お医者さんの悩み

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

一医者の怒り

私たちが行う医療行為は、検査や注射などいろいろあるが

それぞれの行為に対し、患者さんがいくら支払うか、点数化した表がある。



たとえば、浣腸(これも医療行為なの!)は42点、であれば

実際はその10倍の420円となる。

これが、保険によって3割負担の方なら、

126円が、ふところからとられることになる。


今日、この点数表を調べていて愕然とした。


イレウスチューブ挿入という、時には一時間以上もかかって鼻から管をとおし

患者さんはゲエゲエいいながら、こちらは頑張ってとはげましながら

腸閉塞を治療し、奏功すればお腹をあけて手術しなくてすむという

素晴らしい処置が150点。

イコール1500円。

一方、10分ほどで終わる、ナイフで削るだけのウオノメとりが170点。

イコール1700円。


また、10秒でおわる肛門鏡検査が300点。

イコール3000円。


点数表を作る人は絶対医療現場を知らない人だ!間違いない!

手術場の看護婦さんってきれいな人多いよな〜

これは、ポリクリの時によく、術場でささやかれる男子学生の声である。



確かに、彼女達、仕事は真剣そのもので素敵だし、


実物もきれいなことが殆どである(といっておこう)。


が、その評価をプラス20%あげている必殺の武器がある。


それは


ディスポーザブルマスクである。


使い捨てのマスク。



薬局ではあんまり売っていないかもしれない、手術場で使うものである。

間違っても花粉症や風邪をひいたときに使用する、市販のものではない。

手術場のディスポでなければ効果が半減する。なぜかは分からない。

これで顔面の下半分を大きく覆って、目と眉毛、おでこが出た形になる。


これをつけると、あれれれ、


おめめうるうるきらきらちゃんに見えてしまうから不思議だ。


同様に、歯科衛生士さんや、アラブの女性なんかもひょっとしたら、と思う訳である。



逆に、歯科のドクターにイケメンが多いと言われる(自分で思ってるだけね)のも同じ事なのか。



医学部男子学生を騙したいと思っているそこのあなた、


ディスポーザブルマスクをつけて街を闊歩してみてください。





ちなみに私がディスポをするのは


オペ時と


にんにくの臭いがするときと


鼻水たらたらの時である。

看護婦さん(今は看護師ですが)の会話ではよく、

私、今日日勤だから夜はヒマなのよね〜

とか、

深夜明けだからウチ帰ったらバク睡しちゃうわ

とか、

昨日の準夜、急変で大変だったの〜

とか言う言葉が聞かれる。


つまり、彼女ら(彼ら)の勤務体型は

日勤帯(8:30-16:30)

準夜帯 (16:30-24:30)

深夜帯 (24:30-8:30)

に分かれる三交代制が基本である。

()内の時間帯はその病院によってまちまちだし、

この他にも早出だとか、遅出だとか、半ドンとか、いろいろある。

日勤で出勤したあと、深夜にも出勤することもあったりで

不規則極まりない。

この点では心と体の負担は相当なものと推察される。

いつも大変なのに、ありがと〜、っと頭の下がる思いである。



では、医者の勤務体系はどうか、というと


基本的に


交代はありえない。


のである。


一患者一主治医制をとらざるをえない大前提があれば、交代はできない。


(大病院では一患者複数主治医制をとることはあるが、ほとんど必ずメインの

主治医がいる)


一人の患者様を一番良く知る主治医との信頼関係や、治療方針などなど考えれば


主治医を三交代制にすることは現実難しいものがあるだろう。


まあ、それはそういうこととして。




つまり、今日の私は2/9(昨日)の朝出勤したあと、2/10の夜勤務を終えるまで


病院に軟禁されているわけである。


当直時間が終わったら、はいさよ〜なら〜ではないわけである。


当直が終わったら、どんなに疲れていても、笑顔でお客様、、


もとい、患者様の外来診療をするわけである。


ですから、夜中に緊急手術で汗だくになって風呂に入れないまま


外来診療してる先生がいても、先生におうじゃん、とか


あたまぼさぼさじゃん、とか思っても


やさしく見守ってあげてくださいね。


ちなみに昨日の私の当直は平和でした。


ちゃんとシャワーも浴びますた。

カルテの文字は

草書体、行書体ではなく

楷書体で書きましょう。


英語、ドイツ語に花文字はあっても

草書、行書はないはずです。



綺麗でなくてよい、

読めるように書け!

病に必死に耐え戦う患者。

それを支える夫ないしは妻、そして子供達。

彼らは代わる代わる交代で患者の容態を見守る。

私は部屋を訪れるたびに顔をあわせ、

容態の説明をしていく。

看病疲れ、しないように、休んでくださいね、、、。



治療効果もむなしく、患者がその命を終えようとする時

「とりまき」ははじめて病院を訪れ、取り乱す。

どうしてこんな状態になったんですか!?説明して下さい!

そうして患者のそばで、かわいそうかわいそうを連発する。


患者家族はじっと私の説明に聞き入り、

苦痛を和らげるためのモルヒネ投与を承諾する。

「とりまき」は騒ぎたて、抗がん剤を投与できないんですか、と質問する。



患者家族は臨終の時に、涙ながらにも

よく頑張った、と患者に声をかけ、

お世話になりました、と病院を後にし


「とりまき」はこの病院には

お世話になりたくないわ、と言って出て行く。


世の中、似たような事はどの現場でも

起こっているのだろう。


現場を見ていない人には現場は分からない。

厚生省の役人が間違った医療制度を作り出すのも無理はない。


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!
いまならもらえる!ウィスパーうすさら
薄いしモレを防ぐ尿ケアパッド
話題の新製品を10,000名様にプレゼント
いまならもらえる!ウィスパーWガード
薄いしモレを防ぐパンティライナー
話題の新製品を10,000名様にプレゼント

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事