あらなみの相場技術研究所

重ぉーいブログの中、遠路はるばるおこしいただき本当にありがとうござます m(_ _)m

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失敗談を書くことによって、気がついてもらいたい・・それは、繰り返しになりますが、人というのは、ともすると独善的になりがちです。自分がこうと思ったことこそが全てで、他は間違いである、そう思い込んでしまうことがよくある、ということです。

私が回り道をしていたことも、当時は全て、これが勝てる方法である、そう思いこんでいたわけです。

今、一度振り返ってみてもらいたいのは、

「今、自分が勝てる、と思ってやっていることは、もしかしたら間違いではないだろうか。」

「今、もう1つ勝ちきれていないのは、下手だとか、努力が足りないということではなくて、やっていることそのものが間違いではないだろうか。」

ということです。

林輝太郎氏の本には、「正しいレールに乗る」という表現がしばしば出てきます。
儲けるための投資の勉強、上達のステップというのは、最初に書いたように、本当に無数のルートが存在します。(逆張りしかない、という人もいますが・・)
しかし、それと並行して山頂にはたどり着けないルートもそれ以上に存在するのです。
そのルートに乗ってしまうと、正しくないレールに乗って、無駄な努力を続ける、ということになってしまいます。
さらに問題なのは、この正しくないルートほど、きらびやかで華やいで見えるものなので、ついついそのレールに乗ってしまうのです。
私は、この正しくないレールに何度も何度も乗ってしまったために、本当に時間と労力を無駄に過ごしてしまいました。
これを他山の石にしていただければと思うところです。
正しいレールに乗って、正しい努力さえ続ければ、誰にでも、山頂に到達できるはずです。
上達の道筋こそノウハウというのはそういうことです。

よく、相場のセンスが必要とか、天性のものが必要とか、デイトレをやるには、本能的な相場師としての感性が大切、とか言いますが、もし、そういうものが必要なのなら、私は未だにサラリーマンでしょう。
私自身は、相場観もありませんし、本質的には付和雷同する一大衆です。
いつも高値になったら上がりそうに思えるし、暴落したら売りかなあ、と思うヘタレです。まさに大衆投資家とは自分のことか、と思うところです。
また、よく相場の上手い人は、将棋や麻雀などの勝負事に強い、と書かれているのを見ますが、私は、将棋、オセロは下手ですし、麻雀は、子供にも負けます。

私が人に自慢できるとすれば、(何度叩かれても)諦めないで頑張れる、とか、夢中で熱中できる、とか、そういうところだろうと思います。

しかし、幾ら努力しても、努力の方向が間違っていたら、頂上にはたどり着けないのです。



では、どうやって「正しいレール」に乗ればいいのか。

当時、私は、自分で考えて考えて、死ぬほど考えて、努力して、そして・・・相場の無間地獄に嵌っていました。

もはや自力では脱出困難な状態だったのです。

ここで、ちょっとだけ回り道ですが、人類の進歩の歴史というのは、全ては先人の辿った足取りを踏襲するところから始まっています。生まれたての赤ん坊は、生まれたところから、成人になるまで、人類の歴史が辿った進化の歴史を「勉強」という形でプログラムしてもらい、一人前になるのです。

もし、赤ん坊が、この進化の歴史のプログラム無しに「自分で考えて」成人としてやっていけるようになるか、というと、これはありえないことです。人に教えてもらわないと、言葉一つ喋ることは不可能です。

この連載の最初に、ピアノの上達には、上達のノウハウ、技術の習得に関する練習ノウハウが確立されている、と書きました。

しかし、一方で、相場においては、無数のまがい物のレールがあり、正しいレールを見分けることが非常に困難なのです。果たして、その正しいレールはどうすれば見分けることができるのか。

登ったことがないのですから、自分で判断するのは非常に困難でしょう。結局、何度も行ったり来たりの繰り返しになってしまいます。

しかし、既にその正しいレールで頂上に立った人ならどうなのでしょう。自分の登ったルートは正しいということを知っているのは明らかです。

つまり、既に頂上にいる人からルートを教えてもらう、ということが必要になる、ということで、当時の私がそうでした。誰かに助けてもらわないと、どうにもならない状態でした。
投資で成功した人、相場で利益を得られるようになった人が辿った道を教えてもらう、ということです。

しかし、一方で、世間では、相場で利益を得ている、と言いながら、ウソやまがい物が満ち溢れています。何が本当で何が本当でないのか、選別は非常に困難を極めるのが現状でしょう。

また、相場のノウハウというのは、一子相伝的色合いが濃いものです。なぜなら、相場そのものが金の奪い合いである以上、相場のノウハウが広まることは、そのノウハウの死に直結するものだからであり、ここが相場の正しいレールを隠す要因になっているのだと思います。

ライバルとなるプロの投資家は一人でも少ない方がいいわけで、一方で、カモになってくれる大衆投資家は幾らいても多すぎるということはないのです。



さて、前々回、「短期売買に興味を持った私は、当時、株では手数料が抜けないので、商品先物に傾倒していくことになります。これが幸いしたのでした」と書きました。

これが、どういう意味かというと、たまたま、先物取引会社の店頭で受け渡しをしに行った合間に読んだ「先物雑誌」という本の中のある人物の書いた記事を読んだ瞬間に、衝撃が走ったのです。

本当にびっくりしました。その記事の内容に、私は、本物中の本物のにおいを嗅ぎ取ったのでした。

私は、すぐにその連載のバックナンバーのコピーを頼んで、必死で読みました。震えが来るような内容、というのはこのことだったと思います。書いてあること全てが「目から鱗」でした。それまでの私の10年間がその連載だけで全て吹き飛んでしまいました。

野川徹氏・・・の書いたものでした。

「あなたは株のプロになれる」の立花氏も、どんなに努力しても儲けることができずに、地獄をさまよっているときに、ある商品先物会社のおじいさんとの衝撃的な出会いを果たします。ここで相場の技術ということを教えてもらい、不覚にも涙がでて、そして一週間は放心状態だった、と書いておられますが、私が野川氏の記事を読んだときもそのような状態でした。
頭が真っ白になり、呆然としていました。

それまで自分が考えていた「相場」というものの理解が全く不十分だった、ということが一瞬にしてわかりました。まるで相場を理解していない自分をいやというほど見せ付けられた瞬間でした。傷口に塩をずりずりとすり込むように自分の無知を思い知らされたのです。

それまでは、相当自分は勉強家だと自負していたのですが・・・

当時、野川氏は、私の1歳年上、新進気鋭の相場師で、商品先物業界では、もうかなり名の知られた人物でした。
野川氏が本物かどうか、それは、書いてある内容が全てを物語っていました。
何とか氏と接触できないものか、そう考えていると、渡りに船というのはこのことですが、野川氏が「相場師養成講座」を立ち上げる、というので、慌てて参加しました。

あの時、商品先物会社に行かなければ、何気なく雑誌を手に取らなければ、まだ、悶々とした日々を続けていたのでしょう。

こういう人生を左右する出会いというのは、人の一生に何度かあるものです。
私は、野川氏によって、正しいレールに、それも最短距離の特急列車に強制的に乗せられることになったのです。

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へえ〜。おもしろい話ですねえ。私はどうでしょうね? 私はJP法研究会でノウハウを学び、そして、それを自分なりにアレンジして、相場のやり方を考えていきました。林氏は後藤氏がいつも話ししていましたので、読みました。入りと出ができるようになったのですが、マネーマネージメントへの目配りができないので、いろいろ辛い目に遭いました。

2008/4/9(水) 午後 7:46 [ - ] 返信する

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まあ、リスク管理ですね。私はまだオシレータかトレンド系か、わかりませんが、JP法のソフトを使っています。一子相伝で、笑、長男にすべてを伝えたところです。しかし、リスク管理とか、マネーマネージメントとか、そういった自分ではわからないことは、ついに伝えられなくて終わりました。頂上にいるひとに習えばよかったのですが、それが誰だか、わからなかったのです。

2008/4/9(水) 午後 7:49 [ - ] 返信する

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私も商材とかには、胡散臭さを感じます。JP法のプログラマーの眼氏にさえ、どういうやり方か、話していません。自分たちと同じことをするものがいたら、それで自分たちの首を絞めると思っているからです。ですから、ノウハウを売るとか、サイン配信とかには、興味はあるものの冷ややかです。

2008/4/9(水) 午後 7:51 [ - ] 返信する

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私は英語教師でしたので、英語で学んだ、幹と枝葉、部分と全体など、そういう哲学的な思考で、相場に立ち向かおうとしました。まあ、これから、長男の代理として、トレードアイランドで、自分たちがどの程度のものか、笑、1年くらいやってみようかと思っています。去年からいっていましたが、相場がその形にならないので、まだスタートが切れていないのです。

2008/4/9(水) 午後 7:53 [ - ] 返信する

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まあ、身にしみる内容ですね。しかし、こちらはついぞわからないことだらけです。ただもう限界に達してるのは事実ですし、もうこれ以上の進歩はない、つまり、停滞してしまっていますし、それならば、それで戦うしかないと腹をくくったしだいです。

2008/4/9(水) 午後 7:55 [ - ] 返信する

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相場の理解・・

いったいどのような事を指しておられるのでしょうか・

2008/4/9(水) 午後 8:55 [ スコット ] 返信する

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lets510777さん、多くの書き込み読ませていただきました。ありがとうございます。
相場のノウハウというのは、本来一子相伝ですよね。私も何のためにこういうこと書いてるんだか・・・
システムの人とは、ちょっと道が違うので、登り方、考え方が違うのは当然だと思いますが、ご参考になるところをつまみ食いしていただければと思います。

2008/4/10(木) 午後 3:31 あらなみ 返信する

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scott_awr さん、こんにちわ。
相場の理解の件、次に書きます。
今回の連載については、トレードノウハウというより、上達の方法論について言及していますので、もしかしたら欲求不満のところがあるとは思います。
何が役に立って、何が役に立たないのか、どうすればよくて、どうすればうまくいかないのか、この「上達のプロセス」これも立派な情報だと思っているので、こう書いているところです。

2008/4/10(木) 午後 3:36 あらなみ 返信する

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≫こういう人生を左右する出会いというのは、人の一生に何度かあるものです。≫
私にとってはあらなみさんのブログとの出会いがそのことに当たるのかも知れません。おくあんさんもあらなみさんのブログを通して知りましたし。

2009/8/22(土) 午後 10:51 masao 返信する

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masaoさん、古い記事のコメント全て読んでおります。
色々とありがとうございます。
このプロセスの記事を擬似体験していただいて、そこから自分がする必要が無い回り道を省いていただければと思っています。

2009/8/23(日) 午後 6:33 あらなみ 返信する

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