屠られ日記!

更新が滞っています。申し訳ありません。

全体表示

[ リスト ]

鉄球王エミリー

イメージ 1


ヴィルヘルミーネ率いる暴竜鉄騎兵を撃退したエミリー。しかし、ヴィルヘルミーネは大兵力をもって
ラゲーネン王国最後の砦、河岸要塞を包囲した。繰り返される国土への攻撃に、ラゲーネン王国は決断を
迫られる。戦と陰謀に散った者たちの想いを継ぎ、己の手が届く者たちを失わぬために、エミリーは決戦を
決意、グレンやセリーナたち、共に歩んできた者たちも様々な想いを胸に戦いへ赴く。
ここに『鉄球姫』エミリーと『血風姫』ヴィルヘルミーネの戦いの幕が上がる!

●全てを護るため、エミリー最後の決戦に挑む!

「お待ちしておりました、わたくしたちの決着をつけるのに、相応しい舞台ですね。『鉄球姫』エミリー様」
「阿呆め!もはや『鉄球姫』ではない!」 「妾はラゲーネン国王エミリー・ガストン・ラングリッジ!!」
「『鉄球王』エミリーだ!!公爵風情が頭が高い!!」
「辺境の小国が相手といえども、敬いましょう。歓迎しましょう」

シリーズ第五弾(完結)
ヴィルヘルミーネ率いるヴェルンスト王国の侵攻に、王不在のまま崩壊の一途を辿ろうとしているラゲーネン。
だが唯一劣勢を強いられている状況で諦めていなかったエミリーは、決戦を前に驚くべき行動を思いつくが……。

大甲冑を纏い、巨大な鈍器を手に無骨なバトルを繰り広げる重装甲ファンタジー。その主人公エミリーも棘付き
鉄球ぶん回しながら傍若無人に活躍する『鉄球姫』エミリーシリーズ最終章です。これぞこの作品の真骨頂だと
ばかりの、敵味方入り乱れての大決戦。そして全てを護ろうとするエミリーの思いに最後まで熱くさせられました。

『鉄球姫』から『鉄球王』へ、茨の道を突き進む

お話は直球なまでに、国の命運を掛けた殺るか殺られるかの最終決戦。失意の淵から復活したエミリーで
はありますが、弟王ガスパールを失い求心力をなくした国に奮起を起させるのは簡単な事ではないんですよね。

エミリーの主張も公爵側の主張も理解は出来るんだけど、今はそんな卓上の話なんぞは意味をなさないんだ
と、開き直って強引にでもラゲーネン王国を纏めようとするエミリーの鬼気迫るほどの訴えには、震え上がるほ
どに胸に来たなぁ。今までエミリーが失った者たちへの思いと国への思い。それらが伝わる名シーンでしたね。

疾風怒濤のごとき物語でした

お馴染み、肉が裂け頭蓋がへっこむような容赦のない血みどろバトル描写では、グレンをはじめセリーナや
リカードたちにいつ死んでもおかしくないような緊張感が蔓延んでて最後の最後までほんと気が気じゃなかった。

決戦中は「○○○死んじゃったの!?」「○○○○まで!?」なんて思ったりしましたが、エピローグを読ん
で生きていてほっと一安心した自分がいたりして。そんな中でもラゲーネンの『盾』というよりエミリーの『盾』と
して、彼女の支えであり続けたグレンの成長は、最初の頃からは想像出来ないほどに男を上げたよなぁ。

エピローグも、エミリーがグレンやロッティを使って遊んで、みんなが笑いあってて、考えうる限りのハッピー
エンドになっててほんと良かった……。疾風怒濤のごとく駆け抜けた『鉄球姫』エミリーの物語もこれにて完結。

エミリーの豪快な性格と、時として容赦のない展開に最後まで引き込まれたし楽しませて頂きました。
すでに決定している八薙先生の次回作も期待しています。とてもお気に入りの作品でした!

【評価:★★★★★★★★★☆】

.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事