§姥ざかり§

ブログ名は田辺聖子さんの小説のタイトルからお借りしました

全体表示

[ リスト ]

「結婚は外交」  2


(文中の「私」は田辺聖子さんです)




イメージ 1




・「だから難しいんですね。
家庭経営というのは」

と私はいった。

「そうかなあ。
家庭というのは夫婦でやっていくもんでしょう?
男だけが辛抱努力しているように、
聞こえるけど」

フィフティちゃんとしては、
家庭とは共同出資者、共同経営者、
と主張したいらしい。

「それはそうやけど、
男から見ると妻と女は違う。
妻は家庭の一部やな」

とイチブン氏。

「そんなことありですかっ!」

とフィフティちゃん。

私は急いでいった。

「まあ、家庭へ入れば、
男も夫になるから同じでしょう」

「そうそう、その通り」

イチブン氏はうなずく。

「じゃあ、家庭というのは、
よっぽど変則的な機構なんですねっ。
人間を変質させてしまうんですねっ。
それなのに、
なんで誰も彼も結婚したがるのかしら?」

フィフティちゃんは、
自分は結婚したがらぬようにいう。

そこでアフォリズム その二、

<女に言い勝ってはいけない。
収拾つけようと思えば>


      


・「たしかに、
女房(よめはん)と円満にと思うたら、
毎日、無いチエ絞らんならん。
こんな苦労してる位やったら、
ボクでも外務大臣勤まる、
思うときありまっせ」

アフォリズム その三、

<結婚は外交である。
つまり かけ引きと謀略に尽きる>

「は〜〜、
そうまでいわれて結婚する子あるかしら?
あたし、もうやめようかなあ。
結婚なんてやすらぎ、くつろぎ、のびやか、ゆとり、平安、
なんてイメージじゃないですか」

「斎場の名やあらへんで」

イチブン氏は茶々をいれる。

(次回へ)




            




・平成もあとわずかで御代変り、
平成の時代に結婚制度も大きく様変りしました。

結婚だけではなく、
冠婚葬祭がうんと簡素化されたのでした。

今までだと、
世間が適齢期というものを決めて、
誰でも結婚するのが当然!と思われて、
結婚していない子がいたら、
回りがやかましくいって、
相手を探してきたり。

今では、
結婚は一大事ではなくなって、
回りが無理に勧めることもなくなり、
結婚せずに一生を終える人も普通になりました。

少子化に逆行していますが、
結婚したくない人に無理にさせなくても・・
な時代です。


〜〜〜


・ずっと昔、
わたしの従妹の結婚式に、
今は亡き父が祝辞として贈ったことばは、
佐良直美さんのヒット曲、「世界は二人のために」
(古い歌ですが、流行ってました)
を例にとって、

<愛があればだけでは暮らしていけないよ。
すべておカネが大元、
愛も大切だけどおカネを大事にしなさい>

的な内容でした。

わたしは当時は父に反発し、
結婚は愛でしょ!と信じてましたが、
今はおカネが大事。

今のわたしは、
父の亡くなった年に近づいていて、
しみじみと結婚はおカネが大元だった!
と実感しています。






            


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事