屠られ日記!

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ぼくは思わず苦笑する。去年の夏休みに別れたというのに、何だかまた、小佐内さんと向き合っている
ような気がする。ぼくと小佐内さんの間にあるのが、極上の甘いものをのせた皿か、連続放火事件かとい
う違いはあるけれど…ほんの少しずつ、しかし確実にエスカレートしてゆく連続放火事件に対し、つい
に小鳩君は本格的に推理を巡らし始める。小鳩君と小佐内さんの再会はいつ―。

●巡り巡って僕らは再び――

「小鳩ちゃん。わかってると思うけど、もう終わり」
「うん。それはさすがにわかった」
「だからさ。最後にひとつだけ、やってきたいことがあるんだけど、いいかな」
「ジョーって呼んでいい?かっこいいし」 「いやだ」

シリーズ第四弾。
「小市民」を目指すべく共に行動していた小鳩くんと小佐内さんは、ふとしたことで互恵関係を解消して
それぞれが別々に日常を歩むことに。果たして二人は小市民になることが出来るのか――の青春ミステリー。

これぞ小佐内ゆき。ラストの台詞に思わずゾクリ。昨今の名前だけの腹黒、性悪キャラにも見習って欲しい
くらいの 腹黒ってのはこういうことだ! と言わんばかりの手痛いしっぺ返しが強烈でした。爽快!

一年に及ぶ連続放火事件に決着が付くお話でしたが、率直な感想としまして、私も瓜野くんと同じでまんまと
小佐内さんに手の内にやられてしまった「他愛もない」男です(苦笑)最初から最後までいいように踊らされて
いた瓜野くんの不憫さには同情の余地なしだけど、まさに「情報操作で片がつく」の小鳩くんの推理はさすが。

小市民的お付き合いの終わり

それにしても小鳩くんが普通の子と付き合うことになって、最終的にはああいう別れ方をしたのは自明の理って
気もしましたけど、もやは淡白ってレベルじゃねーぞ!な、あの小鳩くんの感情のなさは、仲丸さんじゃないけ
どほんと怖い。一年かけてデート重ねてもなんの変化も反応もなきゃそりゃ二股三股掛けてても引くわな……。

まぁそこは小佐内さんも同様なわけで、普通の恋をしたくてもしきれないやるせなさ。小市民になりきれない
彼女の本質がそのまま恋愛にも表れてるようでした。そうなると相手が務まるのはやはり……となるんですよね。

やっぱりお似合いの二人ですよねー

マロングラッセと栗きんとんの例えに思わず「なるほど」と思いつつ、巡り巡ってこの二人は一緒でないとなー
番だよなーと、エピローグでの二人の会話には、かつての緊張感のある張り詰めたものを感じつつも、今後は
互恵関係としてでない二人の進展も見れそうな気がしました。何れにせよ最低カップル間違いなし(笑)

うん面白かったです。盛り上がった下巻でしたけど、
冬期ではまたどんな物語を見せてくれるのか、今から楽しみです。

【評価:★★★★★★★★☆☆】 

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