悲喜もごもご

猫とうどんとラーメンと中央線とボブ・ディラン、そんな自由自在日記

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10月10日(日)

[本日の悲喜もごもご]
奈良・東大寺の特設ステージで
ボブ・ディランを観たのは1994年だった。
東京ニューフィルハーモニック管弦楽団を従え、
やけにヤツして、朗々と歌い上げていたなぁ
という記憶があり、小雨だけを覚えていた。
そのステージには、ジョニ・ミッチェルや
インエクセス、ライ・クーダー、喜納昌吉、
布袋寅泰、玉置浩二、レナード衛藤、
X-JAPAN、ロジャー・テイラーというような
ある意味バラバラなミュージシャンたちがいて、
アンコールで、ディランの定番お約束ソング
「アイ・シャル・ビー・リリースト」を大合唱
したこともかすかに頭の隅にこびりついていた。
で、今日、たまたまそのブートレグDVDを
手に入れたので、焼酎まなこで再生してみた。
すると、これがなかなか良いのである。
そのコンピレーションブートレグDVDには、
ハイドパークでのロン・ウッドとのライブや、
ストーンズのライブにディランが飛び入りして
一緒に「ライク・ア・ローリングストーン」
を歌う映像など約20曲が収録されているが
それらの海外モノと較べても遜色がないのだ。
今まで、いろんな寄せ集めLIVEでの
「アイ・シャル・ビー・リリースト」を観ては
あの客席に居たかったなぁ、、、と指をくわえて
日本生まれの我が身の不幸を嘆くばかりだったが、
この東大寺での「あをによしスーパーコンサート」
に限っては、確かにボクは客席に居たのである。
当時好きだった女の子と一緒に、パイプ椅子に
並んで座って、その光景に包まれていたのだ。
そして思い出したことは、東大寺の素晴らしさ。
大仏の黄金とその神秘的な読経の宗教的世界。
それをもってすればストーンズでもかなわない。
うむむ、、、番組がらみで、今まさに白州正子さん
関連の文献(「祈りの道」等)を読み進むうちに、
日本美術、国宝、そして、かくれ里の神秘に
ぐいぐいと取り憑かれつつある私だ。
明らかに、古都方面へ引っ張られている。
京都に行きたい、奈良に行きたい。
もちろん行き着く先は、和歌山だ。
那智の滝を見たい、熊野古道を歩きたい。

[麺飯記録]
《マハナ ターネス》(西荻窪)……海鮮南国カレー
    ・西荻のカレー屋で「開店時間が昼12時」というのが多いのは何故だろう?
     特に、のんべえ横丁界隈がそうなので、おそらく夜中まで飲んでるからだ
     ろう。何かだらしないなぁ、、、飲んでもいいけど、そういうのは好かん。
     で、行きたいのにまだ閉まっているから、目に付いたところへ初訪問。
     〝太陽への入り口〟と書かれた階段を下りると、ハワイアンテイストなのに
     無国籍カフェということだ。ランチは、イヤでもスープ・サラダ・ドリンク
     が付いてしまうという、よくあるスタイルで、これもまぁ仕方ない。
     名物はロールキャベツだそうだが、昼ごはんにロールキャベツ定食を食べる
     気になるわけもなく、もちろん迷わずカレーにした。
     イカ・えび・あさり・ホタテが少しずつ入ったお子様向けの甘みルー。
     セットのアイスコーヒーをゆっくり飲みながら「カフェ使い」すべしと考え、
     珍しく、じっくりと、サンデーブランチ読書とシャレてみたのだが、、、
     あかん、のんびり出来ないタチであった。食後はせいぜい30分が限度。

『麻辣商人』(吉祥寺)……せとうち煮干しラーメン
    ・激辛党の強い味方である、この店に、どういうわけか「煮干し」メニューが
     ひとつ加わったことは先週のうちにチェック済みで、それ狙いで3度目訪問。
     二本柱の「麻辣担々麺」「汁なし麻辣担々麺」は食べているからもう充分。
     「痺れる麻辣の専門店なのに、何で煮干しラーメンなんか注文するの?」
     と思われていやしないかとハラハラしながら食券を出すが、そんなことを
     思うのはボクだけで、世間の誰もそんなことは頭にないようだ。
     それは置いといて、この煮干しラーメンが絶品の美味!
     「えぇっ!?麻辣専門店なのにこのレベル?煮干しでイケるやん」
     と店員さんたちに伝えたい程美味しい。チャーシューに、煮干しが二匹乗る。
     煮干し客には、特別に白胡椒を置いてくれるが、いやいやココでそれは不要。
     卓上の豊富なラー油(二種類あるが、やはり、えび入りの辛口だろう)や
     ガーリップチップやすり胡麻をうまく使って、何度も美味しくしていただく。
     「麻辣商人で煮干し」これを多くの人に伝えたい。

〝我が家〟(荻窪)……上荻キムチ鍋うどん
    ・先日、讃岐の「日の出製麺所」の三好さんから秘密麺を送っていただいた。
     「この麺は、2012年発売予定で、試作中です。一足早く食べてみて下さい」
     という手紙が付いていて、まだ1年以上もかけて研究していくということだ。
     ありがたいありがたいと、昨夜のキムチ鍋に入れて、感謝しながらいただく。

10月9日(土)

[本日の悲喜もごもご]
らくごカフェで「月亭方正 十番勝負」
今のところ(いや、ここ数年でも)、
わざわざ電話予約して出かけるのは
このシリーズだけである。
月亭方正という落語家がおもしろい。
出て来るだけでにっこりしてしまうし、
何よりもその語り口が前代未聞なのだ。
説明するのはとても難しいが、
何にも縛られずにしゃべることの
ぬくもり、、、パステルカラーの様な、、、
とにかく多くの人に聞いてほしい。
そんな思いから企画し実現した、
MBSラジオの1時間特番
「月亭方正のひとりぼっちでも大丈夫」
ありがたいことに第2回OAが決まった。
12/20(月)の夜8時からである。
なんと今回は、これも前代未聞となる
桂雀々師匠に稽古をつけてもらっている
様子が公開されるという、必聴モノだ。
月亭方正、応援し続けたい。

[麺飯記録]
《共栄堂》(神保町)……スマトラチキンカレー
    ・神保町でカレーとなると、老舗有名店がそこかしこにあって、ガイドブック
     を作る手間がほとんどかからない。そして、学生向けの大盛り和風から、
     洋食屋カレー、お高くとまった欧風など、スタイルも豊富で楽しくなる。
     さて、そんな中でボクが一番苦手な「お高くとまった感じ」の一軒だ。
     いや決して、お店の人たちはそんなことは一切ないんだけれども、
     千円越えが普通となると、ボクにはそう思えてしまう。〝老舗売り〟は苦手。
     ま、それはそれとして「神保町に共栄堂あり」という有名店に初訪問。
     店内はカレーレストランというよりも、純喫茶風、、、それが神保町テイスト。
     「大正十三年創業で、創始者は云々」というあれこれの説明書きがあって、
     (なぜか)東南アジア風のスマトラカレーなるものを提供していると。
     あとは、ポークかチキンかビーフか、、、となっていて、チキン1100円也。
     黒さらルーはごはんに染みていくタイプで、柔らかいささ身が抜群である。
     卓上には福神漬け・ラッキョウがあって、、、「来ておきました」という感想。

『麺屋 麦亭』(神保町)……特製つけ麺
    ・これで「バクテイ」とはなかなか読みづらい(むぎてい、と読んでしまう)。
     古書街のはずれなので、専修大学生御用達だろうと思って行ってみたら、
     先客7人全員が見事に専大生(男5・女2)で、やたらとうるさいので難儀。
     厨房・接客をひとりで仕切る女性店員さんは、テレサ・テン。
     「つけ麺」と「特製つけめん」があるのではなく、特製の1種類のみ。
     Wスープでありながら、飽き飽き感のある濃厚ではなく、すっきりタイプで、
     角切りチャーシュー・メンマが入り、太麺の上に刻み海苔&味玉スタイル。
     全体としては特筆することはなかったが、卓上の唐辛子3種が素晴らしい。
     新潟の唐辛子工房「からし屋 大佑」というメーカーのもので、柚子唐辛子・
     鬼殺し・超鬼殺しが揃っている。ボクはもちろん〝超鬼殺し〟に殺される。
     超微粉末で、浮いていないようで大量に混ざり込んでいくその唐辛子は強烈。

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