屠られ日記!

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つきこい

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つきこい (電撃文庫 や 5-4)
著者/山科千晶  イラスト/高野音彦  

俺は空を見上げた。街の明かりに白く照らされた夜空に、噂どおり月がぽっかりと浮かんでいた。
「――満月じゃなくても、会えるのか」
渋谷ハチ公前交差点。俺は一人の女性に出会った。
その交差点で死んだ彼氏トキを何年も待ち続けているという噂の、“渋谷の月待ち女”イズミ。
そして、俺は、そんな彼女に惹かれたのだった。
表題作『つきこい』に、『月下少年』を加えた、“渋谷の月待ち女”
イズミを巡る二つのラブ・ファンタジー。


●月は出ているか?

大学生の主人公・新谷が街中で『渋谷の月待ち女』と言われている女性・イズミと出会う。
彼女は、待ち合わせの日に交通事故で恋人を亡くして以来
月が満ちる前後に約束の交差点に出没すると噂される。
度々その場所で彼女を見つけるうちに、彼女のことが気になっていく。
年上の女性に惹かれはじめる新谷。
しかし、『渋谷の月待ち女』イズミが待ち続ける存在というのが・・・


●悲恋話かと思ったがその実・・・

女は勝手な生き物と思い込み、友達以上彼女未満の存在であるミヤコには振り回される。
そんな彼にとっては、大人の女性に惹かれはじめる節はよく分かる。
青臭い小学生じみた行動を取る大学生と、どこか影のある大人の女性の恋物語かと思ったら。。。
実際はそう直球でいっておらず「ファンタジー」要素が加わってるんだよなぁ。

実は死んだ恋人を待ってるんでなく、別の世界の謎の少年。
新谷→イズミ→トキ(謎の少年)の見えない三角関係を築いてるのだが
作中イマイチ新谷とイズミの直接的な絡みが弱い。
それに比べ謎の少年トキとイズミの不思議な出会い、悲壮な別れはしっかり
書かれていて、最後の方になって『らしい』展開になってきたかと思ったのに。

序盤・ありがちな展開。
終盤・ややファンタジー。

最後の方でトキと別れて悲しみに暮れながらも、前向きな気持ちになってるイズミ。
だが、結局は7年間もイズミを縛り続ける形になってるのは釈然としないところ。
終盤は割りといい話になってるんだけど、イズミと新谷の二人の直接的な
幸せな描写がないのでスッキリしないカンジ。

トキの存在もなんだったのか説明不足。
HP掲載や、書き下ろしで1冊にまとめてあるので仕方ないとこなんだけど
トキの話か、新谷との話かどちらかにウェイトを置いたほうが集中して読めたかと思う。

【評価:★★★★★☆☆☆☆☆】

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