屠られ日記!

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俺の妹がこんなに可愛いわけがない 12 (電撃文庫 ふ 8-17)
著者/伏見つかさ  イラスト/かんざきひろ

『――人生相談があるの』あれから色々なことがあった。
隠していたエロゲーが見つかって、バカにされるかもって怯えたこと。昔の兄貴の面影に、
思わず人生相談を切り出したこと。アイツは親身になって、大嫌いなあたしのために、
オタク友達を作ろうとしてくれたっけ。オフ会で孤立した時も、親友と絶交しちゃったときも、
留学先で落ち込んでいたときも、お父さんエロゲーを捨てられそうになったときもそう。
あいつはいつだって一生懸命、あたしを護ってくれていた。だから、今さら『なんで』なんて聞かない
でよね。人生相談から始まった、どこにでもいる兄妹の、ほんのちょっぴり特別な、物語。
ずっと隠し続けてきたあたしの秘密を、いま明かそうと思う。

●俺の妹が、やっぱりぜったいNo1

「こいつお兄ちゃん(主人公)を見くだしすぎだろ。イライラするなあ」
「そこがいいんじゃん!こーゆう高慢な娘がデレるところがいいんだって!」
力説する桐乃。高慢は娘がデレても、可愛いのは
その一瞬だけだって!こういうやつは、デレたところで基本的にはクソ女のままだから。
「あんた、なんか言いたそうだね?」  「いや、別に」

シリーズ第十二弾(完結)
妹・桐乃のオタク趣味を知ってしまったその兄・京介が、妹から持ちかけられる人生相談に振り回され
る兄の苦労物語。今回は京介と桐乃の兄妹仲が悪くなった原因にまつわる過去エピソードが明かされて……。

ハッピーエンドにもバッドエンドにも、はたまたトゥルーエンドにも、読んだ読者の捉えかたによって
感じ方は違ってくる最終巻になっていると思います。私の場合はこの結末はハッキリと『No』であると言い
きれます。いや、だめでしょ?だめですよ二次元でフィクションとはいえ兄妹エンドなんて終わり方はさぁ…。

個人的には『No!』な結末

ということで、恐れていた展開でありある意味では“そうなるであろう”と薄々は予感していましたが最終的に
京介が選んだのは実妹である桐乃でした。そこに至るまでに恋人候補の黒猫やあやせといった選択肢をふっきり
形としては恋愛模様に決着を付けた本作ではありますが、やはり到底納得のいく展開ではありませんでしたね。

メインヒロインの桐乃だけでなく、黒猫やあやせ。沙織や麻奈実といったサブヒロイン陣も確立した人気と
魅力のあるキャラクターたち。それこそ作者だったら誰が京介とくっ付いても面白く書けたと思うんです。でも
それをしなかった。妹エンドは最も難しい落としどころに見えて、一番安易な形に“逃げた”ように見えた。

麻奈美の存在が残念というかもったいないというか…

作品は作者のものなのは当たり前のことですが、京介…というか、最後まで作者が“桐乃に甘かった”
ように思えました。ラスボス(?)としての役目を全うできなかった麻奈実はただのおばあちゃんだったとしか
思えないようなぞんざいな扱いだったのは悲しかったですね。実の妹のことは家族ではなく異性として

好きなのに長年の付き合いの幼馴染みは結局ただのおばあちゃんだった。そういうことですよ。あー悲しい。
ただ、作者もこの結末は賛否があることを覚悟の上でしょうし、『俺妹』シリーズは間違いなく面白い
作品として、ここまで読んできて満足しているし、作者様には面白い作品をありがとうございましたと言いたい。

まぁ、でも中途半端というかもやもやが残る兄妹の関係で終わったというのがねぇ。そのときだけ楽しければ
それでいい、という感じで事の重要性をまったく理解していないバカ兄妹に思えてしまう。今後もこの二人は
付かず離れずで依存し合うのだろう。大体は麻奈実が代弁していたが兄妹でそういうのはやっぱり気持ち悪い。

【評価:★★】

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