屠られ日記!

更新が滞っています。申し訳ありません。

全体表示

[ リスト ]

原点回帰ウォーカーズ

イメージ 1

原点回帰ウォーカーズ (MF文庫J)
著者/森田季節   イラスト/深崎暮人 

おかしな人間ばかりが通う私立脚伽坂学園には、当然のようにおかしな事件ばかりが起こる。そんな学園の
平和を守るため、日々戦い続ける男・それが山崎章夫だ。ある時は失踪した天才音楽家の行方を追い、
ある時は密室殺人の謎に挑み、またある時は突然美女と化した同級生の秘密に迫り、そしてことごとく
“命を落とす”。そう、これらはすべて『彼ら』の陰謀なのだ!章夫の幼なじみであるアキラは、なんと
か章夫の“結末”を変えるべく、学園の三奇人と共に『彼ら』に立ち向かうのだが―。

●脚伽坂学園の今日もループする奇人たち

天ノ下さんはつぶされたイモリみたいに壁に貼りついて、「ぇほぉっ!」と断末魔のような声をあげた。
「えっ?腕を払っただけなのに・・・・・・。なに、このバトル漫画みたいな構図・・・・・・」
「あ・・・・・・あなた、ひとつだけ言っておくわ」息も絶え絶えで天ノ下さんは私を見た。
「来週、『けららま〜絢爛爛漫乙女演技〜』の三巻が出るから買ってね!」

奇人変人が集う学園で、その中でも様々な分野で優れた功績をあげたものを「十哲」と呼ばれる。
「当局」と呼ばれる学園を管理する立場の足利アキラは、「十哲」の一人であり幼なじみの山崎章夫の
監視を仕事としているが、おかしな人間が通う学園だけあって毎回おかしな騒動に巻き込まれて……。

あぜぼぜ……唖然某然。超絶展開なフィクションの数々を楽しめ!

簡単に言えば、変なキャラをわんさか出した学園ループものですか。「彼ら」と呼ばれる謎の存在に様々な
事件を突きつけられ、その度になぜか章夫が死ぬ運命に遭って事件が解決したらそれが全てフィクションでした
という……上手く説明できてないと思いますけどこんな感じ?前作同様に捕え所のない不思議さがあるなぁ。

奇天烈学園ファンタジーに偽りなし?

とりあえずループの原因はラストで明かされますが、その経緯やらループ回避にひた走るアキラと章夫の
関係に少なからず青春テイストも加味されていて、最初のうちは話に付いていけなかったけど読んでくうちに
段々と「そういう話なんだな」と理解が出来てきて、ラストでのまとめ方は綺麗だし爽やかな読後感は好印象。

けど一番の魅力はキャラクターの滅茶苦茶さで、メガネを掛けると微妙な変身をするヒーローや、お菓子大好き
チビッ子局長。そして「三奇人」の面々が特に奇妙で突飛で、その台詞回しだけでも面白かったですね。

原点回帰で大円団

ただその脈略のなさに許容できないと、好みがキッパリ分かれる作品ではなかろうかと思いますし「十哲」たち
の活躍の差が激しく使い切れてないのが勿体無いなぁと思いましたし……その辺は次回に残してるのかしら?

思っていたようなお話でなく最初は少し戸惑いましたが、終わりよければハッピーエンドで気持ちいい読後感で
『ベネズエラ〜』『プリンセス〜』同様に自然と納得させられる不思議な魅力を感じるのは、この作者さんの大きな
武器でしょうね。うん、楽しかったかな。個人的お気に入りキャラは台詞も楽しい芝蘭さん。病弱ドSいいよ。

【評価:★★★★★★★☆☆☆】

開く トラックバック(2)


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事