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食べるのを我慢できないのは、単に自分の意志が弱いから――と思っている人は多いだろう。ところが最近の研究で、意思ではどうにもできない場合もあることが証明された。
血糖値、つまり血液内のグルコース(ブドウ糖)濃度が下がると、脳が食欲を抑える能力を失いやすいという。特に肥満の人は、摂食衝動のコントロールを司る脳部位が機能しづらくなるそうだ。 米国イェール大学の科学者らが行った実験は次のとおり。被験者にブドウ糖を点滴して血糖値を調節しながら、高カロリー食品、低カロリー食品、食品以外の物の写真を見せ、MRIで脳の活動を観察した。 すると、血糖値が低い時は、衝動的な行動を防ぐ前頭前皮質がうまく機能しなかった。つまり脳が出す「高カロリーなものをエネルギー源として食べろ」という命令を拒めなくなるのだ。特に肥満の被験者ほど、少しの血糖値の低下でも食欲がわき、かつ高カロリー食品の写真への反応が強かった。 この結果から、肥満の人ほど血糖値が低下した場合に摂食衝動を抑えることが困難だと言える。またストレスにより分泌されるホルモンのコルチゾールが食べたい衝動を引き起こすことも明らかになった。無理なダイエットでストレスと低血糖が重なっては、ドカ食いに走って当然ということだ。 食べ過ぎを防ぐには、脳内のブドウ糖を適切な値に保ち、押さえがたい摂食衝動が起こるのを予防するのが良いと考えられる。ブドウ糖は炭水化物から得られるが、ケーキや菓子パンなどは避け、フルーツ、野菜、玄米、全粒粉パン、木の実、豆など良質な炭水化物を摂取することが大切。健康な食生活を心がけよう。 ---------
血糖値の低下、ダイエットの意志を削ぐ 米研究 【9月26日 Relaxnews】血糖値がわずかに下がっただけで、高脂肪、高カロリーのおやつが食べたくなるだけでなく、それらを食べるのを我慢するための自制心も弱まるとの研究が、米医学誌「Journal of Clinical Investigation」に発表された。
研究を発表したのは米・南カリフォルニア大(University of South California)の研究者。研究では、血糖値が下がったときに、特に肥満の人が欲望を抑制するのが困難になることが分かった。 「肥満の人は、特に血糖値が通常値以下になったときに、食欲を抑える能力が低いのかもしれない」と、研究者のキャスリーン・ページ(Kathleen Page)氏は声明で述べた。 研究チームは、アイスクリームやハンバーガーなどの高カロリー食品や、サラダといった低カロリー食品、それに椅子や照明器具など食品以外の物のそれぞれの画像を眺めたときの脳の状態をスキャンした。また、被験者の血糖値を点滴で操作した。研究には、肥満の人5人、通常の体重の人9人の計14人が参加した。 血糖値が低下すると行動を促す脳の領域が活性化した一方で、強い欲求を抑制する領域の活動は抑制された。 興味深いことに、平均体重の被験者では、血糖値が戻るとすぐに脳の活動は通常に戻った。だが、肥満の被験者ではそうならず、低血糖時だけでなく通常血糖のときも、強い欲求の制御をつかさどる「前頭前皮質」の活動が抑制された。 これまでの研究で、ジャンクフードはドーパミン受容体に信号を送り、ジャンクフードを食べることが最優先になるように行動を変えるという、中毒性の高い薬物と似た作用を脳に及ぼす可能性があることがわかっている。 専門家らによると、ジャンクフードを食べたいという欲望を抑えるための1つの方策は、長時間食事をとらない状態を避け、ジャンクフードを食べるときには一食当たりの量に注意することだという。 |

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