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日曜日は国頭村にある、やんばる自然保護センターに見学に出かけました。
参考HP(http://www.okikosai.or.jp/kenkyusho/magazine/sima_25/sima25-17.pdf)
*このページはセンターのオフィシャルなHPではありません。
地図(http://map.yahoo.co.jp/pl?lat=26%2F43%2F32.739&lon=128%2F10%2F30.02&layer=1&sc=3&mode=map&size=s&pointer=on&p=&CE.x=395&CE.y=242)
ここでは沖縄本島北部で見られる自然風土や生物、地域の風習に至るまでが展示されており、一般の見学も受け付けています。
沖縄のやんばるには独自の発展を遂げた生物が数種います。
ヤンバルクイナ、ヤンバルテナガコガネなどはヤンバルの名前を持ち有名ですね。
他にも、生息数が少なくなってきて、今では比較的自然の残されたやんばるでしか観察できない生物なども多数いて、それらの生物のことをやんばる自然保護センターでは勉強することができます。
ここを見学して改めて思ったのは、人間の開発による自然破壊と、マングースやノネコなどによる被害の大きさでした。
自分は大学で生物学を勉強してきたのですが、自然界からある生き物のDNAが消滅するということのインパクトの大きさを考えると、正直、いてもたってもいられない気持ちになります。
一度消えてしまうと、もう二度と取り返しがつかないことになるのです。
余談ですが・・・・。
自然というのは、一定範囲の環境の中に多種多様な生物が生存することで成り立っています。
生態系という言葉は有名ですよね。
生態系というのは、多種多様な生物がお互いに食物連鎖などの影響を及ぼしあって自然が成り立つということを説明している言葉です。
例えば、農業の畑。
これは自然ではありません。
よく都会では「自然に還れ」というスローガンで農業を宣伝していますが、実は農業というのは人類が最初に行った大規模自然破壊です。
なぜなら、農業の畑というのは、一定面積に一種の生物(作物)だけを生育させる状況を作り出しています。
これは自然界では当然あり得ない姿です。
一定面積に、特定の生物だけが生育するという特異な状況は、その生物(作物)を選択的に捕食する生物の大発生を招きます。
平たく言えば「害虫」や「作物の病原菌」ですね。
害虫の大発生とは、農業が自然をゆがめたためにおきた、自然からの跳ね返り以外のなにものでもありません。
しかし、農業は人間が行ってきた反自然活動の中でも、もっとも自然に与えるインパクトが小さい部類なのかもしれません。
文明が発達する前の農業なんて、自然に与える影響は微々たるもので、自然の回復力の範囲の中で済んでいたと思います。
文明が発達してからは、特に産業革命以後、人間は自然の回復力を超えた勢いで自然を食い物にしてきました。
今の地球の状況は、あらゆる方面で、地球の貯蓄を食い潰して人間が生存しているようなものだと思います。
消費が再生産を上回っているので、太古の昔からの地球が蓄えてきたものを徐々に食い潰している状況だと思います。
この世からある生物が姿を消すということは、自然がその姿を不可逆的に変えてしまうということです。今後回復することのない変化を遂げてしまうということです。
それがどれほど恐ろしいことなのか、この世に生きている人間全員に深く理解してもらいたいものです。
話が大きくそれてしまいましたが、現在沖縄のやんばるでは、まさに危機的な状況が展開されています。
ヤンバルクイナはすでに1000頭を切っているだろうと言われています。
自分はやんばるの道を運転するときは、絶対にヤンバルクイナを轢かないように心の底から注意を刻み付けて運転したいと思います。
この文章を読んだ方にもぜひお願いしたいです。
もし、ヤンバルクイナを轢くことがあれば、それはヤンバルクイナの総数の千分の1という大きな数字になってしまうのです。
それとペットは絶対に捨てないこと。
ヤンバルで採取された猫の糞から多数のヤンバルクイナの骨が出てきているそうです。
猫だって、生きるためには必死で、捕まえやすいヤンバルクイナを狙うはずです。
そんな猫に罪はないはずです。
罪があるとすれば、猫をそんな状況に追いやった元の飼い主です。
西表島ではイリオモテヤマネコが、野良猫から猫AIDSを移されて大変なことになっているという話も聞きます。
こういう問題はみんなが心のどこかに留めておかなければいけない問題です。
どうか、頭の片隅にでも、今沖縄ではこんなことが起きているんだと覚えておいてください。
人間だって、生きていかなければならないのですから、農業を止める訳にはいきません。
肉を食うためには動物だって殺すし、魚だって捕まえます。
いまさら原始時代の狩猟採集生活に戻るなんて不可能です。
でも、せめて、今ある自然を大切にしようという気持ちは常に持って、余計な電気を使わないとか、車のスピードを落として野生の生き物を轢かないようにするとか心がけるだけでも、少しは将来が変わってくるのではないでしょうか。
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やんばるくいなってそんなに個体数すくないんですね(((゛◇゛)))いつもテレビとかで見るから意外にまだ見つけられる数はいると思ってた(ノд・。)それなのに交通事故とか多発するって悲しいですね
2006/8/29(火) 午前 9:40
ヤンバルクイナはどんどん数を減らしているそうです。地球の今の人口が約65億、それに照らし合わせてみると、ヤンバルクイナを1羽轢くと、6百50万の人口を殺したのと同じ換算になりますね。
2006/8/29(火) 午前 11:49
ヤンバルクイナ・・・飛べないって事が痛いですよね。。でも、やんばるの森も消えてきているから、大切にしないといけないですよね・・・。
2006/8/31(木) 午後 4:27
>はなさん。森が開発され消えていくのは悲しいですね。人間は自然に生かしてもらっているんだということを考えるべきだと思います。昔はヤンバルクイナが飛べなくても生きていけるくらい環境が良かったんでしょうね。なんとかそんな環境を残していきたいものです。
2006/9/6(水) 午後 1:29