屠られ日記!

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織田信奈の野望外伝 邪気眼竜政宗 (GA文庫)
著者/春日みかげ   イラスト/みやま零  

米沢の当主である伊達輝宗の子、梵天丸。彼女は驚異的な頭脳を持ちながら、
出生にまつわるコンプレックスがあり、孤独を抱えていた。しかし、一方で天下盗りの野望を胸に
宿らせつつあった。そんな彼女が思いもよらぬ奥州の動乱に巻き込まれ、周囲には野心家の最上義光、
合戦の天才である上杉謙信が派遣した俊才・直江兼続などの油断のならない人物たちが続々と
現れる。梵天丸は小姓の片倉小十郎やいとこの伊達成実、妹の愛姫たちと協力して、
この難局を切り抜けられるのか?そして、そこから彼女がつかみとるものとは何か?

●奥州の覇者、邪気眼竜政宗参上!?

「うにゃあああ?無理だ、お化け怖い、南蛮ベッドの上でおもらしする!」
「お屋敷を南蛮お化け屋敷に改造したのは、姫じゃないですか〜」
「庭に建てた南蛮寺の魔方陣からおぞましい
低級魔族が飛び出してきたらどうするにょだっ、我はきっと立ったまま失神しておもらしするぞっ」
「もらせばいいじゃないですか」

シリーズ外伝。
米沢を治める戦国大名・伊達晴宗の子、梵天丸。天才的な頭脳を持ち母・義から幼い頃から
英才教育を受けていたのだが、自身の出生にまつわるコンプレックスを常に抱えていたのだった……。

シリーズ初の外伝。厨二病全開の梵天丸こと伊達政宗による、奥州制覇への道のりを描いた物語。激動の
戦国時代において、生まれが遅いハンデと自身の出生にまつわるコンプレックスが梵天丸にとって非常に大きな
問題であることがこの外伝を読むと分かります。ですがそんなことも厨二パワーでしっかり払拭してますねぇ!

――短評――

やはり本作でも史実を踏まえながらのオリジナル展開が実に“らしく”て面白かった。梵天丸を取り巻く
環境は決して安らげるような状況ではなく、出生のことからも身内からは白い目で見られたり母である義姫から
は愛するゆえに厳しく接し続けなければいけない、母と娘の関係が切なくてやるせないものを感じましたね。

けれど、自らの道――黙示録のびいすとと化して奥州制覇にハッタリ任せの合戦を仕向ける様が痛快でも
あった。梵天丸を支える小十郎と成実の二人の存在も大きかったですね。本編でも家族と仲間の愛情(友情)が
熱い作品ですが、この外伝では梵天丸の父・晴宗の包み込むような大きな大きな愛情に感動さえ覚えました。

怒涛の厨二パワーで奥州を治めて時代に“間に合った”梵天丸。いや、伊達政宗。彼女にとってはある
意味では恩人である良晴との再会はあるのか。そして、織田家とは今後どういった形で絡むことになるのか。

その辺も楽しみなとこですが…ついにあの大名が動き出すようです!うわぁ本編も早く読まねば。

【評価:★★★★】

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