あらなみの相場技術研究所

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今回の下げで、私は、ある放送を待っていました。

そのある放送とは・・・

NHKスペシャル、です。

何故なのか、過去から、このNHKスペシャルが放送されると、相場は転換点を迎える、という脅威の逆張り指標となっているのです。

土地バブルが沸騰していた時、NHKスペシャルで、「土地を考える」が3時間スペシャルで放送されました。
ここで印象的な話題で今でも覚えているのが「このまま土地が上がり続けると、もう日本には誰も住めなくなる」という議論がまことしやかに、そして本気で議論されていました。

誰も住めなくなるほどの値段が、本当に実現するのか・・・そう、冷静に考えると、それは、誰も買えない値段なのだから、そんなことありえない価格なんですが、バブルが沸騰しているときには、そういう冷静な判断が誰もできなくなるのです。

当時、私の知人の多くが、これ以上値段が上がったら大変だ、と考え、マンションや一戸建てを慌てて買っていました。サラリーマンが買えるものですから、もう超不便、通勤に1時間以上なんて普通、とういう感じです。

しかし、このNHKスペシャルを頂点に、昭和の土地バブルは崩壊しました。


次に、NHKスペシャルで覚えているのが、「穀物高騰」という放送で、当時、米国の不作と同時に中国の買い付けで、穀物相場が大暴騰していました。
米国の農家にレポートして、トウモロコシが1粒もないサイロを写して、さらに干ばつで、土地がカラカラになって、農家の人が呆然としている様子を大写ししていました。

「このままでは、地球上から穀物がなくなってしまう」と、これでもかこれでもか、と印象付ける内容でした。

しかし、この日を境に、穀物相場は、暴落したのです。


10月11日、ついに待ちに待ったNHKスペシャルが放送されました。
題して「アメリカ発世界金融危機」です。

冒頭に国谷キャスターが言います。「今、世界経済は、大恐慌以来の深刻な金融危機に直面しています。」
1929年の大恐慌時の映像、NY証券取引所で青くなっているトレーダーの姿、次々に危機に陥る米国金融機関などが、次々に映し出されます。

世界のアメリカ依存型成長モデルの崩壊、アメリカの住宅バブル崩壊の現状がこれでもか、これでもか、と映し出されます。

もう株価は、紙くずとなるのか・・・株価はなくなるのか。

さて、ここを境に市場は反転するのでしょうか。とりあえずは、NHKスペシャルに敬意?を評して反転しましたが・・・


さて、何故、NHKスペシャルは、相場の反転の契機となるのでしょうか?

私は、こう思います。

NHKスペシャルが放送されるほどの状況というのは、相当その状況が悪化し、それまで楽観視していた人や、関係ないと思っていた人たちまでに影響が出てきているタイミングです。

これまで、逆張りしてた人ももう諦めて降参し、総投げとなり、上昇相場なら、パニック買いとなります。

悪者の投資家が困っているだけで、一般大衆には、関係ない、という段階から、やっと全国的問題に格上げされた段階、それがNHKスペシャルなんでしょう。

皆が悪化した状況を共通認識し、固唾を呑んで、危機を見守っている、そういう状況です。

どれだけ深刻なのか、それが番組を通じて、やっと全国民の共通認識となる。

「これはバブルに踊ったアメリカの問題であって、日本は関係ない。アメリカ依存ではなく、新興国との貿易が大きくなっているのだから大丈夫。株は過剰反応しているが、日本の経済のファンダメンタルは底堅い。」

これは、相場が崩れ始めたときのいつもの政府関係者のコメントです。今回も例によって全く同じで、いつもながら、呆れる脳天気です。
確かに政府首脳ですから、アナウンスメント効果を期待して、ということもあるのかと思います。しかし、病気になっている人に、大丈夫、大丈夫、というだけで治療しない方が、より重体になるのではと私は思うのです。

さて、政府関係者もこのNHKスペシャルを見ているのでしょうか。
「これは大変なことになっている、何かしなくてはいけない。」
ようやく政府も動き出します。

やっと状況を把握し、それまで楽観的で能天気なことばかり言ってきた政府もようやく思い腰を上げる絶好のタイミングとなるようなのです。

総理、日銀総裁、見てますか?

そういう絶妙なタイミングが、NHKスペシャルなのです。

今回も、昨年8月のパリバショックから始まって、今年9月のリーマンショック、しかし、その時に本当に危機だと認識できていた人は、わずかだったんでしょう。

そして、今回の暴落・・・ついにNHKスペシャルの発動!!

目先的には、反転しています。

今回は、80年ぶりの世界金融危機ですから、そう単純なものではないのかもしれませんが・・・

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こんばんは。

ニュースのこういった見方は面白いですね。
逆指標としての当たる確率は明らかに50%を超えている気がします。
私はあまのじゃくなので迷っているときや悩んでいるときに、自分とは逆のニュースやコメントがあると逆に勇気づけられたりします。
「よし、まだ自分の考え方は多数派じゃなく独自性があるぞ。」と思うわけです。
こういう反応はおかしいんですかね。
他の人はニュースを見てどう思うんでしょう?

2008/10/16(木) 午前 0:21 [ サーモン ]

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初めまして、、、

生番組を観れなくて、録画を観ました。
いずれにしてもアングロサクソンのモデルは崩れて、
前にマレーシアのマハティール首相が米国を批判してたが、
アジア的価値観が見直され求められるとも思う。

金融ディーラーがとてつもない報酬を得る「人間の慾が慾を生む連鎖」が今の危機を招いたとも、、、

2008/10/16(木) 午後 5:35 [ kimsugi ]

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ビットウィーンさん、こんにちは。

ビットウィーンさんの反応は、相場人として、とても大切なニュースの見方だと思います。
多くの人は、ニュースコメンテイターを受け売りし、あたかも自分の意見のように思っているだけです。
翌朝に、ミニ古館さんが大量発生、という笑える話が町のあちこちで起こります。
大衆意見は、こうやって生まれるのでしょう。
この大衆から離れないと、相場で利益を出すことは、困難だと思います。

2008/10/17(金) 午前 6:50 あらなみ

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kimsugiさん、はじめまして。
今週末にも、株価の急落を受けて、また他局でもスペシャル番組が組まれるかもしれません。
番組に思うのは、もう少し、突っ込んで取材して欲しいものだということです。
特に、民放の番組は、制作費が少ないのか、使いまわしの映像とパニックを煽ろうとするコメントを並べるだけのものが多く、内容が薄い印象をうけます。

2008/10/17(金) 午前 7:02 あらなみ

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