屠られ日記!

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10歳の保健体育

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10歳の保健体育 (一迅社文庫 た 1-2)
著者/竹井10日  イラスト/高見明男

ある日、一人暮らし状態の姫武家を訪ねてきた幼い少女・はみる。
ここの子供になるってどういうこと!?と、衝撃を受けた姫武家唯一の子供、静姫はさらなる言葉に
打ちのめされる。「ここのお父さんが私の本当のお父さんだから、私が死んだらお父さんのところに行き
なさいって、お母さんが…」隣に住む幼馴染みのお嬢様・翠蓮や、従姉のタダ甘お姉ちゃん・綾音も
巻き込んで、10歳相手の保健体育の授業がスラップスティックな日常とともに始まっていく。
10歳にはおよそ不向きなハイテンション・ラブコメ、いよいよ授業開始!!

●かわいく健気な10歳少女がやって来た!

「たしかに俺の秘密は翠蓮に握られたままではあるが……」
「え……静姫ちゃんの秘密……?そんなの握ってましたっけ?」
「ちんことか」
「それは秘密を握っているのではなくて、
ちんこを握っているのですわ!ていうか、最近はちんこ握ってませんわ!」

シリーズ第一弾。
卓越したルックスと破天荒な性格を併せ持つ問題児・姫武静姫。ある日、見知らぬ少女が静姫の前に
現われる。亡き母に父や腹違いの姉がいると聞かされて少女・はみるは姫武家の子になるとやって来たが……。

ジャポニカ学習帳をモチーフにした表紙デザインと、体育座りする少女。そしてタイトルとインパクト十分で
前々から気になっていた本作ですが、ようやく手にとってみた次第です。竹井10日先生の作品はこれが初かな。
年の差ラブコメと思いきや、思っていたよりかはマトモな日常系のハートフルコメディでしたよ。……多分ね?

下ネタと主人公の性格に抵抗がなければ……

とりあえず、はみるちゃんがふつうにいいお子さんでした。というか作中で一番の常識人でした。10歳なのに。
主人公の不真面目な態度と、会話のやり取りに面倒くささを感じたり、小学生じみた幼稚な下ネタのオンパレード
なので、そこでギブアップしてしまう人もいるかもしれません。好き嫌いが分かれるのは仕方ないとこでしょう。

その下ネタも、冒頭から幼馴染のお嬢様が『カレー味のうんこと、うんこ味のカレーどっちが好きですの?』
とか言ってきて参った。こちとらタイミングよくカレー食いながら読んでたから、あまりにもタイムリーすぎたわ!

幼馴染の翠蓮はお嬢様のくせに今は亡きキャンディータイムを読んでたり、てぃんこ連呼するわで主人公と
一緒に下ネタ担当という。そこは彼女の人格形成を歪めた主人公・静姫の責任でもあるので翠蓮は被害者とも
いえますが。自分の場合は下ネタはそれほど抵抗感なかったのがバカだなーと、笑って読めたのだと思います。

巨乳ヒロインズ>>>(越えられない壁)>>>小学生ヒロイン

ただロリ要素よりも、比重としては巨乳ヒロインが多くて、はみるちゃんの影が薄かったのはどうしたものか。
そりゃ残念お嬢様に、ダダ甘従姉。巨乳JSに、タカさんみたいな筋肉ムキムキで童顔な巨乳美少女なんていう
濃いメンツがひしめけば出番なくなるわな。ロリ属性はなくても、はみるちゃんのイベントはもっと欲しかった。

肝心のはるみちゃんも、ヒロインというよりはマスコット的な立ち位置が近いかもしれません。けども
初潮を迎えて静姫に恋を感じるようになって……と、最後に年の差ラブコメっぽい体裁を整えてきましたかね。

『こういうものなんだよな』と。まずは、割り切って読んで見たほうがいいでしょう。

【評価:★★★】

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