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2011.12.21 12:23
 未成年後見人の伯父(49)が、男児(8)が受け取るはずだった家族の生命保険金など約6千万円を着服したとして、さいたま地検熊谷支部が今月上旬に業務上横領の疑いで伯父を逮捕していたことが21日、捜査関係者への取材で分かった。
 
 男児は2007年、熊本市の慈恵病院「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)に預けられていた。埼玉県警が今年8月に伯父を同容疑で書類送検したが、同支部は横領額が大きいことなどから、犯行が悪質として逮捕した。
 
 捜査関係者によると、伯父は04年4月、30代の妹が交通事故で亡くなり、妹の遺児である男児の後見人に選任され財産を管理。逮捕容疑は06年夏に妹の生命保険金など約6千万円を着服した疑い。
 
 伯父は妹の死後、男児の面倒をみていたが、男児を「ゆりかご」に預け失踪した。着服した金はギャンブルなどに使ったとみられる。
 
 
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「赤ちゃんポスト」を悪用、おいが受け取るべき保険金約6千万円を着服 容疑の男を書類送検
2011.8.9 10:32
 
養育できない子供を預ける熊本市の「こうのとりのゆりかごポスト」(通称・赤ちゃんポスト)に、おいを預け、その前後においが受け取ることになっていた保険金など約6千万円を着服したとして、埼玉県警が業務上横領の疑いで、同県の40代の男を書類送検していたことが9日、関係者への取材で分かった。
 
 捜査関係者によると、男は実妹である男児の母親が死亡したことから、男児の未成年後見人になった。だが、本来は男児が受け取るはずだった母親の死亡保険金などを無断で引き出し、平成19年に男児を赤ちゃんポストに預けて行方不明となっていた。
 
 男はその後、他県の警察署に出頭。埼玉県警は男が男児と親族関係にあることを確認した上で、今月、業務上横領容疑で男を書類送検した。男は調べに対し、「着服した金はギャンブルに使った」と供述しているという。
 
 
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 厚生労働省は、里親による里子のケア向上のため、9月に里親制度の研究者や里親経験者をメンバーとしたワーキンググループを設置し、里親向けガイドライン策定を始める。東京都杉並区で里子の女児(当時3歳)が死亡した事件も踏まえ、里親支援の充実も検討。年内には厚労省の審議会に素案を提示する方針だ。

 厚労省は、子どもたちの社会的養護を乳児院や児童養護施設など施設中心から、里親など家庭的な環境での養育に転換する方針を打ち出している。今年4月には、児童相談所向けに里親認定の注意点などを示した里親委託ガイドラインを策定している。

 里親向けでは、03年発行の厚労省監修の手引書などがあるが、理解しづらく使い勝手が悪い面もあった。また、心構えや理念を示した明確な指針はなかったためガイドライン策定を決めていた。ワーキンググループでは、悩みを抱え孤立しがちな里親への支援についても形骸化していないかの見直しや充実させる方法も検討する。

 厚労省によると、09年度に社会的なケアを受けた子どもたち3万7617人のうち、里親(ファミリーホーム含む)への委託は4055人。委託率は10.8%だが、厚労省は将来的に3割以上を目指している。

 厚労省家庭福祉課は「(杉並の)事件の全容は不明だが、防げなかったことは事実で、里親支援機関の設置や専門職員の配置を充実させたい」としている。
2011年8月23日

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里親制度:知って 経験者ら講演会−−来月・阿倍野 /大阪

 里親制度について広く知ってもらおうと、大阪市立阿倍野市民学習センター(阿倍野区)で、10月14、21、28日(いずれも金曜)の午後1時半から同3時半、里親を経験した養父母や、児童養護施設で育った若者の体験談などを聞く講演会「はじめませんか、里親!」(同センターなど主催)が開かれる。無料。

 里親は、親の経済事情や離婚、健康状況などにより、家庭で暮らせない子どもたちを、自分の家庭に受け入れて養育していく人たち。子どもの状況により、養子縁組を前提とした里親▽実親が引き取るまでの一定期間を養育する里親▽週末のみ家庭に受け入れる里親−−など、さまざまな形態がある。

 今回は、里親制度について多くの人に関心を持ってもらおうと企画。3回連続講座だが、1回のみの参加も可能。対象は大阪市在住の男女。定員は各回45人。申し込みの締め切りは10月6日。申し込み、問い合わせは、同センター(06・6634・7951、最寄り駅は地下鉄阿倍野駅)。
 
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里親制度

 親の虐待や死亡などで家庭で暮らせなくなった子を、別の家庭が乳児院などから引き取って育てる制度。都道府県が里親に養育を委託する。児童相談所が里親希望者の家庭訪問や調査をして、里親として認定・登録される。厚労省によると10年3月末時点で、児童養護施設か乳児院で生活していた子は約3万3000人で、里親に委託されたのは約4000人。委託率は10.8%だった。国は14年度までに16%に引き上げる方針を打ち出している。

 児童福祉法に基づき都道府県などが、家庭で暮らせない子の養育を里親に委託する制度。09年度末時点で2837家庭が3836人の里子を養育している。(1)養子縁組を目的とせず養育する養育里親(2)虐待など専門的ケアが必要な子について養子縁組を目的とせず養育する専門養育里親(3)養子縁組が目的の養子縁組里親(4)3親等以内の親族が引き取る親族里親−−の四つがあり、大半が(1)。里親になるには実習や座学の事前研修が義務付けられる。里子が1人の場合、里親には毎月、生活費約4万8000円と手当7万2000円、教育費が支給される。

 おねしょを責めず、しない日数が週1回から次第に増えると、男児の問題行動はなくなった。「自分の好みの子供が来るわけではない。実子でできたことができるわけではない」。施設長は振り返る。

 全国の里子は3836人(10年3月)で、10年間で約1.8倍に増えた。児相所長会が10年4〜11月に養育委託を解除した647人について調べたところ、養子縁組に移行したり問題なく実親家庭に戻った場合などを除き、里親との関係が不調になり、里子が児童養護施設や別の里親家庭に移ったケースが79人。やはり里親との関係が不調で実親家庭に戻ったのが25人。問題行動など子の側に問題が生じたり、里親の高齢化など里親側の問題が明らかになり施設などに移ったのが52人いた。

 この156人について里親側の問題点を複数回答で尋ねると、養育の負担感が増したり拒否感が生じたケースが17.2%、里子との関係悪化が16.2%、養育力不足が9.2%だった。里親による虐待やその疑いも6.1%でみられた。

 里子養育での困難さについては、里親宅への不適応が12.7%、里親への反発・反抗が8.8%、「子の生活の乱れ」と「情緒不安定」が各5.7%。

 156人の内訳は0歳1人、1〜2歳11人、3〜6歳12人、7〜12歳50人、13〜15歳45人、16歳以上37人で、中学生年齢では里親宅への不適応が22人と半数近くあった。

 日本社会事業大学大学院の宮島清准教授は「里子を育てる難しさが関係悪化を生み、子供の問題行動につながる。負の循環をできるだけ早く発見し、食い止める支援が必要だ」と話している。
 
 厚生労働省は全ての児童養護施設と乳児院計約700カ所に里親支援の専門担当職員を配置する「事項要求」を来年度予算の概算要求に盛り込んだ。金額は明記していないが、初年度は全体の4分の1程度を目標に、全都道府県の施設に複数箇所以上配置する費用として約5億円を見込んでいる。里親を巡っては3歳の里子を死なせたとして声優の里親が逮捕・起訴され、その背景に十分な支援がなかったとの指摘もある。専門担当職員は里親を孤立させず、地域での受け皿となることが期待されている。

 児童養護施設などで子供に直接関わる職員は、保育士や、大学で心理学などを専攻した児童指導員がなる。こうした中で里親の専門担当職員は「里親の実情を把握でき、その苦悩を受け止められる対応力や経験」(厚労省)を持つ人物が対象になるとみられる。里親を訪問して相談に乗り、地域で里親交流会を開いたり、里子を一時預かることなども想定されている。

 里子は実親からの放置や虐待の経験から、あえて問題行動を繰り返すなど「試し行動」をすることも多い。

 だが、現行の里親の研修は標準で4日間程度。一方で、虐待への対応に忙殺される児童相談所(児相)で専従職員を置くのは一部にとどまり、全国児童相談所長会の今年度調査でも児相の問題点について「里親の悩みへの対応が不十分」との回答が4人に1人に上る。

 また、虐待などで家庭で暮らせない子供の行き先を施設に託すか里親に委ねるかは主に児相が判断し、里親委託の解除権限も実質的に持つため「児相には本音を言えない場合も多く、児相とは別の相談先も必要」(全国里親会の評議員)との指摘もあった。

 厚労省は6月の専門家会合で、実親と暮らせない子供について、現行では1割の里親の割合をファミリーホームを含めて3分の1まで高め、施設に専門担当職員を置く方向性を打ち出していた。【野倉恵】

 【ことば】里親制度
 親の不在や虐待などで親元で暮らせない子供を、都道府県などの委託を受けた一般家庭の親が育てる仕組み。10年3月現在、認定・登録された里親は7185人、里子は3836人。里親には食費などの生活費や手当が公費で支給される。厚生労働省は子供にとって家庭的な環境が大事として09年度から里親手当を倍増し、事前研修を義務付けた。里子は10年前から約1.8倍に増えている。
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里親:家庭不和で4分の1が解除 なじめぬ里子も多く

 厚生労働省が全ての児童養護施設と乳児院約700カ所に里親支援の専門担当職員を配置するため予算要求した背景には、里親と里子の関係悪化が目立ち始めたことがある。全国の児童相談所(児相)所長会の調査では、養子縁組への移行などを含む委託解除総数のうち、里子との関係がこじれるなどして解除されたのは約4分の1。里子が里親宅になじめないなど養育の難しさが浮かび、専門家は支援の大切さを訴えている。【野倉恵】

 「今日もおねしょしなかったのか。3日連続だな、えらいな」「うん」。東日本の児童養護施設の施設長と小学生の男児は、最近まで数年間、ほぼ毎日声をかけあってきた。幼いころから長く続いた夜尿が、最近ようやく収まってきた。

 自閉的傾向のある男児は2歳までの一時期、里親家庭で暮らした。10年以上前、その里親家庭の母親は、実子の子育てが落ち着いたとして、人を介して施設長に相談に訪れ、里子を育てる希望を熱心に語った。「赤ちゃん返りや思いがけない行動も出てくる」。施設長は懸念を伝えたが「うちは大丈夫」と母親は繰り返した。夫婦はほどなく里親に登録、児童養護施設から男児が引き取られた。

 「体の状態から虐待されている」。男児の通う保育園から児相に通告があったのは約半年後。男児は排せつの習慣が十分身についておらず、いら立った里親にたたかれていた恐れがあった。男児は肛門に指を突っ込んでは家の壁に便を塗り付け「(里親の)期待とは逆の行動」(施設長)を繰り返していた。里親は児相の訪問を拒否。児相は里親の養育委託を解除し、男児は施設で暮らすことになった。
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里親制度:悩む里親、支援が急務
 
里親子の支援団体「アン基金プロジェクト」が主催した講習会。「愛着障害」の問題に詳しいヘネシー澄子さん(左奥)が、子どもの脳の特徴や、親子のコミュニケーションのポイントを紹介した。里子との関係に悩む里親のほか、実子を連れた夫婦や里親制度に関心のある人が参加し、ヘネシーさんのアドバイスに耳を傾けた=東京都渋谷区の千駄ヶ谷区民会館で ◇執着、反抗…里子特有の難しさ/研修や相談・交流充実を
 約1年間育てていた3歳の里子を昨年8月死なせたとして、鈴池静被告(43)=東京都杉並区=が9日、傷害致死罪で起訴された。不遇な子を一般家庭で育てる里親制度を国は促進しているが、支援体制は十分ではない。里親たちはどんな不安を抱えているのか。【榊真理子、鈴木敦子】

 テレビのリモコンで窓ガラスをたたき割り「くそばばあ」とののしる。里子として預かる中学2年の女子(13)との毎日は「バトル」だと、千葉県に住む里親の女性(65)はいう。里親登録したのは、子育てが一段落し「夢中になれるボランティアをしたい」との夫(65)の言葉がきっかけだった。

 10年前に家に迎えた当初は「ママ」となつかれ、夫や息子(37)と動物園や遊園地に連れて行った。だが小学校高学年から荒れた行動が目立つ。腹立たしく、「育て方が悪かったのか」と不安になる。児童相談所(児相)に相談すると「どの家もそうです。だめなら措置解除しますか」。施設に帰す手もあると言われただけだった。
  ◇  ◇

 里子となるのは、親の虐待や病気・死亡などで家族のもとで暮らせなくなった子どもたちだ。親の愛情を知らず屈折した感情を持つ子もいる。相手がどこまで付き合うかを見るために、「ためし行動」と呼ばれる極端に反抗的な態度をとることがある。
 鈴池被告の事件で亡くなった女児は、親の事情で生後すぐ、乳児院に預けられた。最初から施設で育ち甘えた経験がない子は、人と愛着関係が結びにくい「愛着障害」をもつとされる。「乳児期に特定の人と関係を結べていないので、対応は難しい」(児相職員)との声も上がる。

 鈴池被告には10代の娘が2人いたが「社会貢献したい」と里子を引き取ろうとした。里親登録するには、子育てへの意欲や経済力などの適格性が問われ、認定部会で審議して決める。被告は声優として活動しつつ、イベント会社も経営していた。ある部会委員は「仕事が忙しい方なので、幼児ではなく自立した中高生以上にすべきだったのではないか。審議の意見は反映されたのだろうか」と話す。
 近くの里親たちからは、被告の子育てに対する疑問の声が複数、上がっていたようだ。

 実の娘が「ご飯を作ってくれない」と言っている▽休日に実の娘が里子を連れて歩いており「お母さんは面倒を見ない」と言っている−−。事件後、東京都が里親を集めて開いた会では、そんな証言が出た。杉並児童相談所によると、里親が集うサロンの中でも、鈴池被告を心配する声が上がり、児相の職員が電話連絡したこともあるという。

 鈴池被告は死亡した女児を預かる前、ある乳児院の3歳児を里子にしようと約3カ月間週1回、面接を重ねていた。乳児院の院長によると、里子にしようとした子どもの親族に問題があるとして断った。院長は「子どもは心を開けるようになっていたが……。夫が一度も面会に来ないのは不思議に思った」と話す。
  ◇  ◇

 里親になるには、子どもの発達や制度の概要を学ぶ事前研修がある。東京都の研修期間は4日間で、他の道府県も数日程度。トレーニングが不十分だとの指摘もある。「最初から長期で里子を育てるのではなく、まず短期で委託を受けて経験を積むなど、里親を育てるシステムが必要だ」と児童養護施設「二葉むさしが丘学園」(東京都小平市)の黒田邦夫施設長は話す。

 里親と里子の関係がこじれた事態は「不調」と呼ばれる。全国児童相談所長会が7月にまとめた報告書によると、全国194施設で10年4〜11月に里親への委託が解除(親子関係が停止となる)された事例のうち、4件に1件が不調によるものだった。

 不調になれば再び施設に戻る例が多い。関東地方のある施設長は「実親に育児放棄され、里親にも見捨てられると、心の傷が深まる」と不安視する。「児相職員はいま児童虐待への対応に忙しく、里親のケアまで手が回らない。里親は行き詰まり悩みを抱え込む傾向がある」と分析する。
  ◇  ◇

 里親にはどんな支援が求められているのか。

 09年施行の改正児童福祉法は、里親支援を都道府県の業務として明記した。厚生労働省は08年から、自治体から里親支援を委託されたNPO法人や児童養護施設への補助率を上げている。

 二葉乳児院(東京都新宿区)は08年度から支援事業を始めた。先輩里親が里親家庭を訪問する事業が主だったが、悩みを聞いた先輩が精神的に参ってしまい昨年度から、臨床心理士の職員による家庭訪問を始め、好評だ。
 里親同士の横のつながりも重要だ。

 東京都西部の女性(52)は昨秋、男児(5)を迎えた。実母と住む場所を転々としたためか不安定で、「食べ物に異常に執着した」。最初の日の昼食でご飯を4杯食べた。おなかを下しても「まだ食べる」と言う。車の後部座席に乗せると「前に乗る」と動かない。こだわりの強さに驚いた。

 そんなとき頼りになったのが「里親ひろばほいっぷ八王子」だ。15人の子どもと関わってきた里親の坂本洋子さん(54)が代表で、週1回、里親たちが子連れで集い自由に話し合う。「そのままで大丈夫とか、あなたのルールでやればいいと言われると安心する」と女性は言う。

 八王子児童相談所の外川達也所長は「里親同士が結びつくことが大切。里親の情報をもつ行政が主導して、つながりを強められれば」と話す。
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 東京・杉並で昨年8月、里子の渡辺みゆきちゃん(当時3歳)が暴行を受け死亡した事件で、逮捕された里親で声優の鈴池静容疑者(43)がみゆきちゃんの夕食直後に暴行したとみられることが捜査関係者への取材で分かった。

 日常的な虐待の形跡は認められず、警視庁捜査1課は衝動的に虐待に及んだとみて追及する。
 鈴池容疑者は10年8月23日夜、杉並区成田東1の自宅で、みゆきちゃんの頭などを殴り24日に死亡させたとして、傷害致死容疑で逮捕された。

 捜査関係者らによると、鈴池容疑者は同23日夕、自宅に2人きりでいたみゆきちゃんに食事をとらせた。みゆきちゃんは通常、食事に1時間以上かけるとされ、司法解剖して胃の内容物などを調べたところ、暴行は夕食から間もない時間帯の可能性が高いという。

 また、みゆきちゃんは翌24日午前5時50分ごろに地下1階の階段下に倒れているのを犬の散歩に出かけようとした次女(13)に発見されたが、次女は23日午後8〜9時ごろ、地下1階の寝室で布団の中にいるみゆきちゃんを見たという。このため、捜査1課は鈴池容疑者が未明にかけ、寝室から階段下に移し、階段から落ちたようにみせかけ、散歩が日課の次女に発見させようとした可能性があるとみている。

 一方、鈴池容疑者は調べに「夕食後に寝かせた。夜中に1階のトイレに行く癖があるので、階段を上り下りしているうち落ちたのではないか」と説明しているという。【山本太一、内橋寿明、小泉大士】

 ◇虐待の兆候感じ取れず…児童相談所
 鈴池容疑者に養育を委託していた杉並児童相談所を所管する都の平倉秀夫・育成支援課長らが20日会見し、「社会的養護の仕組みの中で女児が亡くなったことを重く受け止めている」と謝罪。外部の専門家も交え、児相側の対応を検証することを明らかにした。

 鈴木香奈子・杉並児相所長によると、鈴池容疑者は07年11月に「里親制度に興味がある」として養育家庭の登録を申請。週1回のペースで約半年間面会を重ね、09年9月から養育を開始した。その後も状況を確認していたが虐待の兆候は感じ取れなかったという。

 しかし、鈴池容疑者は事件前、「里子と向き合っていると、いろんなものが見えなくなっていく」などとブログに不安を吐露しており、鈴木所長は「把握していなかった。里親の本音を聞き出す体制を考えたい」と話した。【
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杉並女児変死:43歳声優の女逮捕 里子、傷害致死の疑い

東京都杉並区の自宅で10年8月、里子として養育していた女児(当時3歳)に暴行を加えて死なせたとして、警視庁捜査1課と杉並署は20日、里親の鈴池静(すずいけ・しずか)容疑者(43)を傷害致死容疑で逮捕した。鈴池容疑者は「遊魚静(ゆな・しずか)」の芸名を持つ声優。捜査1課によると、「何もしていない。逮捕される覚えはない」と容疑を否認しているという。

 逮捕容疑は、10年8月23日夜、杉並区成田東1の自宅で、保育園児の渡辺みゆきちゃんの頭などを殴り、24日に脳ヘルニアで死亡させたとしている。

 みゆきちゃんは24日午前5時50分ごろ、地下1階の階段下に倒れているのを鈴池容疑者の次女が見つけた。みゆきちゃんは搬送先の世田谷区内の病院で間もなく死亡したが、病院から杉並署に「体に不審な傷がある」と通報があった。

 捜査関係者によると、みゆきちゃんは両親と離れて乳児院で生活。09年9月から里子として、鈴池容疑者と夫(42)、10代の娘2人の計5人で暮らしていた。里子に来る前、児童相談所によって両親から保護されたこともあったという。

 鈴池容疑者は任意の事情聴取に「階段から落ちたと思う」と関与を否定。しかし捜査1課は、背中や頭などに転落ではつかないような不審なあざがあったことから、虐待を受けた可能性があるとみて捜査。司法解剖したうえで複数の専門家が遺体の状況を詳しく調べたところ、暴行を受けて死亡した可能性が強いと判断した。日常的な虐待の形跡は認められなかったという。【山本太一、内橋寿明、小泉大士】

 【ことば】里親制度
 児童福祉法に基づき都道府県などが、さまざまな事情から家庭で暮らせない子供の養育を里親に委託する制度。(1)養子縁組を目的とせずに子供を養育する養育里親(2)虐待を受けるなど専門的ケアが必要な子供について養子縁組を目的とせずに養育する専門養育里親(3)養子縁組を目的とする養子縁組里親(4)3親等以内の親族が引き取る親族里親−−の4種類がある。鈴池容疑者を含む大半が(1)のケース。全体では09年度末時点で、2837家庭が3836人の里子を養育している。

 ◇リカちゃんの声やCMなど活躍
 逮捕された鈴池静容疑者(43)は「遊魚静」の芸名で声優として活動。テレホンサービス「リカちゃんでんわ」で人形のリカちゃんの声を演じたり、テレビCMのナレーションをしたりしていた。劇団「遊魚たいむ」を主宰する一方、イベント企画会社の経営や結婚式の司会者派遣なども手掛けていた。

 近所では裕福で教育熱心な家庭の母親として評判だったという。近くの女性は「きれいな大きな家で、里子を迎え入れるほど裕福な家庭。実の子供を劇団に入れるなど教育熱心だった」と話した。
 事件について鈴池容疑者は、自身のブログで「辛(つら)く悲しい事故」とつづっていた。
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東京・杉並の里子虐待:里親向けガイドライン、年内に素案 支援充実へ

厚生労働省は、里親による里子のケア向上のため、9月に里親制度の研究者や里親経験者をメンバーとしたワーキンググループを設置し、里親向けガイドライン策定を始める。東京都杉並区で里子の女児(当時3歳)が死亡した事件も踏まえ、里親支援の充実も検討。年内には厚労省の審議会に素案を提示する方針だ。

 厚労省は、子どもたちの社会的養護を乳児院や児童養護施設など施設中心から、里親など家庭的な環境での養育に転換する方針を打ち出している。今年4月には、児童相談所向けに里親認定の注意点などを示した里親委託ガイドラインを策定している。

 里親向けでは、03年発行の厚労省監修の手引書などがあるが、理解しづらく使い勝手が悪い面もあった。また、心構えや理念を示した明確な指針はなかったためガイドライン策定を決めていた。ワーキンググループでは、悩みを抱え孤立しがちな里親への支援についても形骸化していないかの見直しや充実させる方法も検討する。

 厚労省によると、09年度に社会的なケアを受けた子どもたち3万7617人のうち、里親(ファミリーホーム含む)への委託は4055人。委託率は10・8%だが、厚労省は将来的に3割以上を目指している。

 厚労省家庭福祉課は「(杉並の)事件の全容は不明だが、防げなかったことは事実で、里親支援機関の設置や専門職員の配置を充実させたい」としている。【石川隆宣】
 熊本市の慈恵病院の「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)に2007年に預けられた男児の伯父(49)が、男児を預ける前後に、男児が受け取ることになっていた母親の生命保険金など約6000万円を着服したとして、業務上横領容疑で埼玉県警から書類送検されていたことが8日、わかった。

 赤ちゃんポストは、貧困などの事情で親が育てられない乳児を緊急避難的に預かるための施設。伯父は男児を預ける前、男児の未成年後見人になっていたが、着服した金をギャンブルにつぎ込み、全国を転々としたと話しているという。

 捜査関係者によると、男児の母親は交通事故で死亡し、男児に身寄りがなかったことから、母親の実兄である伯父が裁判所により男児の未成年後見人に選任され、財産管理などを担当するようになった。

 しかし、伯父は男児名義などの複数の口座に振り込まれた母親の生命保険金や事故保険金などを07年に引き出し、男児を赤ちゃんポストに預けて行方不明になった。伯父と連絡がとれなくなったことから、裁判所は後見人を解任。男児の行方もわからなくなっていたため、新しく男児の後見人に選任された弁護士が埼玉県警に相談していた。 .最終更新:8月9日(火)3時3分

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