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書庫山歩記

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6月の第1週、いい季節になってきました。ちょうど休日出勤の代休があったので3連休として遠征にでかけてきました。直前まで予定が立たなかったので東北管内が精いっぱいでしたが、天気に恵まれたこともあり実り多き遠征となりました♪

まずは初日、福島県は吾妻連峰の東側あたりを周遊することにし現地に向かいます。
吾妻連峰と言えば百名山に選定されている西吾妻山は以前登っています。
対して東側は5年前に、出発からわずかに数百メートル進んだ地点で土砂降りに遭い敗退したという苦い思い出の地。今度こその想いは強く、天気予報と天気図を見る目にも力が入りました(笑

登山の拠点である浄土平には午前8時に到着。すでに多くの登山者で賑わっていました。天気は文句なしの快晴! 5年前の雪辱を晴らす時がやってきた!!
(…とはいえ、5年前も非常にいい天気からの急激な雨だったので油断はできませんが…)

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8時半に登山口を出発。ビジターセンターの周りに張り巡らされた木道を進み、そのまま登山道へと入っていきます。火山活動のため一切経山への直登コースは閉鎖されて久しいですが、未だに通行禁止の看板だけが立っています。すでに地形図からも道は消え、踏み跡もわからないくらいになっているのに。この看板がかえって道があったことを教えてしまっているような気もしますが、撤去した後に入り込む輩が居た場合、責任問題が云々などという問題があるのでしょうな。※筆者の妄想です

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最初に現れる分岐点は東吾妻山方面と一切経山方面を分けるY字路です。過去に我々が歩いたことがあるのはここまで(笑
まずは左へ向かい東吾妻山へ登ってきましょう。

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登山道はよく整備されています。幅の広い木道などできっちり整えられており、ちょっと過剰なんじゃないかと思うほど。ただ、このあたりは観光気分で登ってくる人も多そうなのでそれくらいでちょうどいいのかもしれません。八幡平なんかもそうですが、駐車場から気軽に入ってこれる場所は迎え入れる側も色々気を使いますね。

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突然、シュゴー!という音が響き渡ります。一切経山の山肌から噴気が盛んに上がっているのが見えました。以前はあまり気にしなかったのですが、御嶽山や草津白根で登山者などが噴火に巻き込まれる事故が相次いだので、最近は「もし、今噴火したら」と考えずにはおれません。実際、噴火されたらできることは限られているのですが…。

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ミネザクラが道に彩りを添えていました。たまに残雪が道を覆っていたりもします。
そうかと思えばチングルマが花を咲かせていたり…。冬の名残と春と初夏と…いろんな季節が入り混じっています。そしてその背景には文句のつけようのない青空。最高ですね。

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二つ目の分岐ですが、ここを右に向かうと直で鎌沼へ向かいます。
東吾妻山に登らないのであれば沼の岸を散歩しながら一切経山へのショートカットとなります。軽装のハイカーはここを右に行く人が多かったですね。

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我々は東吾妻山へ向かうべく人の少ない左側へ進みます。二段になった不思議な形の木道が整備されていました。たぶんこんな形の木道は初めて見る気がします。
どんな利点があってこの形になったんでしょう?

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左手にはなだらかな山容の東吾妻山が寄り添ってきます。
一見すると夏の装いですが、よく見ると木々の間に白いものがチラホラ。
山頂下の斜面にかなり大きく残雪が残っているような?

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三番目の分岐は山の分岐では珍しい十字路になってました。どうやらここは姥ヶ原というらしいのですが、その由来などについてはわかりません。なにか物語を秘めていそうな地名ではあるのですが…。
東吾妻山は左方向です。

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分岐から東吾妻山への道に入った途端、整備レベルが急落(笑
登山道上をちょろちょろと水が流れるいやんな感じになってしまいました。
でもまぁ、ここまでが整備過剰だったくらいなので、本来の山道かなとは思います。

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前言撤回…。これはダメなヤツだ(笑
晴れているのに、こんなにジャバジャバ水が流れてくるのは、きっと上部に残雪がたっぷり残っているんだろうなぁ。

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案の定、中腹より上にはかなりの残雪があり道を覆っていました。いや、覆っているというか溶け残っているというか、なんだか微妙な状態です。端の方からバキバキ割れて非常に歩きにくいことに…。

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狭い場所で中途半端に雪があると大変ですね。足元ばかりに気を取られていると、木の枝に頭ぶつけたりとろくなことがありません…。

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残雪帯を過ぎたら過ぎたで今度は藪!?
まさかの藪漕ぎかと思ったのですが実はコレ、登山道両脇の笹が雪から解放されて今まさに起き上がろうとしているところ。なのでちゃんと道はついています。良かった良かった。ただねぇ、この起き上がりかけっていうのがミソで、笹の葉がたっぷり泥を着けているんですよね。そこを割って通るもんだから一足ごとに土ぼこりが舞い上がり、パンツと言わずザックと言わず泥だらけに…。

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山頂で出会った若者たちはこの残雪と泥のミックスにかなり辟易したようで
「アレ、上級コースだろ!やばかったわぁ!新品のザックがドロドロだ、くそぉ」
と悪態をついておりました(笑
上級コースかどうかはさておき、気持ちはわかります(笑

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その泥地獄を通過すると思いがけずぽっかりと広い空間に出ました。途中までの様子から樹林帯の中の地味な山頂なのかなと思っていたのでこの展開は少し意外。シャクナゲやミネズオウが我々を出迎えてくれました。なに、この地獄から天国的な展開。

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東吾妻山の山頂に到着!驚くほど近くに磐梯山が見え、その前後に猪苗代湖・裏磐梯の湖沼が連なり印象的な景色を見せています。正直、こんなに景色が良いとは思いませんでした。

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百名山に選定されている西吾妻山に比べて地味な印象でしたが、どうしてどうして、むしろ眺望はこちらに軍配が上がるのではないでしょうか?
っていうか、西吾妻山は山頂は樹林帯に囲まれた地味なものですしね。

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その西吾妻山ですが、今日これから向かう一切経山から稜線を連ねているのが見て取れます。ここの縦走路もいつか歩いてみたいなぁとは思うものの、自家用車登山ではなかなか難しいですかね。登山より車の回収に手間取りそう(笑

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一切経山編へつづく

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