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相場山の登山口には、大勢の投資家が山を登ろうとひしめき合っていますね。
凄い数ですね。
1000万口座とも言われている投資家数ですから、半端な数ではありません。
ガイドさんを装った証券業者や地図業者のチャート屋さんなど。
ある業者さんは、「秘密の近道あるよ!!」と呼びかけているではないですか。
投資家のみなさん、軽装ですね。
運動靴にお弁当、子供連れですか。
短パンにTシャツですか。
ここは、相場山であって生駒山、高尾山ではないんですが、知らないんですか。
山頂付近は厳しい天候だと知っている人はほとんどいないんでしょうね。
下から見ていたらわかんないんでしょうね。雲に隠れて見えないですから。
おやつは・・・あたりまえだのクラッカーはほとんどの人、持っていないですねぇ!!
安易に考えているので、すぐに山頂に着けると思っているのですね。
だから、相場山登頂のための練習なんて面倒なことは誰もしようとはしない。いきなり本番ですね。自信があるんですね。
体鍛えてからでも、高尾山で練習積んでからでも遅くないですよ。誰も聞きませんね。
相場山の山腹には、実は、盗賊が機関銃などを持って、潜んでいるというのに、みなさん、その軽装で、本当に大丈夫なんですか!!
山賊は、ヘッジファンドというグループに属していて、登山者を次から次へ身ぐるみ剥いでいるという噂なんですが・・・他人事なんですね。
自分だけは特別、ですか。
俺だけは、そんな山賊などから襲われることなどない!!
えぇっ・・・俺だけは登れる自信がある、ですか。
その自信、どこから来るんでしょうか。
えぇっ・・・そんな山賊の存在を知らない、ですか。
素晴らしい。
この山の恐ろしさを知らない、無知なるがゆえの無意味な自信をみなさん持っておられる。凄い。
心配になってきます。
おっと、業者さんとお話しているあなた!!
その業者さんは、登山のシェルパではなくて、登山グッズを売りつけようとしているだけの証券業者じゃないですか!!
オマケに、その登山グッズは、張りぼてで、1時間も歩くと、ボロボロになってしまって使えなくなりますよ!!
大手業者だから安心だと思ってるんですね。ご愁傷さまです。
おっと、大勢の人がたかっていますね。なんですか、その登山グッズは!!
「グローバル素部鈴」変な風鈴ですね。
えぇっ、大勢が買っているから、必要なグッズだろう、ということですね。
大手業者さんが薦めるから・・・そうですか。
その風鈴、定価の半分以上は、業者さんの儲けになっているって、知らないんですか。ボッタクリなんですよ。
リスクだけは全て投資家へ、利益は折半、凄い業者さんのための商品ですね。
相場山の掟、知らないんですか。
相場山の掟は、俗世間とは違いますよ。
多数決ではなく、少数決なんですが・・・そんなの聞いたことないって、そうですか。
さて・・中継は、下山口に回ります。
あれっ、あれだけ登山口に人がひしめきあっていたというのに、下山口にはほとんど人影がまばらですね。
一人降りてきたようです。担架に乗せられていますね。
包帯が巻かれています。痛々しいです。包帯には何かかかれていますね。
強制ロスカット印の包帯ですか。
おっと、業者さんがご遺体を運んでいます。一人また一人。痛々しい限りです。
ご遺体の手には、同じ地図を持っている人が多いですね。何の地図なんでしょうか。ちょっと地図を見てみますね。
「ナンピン印の登山ガイド。あなたもこれで名登山者!!」
ですか。間違った地図を持って、樹海の森をさ迷ったあげく、自爆した人たちですね。お気の毒としかいいようがないですね。
正しい地図だと思い込んでいるのですから、その地図どおり頑張って登山されたんですね。
地図が間違っている、なんて思わないですよね。普通は。
でも、その地図の端の方の注意書き、みなさん見逃していますね。小さかったからわからなかったですか。
「山賊がおらず、天候が晴ればかりの昔はこの道でもよかった。」
確かに問題なかったですね。昔は。
あっ、誰かおりてきました。凄い装備ですね。ジープには登山者から奪い取ったと思われる装備や財布など満載です。
装備の違いで、彼らは登山者から金を巻き上げてるんですね。
やっぱりだ、ヘッジファンド印の盗賊集団です。
あっちでは、ヘリで輸送していますね。投資銀行印のヘリです。
彼らにとっては、軽装で登ってくる一般登山者など、赤子の手をひねるようなものなんですね。
ちょっと、盗賊の頭にインタビューしてみましょう。
一般の登山者についてどう思いますか?
「一般の登山者はこの山の掟を何一つ理解しちゃいねえ。この山では、他人の持ち物を取るか取られるかの勝負をしているんだ。誰かが身ぐるみはがされるからこそ、俺たちがこれだけの装備を維持して資金を維持し、生活ができているんだ。俺たちが生きていくのに1000人、1万人の登山者の生き血が必要なんだ。大勢が損をしてくれるからこそ、俺たちの今日の糧ができるんだ。」
相場山のルールってなんなんでしょうか?
「このゲームは取るか取られるかのゲームなんだ。取られるやつがいるから取る俺たちがいる。そのことを一般登山者は、全くわかっちゃいないんだ。このゲームは、ポーカーなんだ。他の大勢の負けを勝ったやつが全て全部総取りするんだ。相手のあるゲームなんだ。」
では、その勝負に勝つためにはなにをすればいいんでしょうか?
「そんなこと言えるわけないだろう。誰が命の次に大切な金のやりとりをする対戦相手に花を持たせるんだ!!でも、ちょっとだけヒントを言っておこう。
取るためには、相手以上に重装備をする。自分の手の内は絶対に明かさない。相手の手の内を読んで、その逆を演出する。当然のことだ。あたりまえだのクラッカーだ。」
最後に一言ありますか?
「相場は簡単だよ。すぐに儲かるよ。安易な金儲けの手段さ。軽装で大丈夫。Tシャツで十分。そう思っておいて欲しい。特に金持ち大歓迎さ!!そして、相場山にどんどんと登ってきてくれ。地図なんか見るな。感覚を信じろ。」
我々取材班は、盗賊の頭の最後の言葉が非常に気になって、その後、盗賊の取材を続けました。そして、匿名を条件に元盗賊の一人にインタビューすることに成功したのです。
盗賊の頭の「相場は簡単だよ。」という言葉はどういう意味なんでしょう?
「そりゃ簡単さ。もし、一般登山者が重装備だったら、俺たちはそこから奪い取るのに苦労するだろ。
カモはカモでなければいけないんだ。
一般大衆は、絶対に儲かってはいけないんだ。
あくまでも安易なお金儲けの手段として山に登って欲しいんだ。
特にお金持ちにはそうして欲しい。
太ったカモは最も美味しいご馳走なのさ。
太ったカモは、自分が太っているということだけで、自分がライオンになったと勘違いしている。
それでいい。その勘違いがいいんだ。
だがはっきり言おう、お前はいくら太ってもカモに違いはないんだ。
カモが来ないと俺たちは食ってはいけない。
俺たちだけでは、ライオンの食い合いになってしまうんだ。
トムソンガゼルやシマウマがどうしてもいないと、おれたち肉食は、飢え死にしてしまうんだ。
餌がなければ死ぬしかないんだ。
トムソンガゼルが肉食になってはいけないんだ。
常に餌としての役割を担ってもらわないと俺たちが困るんだ。」
地図なんか見るな。感覚を信じろ。というところなんですが、何故こういう発言が出たんでしょうか?
「トムソンガゼルが群れで行動するから、チャンスが見えるんだ。
そこでパニックになって一斉に走り出すから、パターンが読めるんだ。
みんなが感覚で売買するから、つまり恐怖と欲望で売買するからこそ、綺麗なチャートパターンが発生するんだ。
もし、多くが冷静にチャートをみて売買すれば、そこにエッジなど生まれない。従って、俺たちも食ってはいけないんだ。」
もう少し具体的に教えてもらえますか?
「俺たちが買う、相場が上がる。そしてそこで利食いするためには、パニックになって大衆が買ってくれないと売り抜けることができない。そういうことさ。
相場を動かすことなど簡単なことさ。
買えば上がる、売れば下がる。
でも、それを売り抜けることは至難の業なんだ。
そこで受けてくれる大衆がどうしても必要なんだ。
追い込み漁の漁師のようなものさ。
仕掛けを作って、魚を如何に追い込むか。いくら仕掛けても魚が入ってくれなかったらだめ。
如何にしたら大衆が受けてくれるのか、そればかりを盗賊は考えているのさ。はははは。」
最後に一言ありますか?
「俺たちはアシカとして魚の群れを追いかける。しかし、俺たちとてちょっと油断するとシャチに食われたしまうんだ。
日々弱肉強食の自然界の掟が相場の掟そのもの。
生まれたてのトムソンガゼルの赤ちゃん、そんな赤ちゃんにも何のハンデもない。俺たちは容赦しねえんだ。
弱いものは一瞬にして食われるサバンナの掟=相場の掟、そのことをだけは忘れないで欲しいんだ。」
食うか食われるか、厳しい相場山の現地レポートでした。
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「ナンピン印の登山ガイド。あなたもこれで名登山者!!」
には笑っちゃいました。
分かりやすく愉快で、ツボを押さえた記事ですね。 (^O^)
2009/6/6(土) 午後 1:31 [ ミヤマ ]
あッ・ あらなみさん・・・
もしかしてもしかして今回の軽装登山者のモデルは私ですか?プン!プン!
駄菓子菓子、下山口にはまだ運ばれておりません(まぁ時間の問題だけですけど)
盗賊に出会えば「死んだフリする」というアホな芸だけで山中で迷子になっています(笑
2009/6/6(土) 午後 2:55 [ トレイダ ]
こんばんは、わたしも何度か書いたのですが勝負事の本質はすべて共通ですね。負ける人のおかげで勝つ人がいるのですよね。
わたしはいざ自分のお金を動かす時には、プロの投資家、機関投資家よりもわたしの方が優位だと思わないと出て行きません。自分が専門の業界の会社についてはどんな投資のプロよりわたしの方が詳しいのですが、それでも投資はアマチュアなので投資の好機とわかることは滅多にありません。その少ないチャンスに自分としてはまとまったお金を投じるようにしています。それ以外はじっと見ております。
2009/6/6(土) 午後 9:03
こんばんは
先週末はかなり負けました。
感情のままに売買すると本当に負ける、もうビックリするくらい簡単に負けます。
上げ下げの確率50%だなんてそんなものではありません。
勝つのは本当に大変です。もう一歩を進むのでも大変。
それなのに負けるときはあまりに簡単です。
一生懸命昇って来たのに一瞬で転がり落ちます。
それでも負け方が以前よりは良くなっているのが救いです。
またこれでレベルアップできると思います。
勝ってレベルアップじゃなくて負けてレベルアップするところがドラクエとはエライ違いますね。
2009/6/6(土) 午後 11:04 [ サーモン ]
あらなみさん、おはようございます
・・・
えーと。
おやつは、500円以内だったな・・たしか。
バナナは・・・おやつだったかな?
ようし、お弁当は・・・持ったな。
ふふふ、これさえあれば、おれも頂上じゃん♪
>「ナンピン印の登山ガイド。あなたもこれで名登山者!!」
やったー♪
・・・
(遺言)
なんだー!
どうなってるんだ!
この登山ガイドは!
さんざん、どころじゃねえぐらい、さ迷ったあげく、
最後は、谷底に落っこちてしまったじゃねえか!
おまけに、1合目すら、いけなかったぞー!!
2009/6/7(日) 午前 4:27 [ oku*n* ]
ミヤマさん、評価ありがとうございます。
登山ガイドは、みんなが使うものですが、信じすぎると痛い目にあいます(笑)
2009/6/7(日) 午前 9:21
Benherさん、軽装登山者に身に覚えのある方は、みなさんモデルです(笑)
担架に乗って下山させられないように頑張りましょう。
2009/6/7(日) 午前 9:22
せいはくさん、お久しぶりです。
全てに軽装でいらっしゃる。モノに縛られない生活。いいんじゃないでしょうか。
包丁一本さらしにまいてぇーー、というかっこよさですね(笑)
2009/6/7(日) 午前 9:22
har*t*mo6さん、自分のエッジがどこにあるのかを真剣に考えておられるのですね。手ごわいぞ。ハリネズミのような防御体制で臨んでおられる。素晴らしいです。
2009/6/7(日) 午前 9:23
ビットウィーンさん、トレード人生色々あるものです。
勝つ日もあれば、負ける日もある。
ケセラセラァーー!!
経験値は、負けゲームでもポイントアップするところがこのゲームのいいところですね。
2009/6/7(日) 午前 9:23
おっおくあんさん、出たぁー!!
バナナはおやつではありません。
ナンピン印の登山ガイドで遭難。
一合目は、子供でも登れるというのに、何故なんだ!!
行方不明になって数年後、山中で、その存在が徐々に明らかになった・・・雪男としてゾンビのように蘇ったというあの伝説の男か!!
ナンピン印の登山ガイドの反対ばかりを登って成功したらしい、という伝説、果たしてその真実とは!!
2009/6/7(日) 午前 9:24
Benherさん、こんにちは。
エッジ入門読めば、山賊の手口が載っていますね。
みなさん、相場が取るか取られるかの戦場だということ。山賊がいること。あまり意識しておられない。
もちろん、私は相場が仕組まれている、という人為説には反対の立場ですが、それでも、やはり相手はいる。
目先の誘蛾灯を周到に準備して大衆を罠に嵌めるのは、短期売買ではクラッカーです(笑)
2009/6/7(日) 午前 11:48
あらなみさんこんにちは
「相場が仕組まれている」と感じていた疑問の答えが「エッジ入門」に明解に書いてありました。相場が(誰かの手で)支配できるなら、エッジが発生することもなく、最後は相場参加者が「そして、誰もいなくなった」(笑
になりますからね。
その意味でも良書です。
2009/6/7(日) 午後 2:54 [ トレイダ ]
Benherさん、おはようございます。
相手の手口が読めるということは、当然にその逆を仕掛けることを考えますよね。
昨今話題にのぼっていた東芝の大量空売りにしても、彼らが踏み上げるまで、マーケットは許さない状況となっていました。
これなどは典型でしょう。
2009/6/8(月) 午前 6:34
大変面白く読ませて頂きました。
地獄絵図を連想しました(笑)
相場山のイラストがあると、面白いですね。
誰か描いてくれる方がいると良いですね。
2016/9/27(火) 午後 0:20 [ 九州弾児↗ ]