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毎日新聞 1月6日(木)8時52分配信
少年院に入った経験がある若者らが、入院中の少年や出院者の社会復帰を支援する特定非営利活動法人(NPO法人)「セカンドチャンス!」(東京都文京区)を設立し、経験談をまとめた本を出版した。メンバーが5日、都内で記者会見し「少年院を出てもやり直せるという希望を示したい」と語った。全国で出院者が語り合う交流会の開催に取り組むほか、少年院への訪問を拡大し、少年たちとの対話を広げていく。
メンバーは、元少年院教官の津富宏・静岡県立大准教授の呼びかけで09年から少年院訪問などの活動を開始。昨年11月にNPO法人の認証を受けた。20〜30代の元少年約15人と法曹関係者ら約30人が参加している。
この日の会見にはメンバー3人が参加。東京都府中市の主婦、中村すえこさん(35)は15歳で女性暴走族のリーダーになり、2度逮捕された。現在は4児の母親。「少年院の経験を隠して生きてきたが、消すことのできない過去を受け入れようと思った」と実名公表の理由を語った。
神奈川県茅ケ崎市の会社員、大山一誠さん(31)は傷害などで3回逮捕された経験があるが、「暴力団に入る出院者も多い。自分に何ができるか考えている」。副代表の才門辰史さん(28)も「何回失敗してもやり直せることを後輩に伝えたい」と話した。
元少年8人が手記をつづった「セカンドチャンス! 人生が変わった少年院出院者たち」は新科学出版社刊。15、16日には豊島区の立教大で設立イベントを開く。【伊藤直孝】
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