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新生児の脳の発達に触覚刺激が重要な役割を果たすことが京都大教育学研究科の明和(みょうわ)政子准教授(発達科学)らの研究で裏付けられた。英国の科学誌ニューロリポートに発表された。
妊娠22週から生後1週間の周産期の赤ちゃんは視覚や聴覚より触覚が早く発達することは以前から知られ、妊娠中も胎児が指をしゃぶったり、子宮壁を触ったりする行為が観察される。カンガルーケアなどの接触体験が早産児の体重増加を促すとの報告もある。しかし大人のように脳全体の活動を測る適当な装置がなく、どんな刺激が脳のどの部位を活性化させるのかなどの解明は遅れていた。
研究グループは島津製作所(京都市)と共同で、赤ちゃんの頭全体を包み込む帽子状の近赤外線センサーを開発。生後2〜9日の10人に振動やピアノの音、光のフラッシュなどの刺激を与え、脳の43部位で活動を調べた。聴覚では側頭部の一部、視覚では後頭部と側頭部の一部、触覚では側頭部から頭頂部にかけた広い範囲で脳血流が活発になった。特に触覚刺激は活性化される領域が著しく広いことが分かった。
明和准教授は「触覚は胎児期から新生児期の脳の発達をけん引する重要な役割を果たしている。どんな刺激が赤ちゃんにとって望ましいのかを研究し、発達支援に役立てたい」と話している。
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