわいくない。そのまま放っている」などと話したという。以前に相談歴はなく、同センターの岸岡靖郎所長は3日夜の会見で「対応に問題はなかった」と述べた。長女(3)はセンターに一時保護された。
捜査関係者によると、博容疑者はドラッグストア従業員で真朱容疑者はスーパーのパート店員。博容疑者の帰宅時間は午後10〜11時だった。智樹君が衰弱しているのを知りながら「自分は子育ては何もしていなかった。病院にも連れて行かなかった」と供述しているという。両容疑者は長女だけを託児所に預け、3食与えており、長女の栄養状態に問題はなかった。【高瀬浩平、大森治幸】
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100304k0000e040062000c.html
-----------------------------------------------
食事与えず5歳児餓死、体重6キロ、父母逮捕
毎日新聞 2010年3月3日
5歳の長男に十分な食事を与えず死亡させたとして、奈良県警は3日、父親の同県桜井市粟殿、会社員、吉田博容疑者(35)と母親のパート店員、真朱容疑者(26)を保護責任者遺棄致死容疑で逮捕した。5歳児の体重は通常15〜20キロだが、男児は死亡時6.2キロしかなかった。顔など数カ所にあざがあり、県警は暴行の有無について調べている。
逮捕容疑は、1月初めから今月3日まで、長男智樹君に十分な食事を与えず、日ごとに衰弱していったのに治療を受けさせず放置し、死亡させた疑い。両容疑者は「愛情がわかなかった」と、容疑を認めているという。
県警などによると、3日午前11時ごろ、真朱容疑者が県中央こども家庭相談センターに3回にわたり、「子供を虐待している」「ぐったりしている」などと連絡。訪問した市職員が、あおむけでぐったりした智樹君を発見し、119番。病院に運ばれたが、午後5時20分に飢餓による急性心不全で死亡した。
両容疑者は、智樹君、長女(3)の4人暮らし。智樹君を保育所などに預けず、1月初めごろから食事は1日1回、朝食だけだった。真朱容疑者は「この1週間ほどは食事を受け付けなくなった」と話しているという。智樹君は自力歩行できず、寝たきり状態だった。
県中央こども家庭相談センターの岸岡靖郎所長は3日夜、県庁で記者会見。以前に相談歴はなく、「対応に問題はなかった」と述べた。同センターは同日、長女を一時保護した。【上野宏人、高瀬浩平、阿部亮介】
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100304k0000m040120000c.html
---------------------------------------------
|