屠られ日記!

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突然“計佑卒業宣言"をしたまくらは、計佑にキスをした。
動揺する計佑は、自分に告白をした先輩・雪姫と、幼馴染み・まくらの間で激しく気持ちが
揺れ動く。そして、想い悩んだ末、最後に計佑が出した答えとは…!?

パジャマな彼女。(3)
(著)  濱田浩輔   (ジャンプコミックス)

近くて遠い、幼馴染みという存在

ある日突然、物語のお姫様のように幼馴染みの音巻きまくらが眠りについてしまった。しかしなぜか、
主人公・計佑だけにはお化けみたいにその姿が見えているのだった。まくらを戻そうと頑張る計佑だが……。

突然パジャマ姿のお化けになった幼馴染み・まくらを元に戻そうと奮闘する主人公・計佑と、そんな彼に
興味を持ち出した学園一の美女・白井雪姫。三人の恋愛模様に決着がつく恋愛ファンタジー『パジャマな彼女。』
3巻です。打ち切りなんでしょう、残念ながらこれが最終巻となりますが、結末には概ね満足しております。

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王道ともいえるちょっぴりエッチで切ない三角ラブコメを演出しつつ、物語を通して一番に伝えたかったのは
“一番近くにいる幼馴染みの存在の大きさ”だったんじゃないでしょうか。確かに雪姫先輩も可愛いヒロイン
だったのは間違いないのですが、最終巻とあってかそれ以上にまくらの可愛らしさが最高に輝いていましたね。

この3巻ですが、“パジャマ姿のお化け”になってしまったまくらの呪いも早々に解けて元の人間に戻ります。
まくらを元に戻す鍵となっていた幽霊・芳夏との過去エピソードも、なぜまくらが幽霊になってしまったのか?
その謎も分かり、なんとも不思議で、ノスタルジックで。語弊があるかもしれませんが優しい呪いだったか。

ただこの作品の場合、まくらが人間に戻る=物語の終わりなんですよね。幽霊姿の幼馴染みという設定が
消えてしまえば、あとは普通の学園ラブコメディとなってしまうわけで。テコ入れとして登場した雪姫先輩の
従姉妹・アリスの存在や、後半からヒロイン化の兆候が見られてた須々野の躍進も時すでに遅し……でした。

いや、もうちょっとだけ長い目で見ていれば色々とお話が広がったんじゃないかなぁ!

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短い連載期間ながら、計佑、まくら、雪姫先輩の三角模様にも決着をつけてくれたのは良かったと思います。
その中でも主人公の計佑のどっちつかずの態度と、好きな子に『好き』といえないヘタレな性分には煮え切らな
い気持ちにさせられたものの、逆にいえば思春期の少年らしい未熟さ、弱さを表現していたと言えなくもない。

幽霊になったまくらを元の姿に戻そうという一心で始まったこの物語。気がつけば“幼馴染みの存在の大きさ”
を実感した計佑。変わらない幼馴染み、けど自分が思っていた以上に彼女への想いは変化していたのですよね。

まくらのことが好きと自覚する計佑ですが、そうなると雪姫先輩への気持ちも整理しなければいけないわけ
で…。ほんとねぇ、先輩も可愛かったわけですよ。まくらと甲乙つけがたいくらい。でも相手が悪すぎましたな。

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最終回までのエピソードは、まさに切なくも優しいラブコメを見せてくれて素晴らしかった。計佑とまくらは
小さい時から一緒で、腐れ縁という言葉さえ生温いほどに二人でいるのが当たり前な関係。その関係を崩したの
がパジャマ姿の幽霊化。お互いの存在がいかに大切かを認識させられることになる納得の完結といえました。

離れ離れになってはじめて分かる幼馴染みの存在。ベタな展開だったかもしれませんがだがそれが
いい、それでいい!“幼馴染みのためのラブコメ”として、なんというか濱田先生は“分かって”いますね。

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つまり結論的にいいますと、本作は……
幼馴染みヒロイン大勝利!      &幼馴染みヒロイン最高や!

と、個人的には好みの作風と絵で全3巻で完結は寂しくもありますが、ある程度納得もしている最終巻に
なっていたと思います。著者も思うところはあるようですが、是非その無念は次のステージでと期待しています。

濱田浩輔先生の次回作、大いに楽しみにしています。待っています!

【評価:★★★★】

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