悲喜もごもご

猫とうどんとラーメンと中央線とボブ・ディラン、そんな自由自在日記

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3月27日(日)

[本日の悲喜もごもご]
大きな震災以来、まったく文章が綴れず、
ブログさえ書けなくなってしまっていた。
台本も企画も、書こうとする気力が頭と指にない状態。
と、こんなことを告白すると、
「この世を、今回の天災を、よっぽど憂えてのことか」
と思われるだろうが、いや実のところ、そうではなく、
〝勇気をもらう〟〝感動をありがとう〟という類いの
何かそういうアレが何よりも苦手な人間にとって、
あれからの日々がどんなに辛いものかわかってもらえるか。
いや、もちろん、仲間たちとの支援には参加しているし、
これからもそちら方面の活動はじっくり続けるつもりだが、
〝とにかく、みんなひとつ〟という空気感への嫌悪みたいな。
その輪の中に一歩踏み込めない〝病〟のような気分。
もちろん、否定ではなく、「えぇことやけどボクには合わん」
という、ただそれだけのズレ。そういう性分なもので仕方ない。

その点、肩の力を抜いた感じでいこうや、という友人もいて、
彼らとは楽しく前向きにやれそうな気がして希望もある。
たとえば〝わいわいやろう〟という呼びかけがあって、
これはCheer for Future という取り組みだが、
「飲みに行こ!ほんで、頭割りのお勘定よりも
 ちょっとだけ多めに集めて、その分は送ろ」
という、ただそれだけのこと。
いいでしょう、まったく取って付けたところがない。
これなら、今後何年先までも出来そうだ。
知人からのその誘いを受けた時には「これや」と思った。

それから、今日軽く打ち合わせて来た、とあるイベントは、
わかりやすく言えば〝フォーク・フェスティバル〟だが、
決して〝義援金集め〟でも〝感動届け〟でもなく、
「自粛ムードを自粛しよう」というのが主旨なのだ。
ボクが無理せず出来ることはそれぐらいだ。

以上、これだけを書くのに、二週間もかかってしまった。
「数々のメッセージに苛立つオレはダメ人間なのだ」
と超短髪にもしたけれど、ただ洗髪がラクになっただけ。
やる気なくし、いくつかの約束もキャンセルしてしまった。
この分だと、気分が元に戻るのにもう少しかかるかなぁ、
と腹をくくっていたら、
今日、何気なく手にして読み始めた村上春樹の単行本
〝走ることについて語るときに僕の語ること〟
の何でもない一節にフッと気持ちが解放された気がして、
ここまでツラツラとキーを叩くことが出来た。
いざ書いてしまうと、心がすごく軽くなっている。
そして、東野ひろあき本来の〝まるい心〟もまだあった。

ということで、明日からは、〝悲喜もごもご〟ならではの
おもしろ目線で再び書き続けることにする。

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