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障害のある人が受ける虐待の実例をロールプレイ(役割演技)で体験し、防止策を考えるワークショップが28日、高知市内で開かれた。県内外の約30人が参加。虐待を受ける役や施設の職員役などを演じ、抱いた感情をそれぞれ述べ合った。
障害者らの自立支援を手がけるNPO法人「HANDS高知」(土佐市)の主催。ロールプレイは、全国自立生活センター協議会(東京都)がまとめたテキストに沿って行う。県内での実施は初めてという。障害者のほか、福祉や教育関係者らが参加した。
7〜8人の3班に分かれ、実例を体験。施設で入浴介助を受ける女性のケースはある日突然、担当が男性職員になる。女性職員への変更を求めると、施設は「あなたは体が大きいから女の人では抱えられない」「慣れるから大丈夫」と拒む。
体験後、女性役は「体が大きいとの言葉はつらいし、そう言われたら嫌とは言えない」とポツリ。続いて、他の女性入所者役に相談するステップへ。数人で施設に直談判する。施設側の役を演じた参加者は「複数だと要求が強いことが分かる」と感想を述べる一方、「『あなたは特殊な意見を言っているから黙ってて』という意識が働いた」と話した。
同協議会人権委員で、障害者の自立支援に取り組む市民団体「土佐の太平洋高気圧」(安芸市)の樋口恵子代表は「虐待を受けるのは自分のせいではないと知ってほしい。仲間がいれば勇気を出して立ち向かっていける。解決の糸口を見つけてもらえたら」と話した。
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