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式はとどこおりなく進む。
フラワーシャワーで二人を祝福する。
披露宴の会場へ再びオープンカーで移動。
そのまえに恒例花嫁ブーケ争奪戦。
私も一応その中に加わる。
が、奪取意欲は、ない。
というより、ここまでDVカメラマンの役を仰せつかっているので
ブーケの行方を撮影しようと思った。
ブーケは3方向に別れ、
3人の妹の友人達が受け取った。
私ブーケもらうのこれで7回目なんだけど〜
なんて言う子もいた。
はやく効果のあるブーケに授かれたらいいね。
披露宴が始まった。
引き続きカメラをまわす役に徹する。
思えば、これまで出席した結婚式ではとんと
その食事を満足にとったことがない。
余興や、あいさつや、なにかしらお仕事をたのまれ
あんまり喉をとおらないことが多かった。
今回もカメラワークであんまり食べられないなあ、、。
上司や友達の挨拶で、知られていなかった妹の様子が伝えられる。
学校帰りにカラオケ寄り道の秘密をばらされていた。
父親は、
なんか最近歌がうまくなったよな〜とは
思っとったっちゃがやっぱりそうやったちゃね〜
とつぶやいていた。
楽しい余興が終わり、最後の方で妹が作成したDVDビデオが流された。
小さい頃のなつかしい写真が出て来た。
当然わたしの間抜け面もでていた。
よりによってそれ、出すかね〜。
私の顔は埴輪のものまねをしていた。
写真に載せたメッセージの中に
家族5人が一緒に暮らしたのはわずか10年だった
とあった。
そうなのだ、弟が生まれた後、私が高校に入学して下宿生活に
なるまでの10年だった。
そうか、、以外と長いようで短かったんだね、、。
しみじみ思い返していた。
最後に両親への花束贈呈。
父親の親しい知り合いは、この場面を撮影するために私にこういった。
おい、父親の涙をちゃんと撮影しておけよ。
あら、でもちゃんときれいに撮れるかな?
頭が光ってハゲーション(ハレーション)してるなあ。
逆光撮影しておけば大丈夫でしょ。
かくして、式は滞りなく、幕を閉じたのであった。
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