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鑑賞記と言っても一言、「分からなかった」
‥かと言って、ストーリーは理解出来たんだが、やっぱりキリスト教の何たるかを知らねば、この大そうな鳴り物入りの話題の「名画」の意味が分からない。
旧約聖書も新約聖書すらもまともに読んだことのない儂(わし)には、単純にキリストの末裔が現在も存在する事を許さぬキリスト教会側が、血眼になって秘密を隠したり、その秘密を知る人間を刺客を持って抹殺してゆくほど明かされてはならぬ一大事という事にもピンと来なかった。多分、キリストは神であり、人間であってはならないのであろう。‥‥チコッと「万世一系の天皇家」が頭をよぎったものである。この国の幾度かのある時代において、天皇は神であり、その神の名の元に何百万の民が死んでいった。
「人間は神の道具であって、道具は人を殺す」‥記憶は定かでは無いが、そう言う意味の台詞が映画の中に出て来る。
1945年の時期に天皇は人間宣言をする。しかし、キリストは人間であり末裔が今の時代にも存在するとした映画「ダ・ヴィンチ・コード」を神を冒とくする邪悪なものとして、「キリスト教会」は世界の信者に「観てはならぬ」と布告した。
キリストを裏切ったユダの疑惑を雪ぐ様な真実が書かれた古文書が先般発見されたと、メディアが伝えた。時折しもレオナルド・ダ・ヴィンチが残した絵の秘密を映画にする時代。
真実が現実の中で明かされたとしたなら、そりゃあ、天と地がひっくり返る大騒ぎになるでありましょう。呑気にクリスマスにケーキ喰って、馬鹿騒ぎする極東の島国と世界のジプシーと蔑まれた西アジアの国にも変化が起こるのでしょう。
でも‥
やっぱり、この映画の「意味」が分からない。
それより、本日、浅田次郎の書いた「壬生義士伝」のクライマックスでタオルが要るほど大泣きした儂なのでありました。
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