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(従来のユリウス暦を改訂したグレゴリオ暦の導入を決めたグレゴリウス13世の肖像)
標準暦「グレゴリオ暦」導入は1582年
現在、世界各国で日常使われている太陽暦は、ローマ法皇グレゴリウス13世によって
1582年の2月24日導入の勅命が発せられ、同年10月にスタートした事実上の世界標準の暦です。
このグレゴリオ暦の前身はユリウス暦で、そのユリウス暦は、古代ローマ暦にエジプト発祥の太陽暦を導入したもので、紀元前46年ユリウス・シーザーが定め以降15世紀に亘って使われました。
ラテン語による各月の名称は、この時、それ以前からあったローマ暦の10ヶ月(当時1年は
304日だった)をベースに、JANUARIUS, FEBRUARIUSを加えて12ヶ月となったものです。
因みに、ユリウス暦導入の際第5月をクインチリスからユリウスに、第6月のセクスチリスを
アウグストスに変え、それが英語名のJULY(←JULIUS)、AUGUST(←AUGUSTUS)になった訳です。
勿論JULIUSはシーザーの自らの名前をとってつけた、と言う事です。グレゴリオ暦では、長年の
間に蓄積した実際の地球の公転と暦の1年のズレを調整する為に、閏年を導入しました。
つまり、4年に一度366日という閏年を設け、更に微調整で100で割切れる西暦年で、400で
割切れない年は閏年としないと定め、これにより1年の長さは365. 2425日となりました。
しかし、計算上の1年の長さは365. 24219878日(1900年1月1日の段階で)に近い為、
現行のグレゴリウス暦では、3, 300年に一度は閏年を設けない調整が必要となる様です。
尚、我が国でのグレゴリオ暦の導入は明治維新後の1872年に行われました。旧暦明治5年(1872) 12月2日の翌日を明治6年(1873)の1月1日とする太政官令を発したのです。
太政官令なんか見た事のない、或いは見ても読めない庶民は、ある日突然お上のお触れで12月が無くなって、突然「今日が一月一日」と言われた様なもので、ビックリしたでしょうね!
これは明治政府が大いなる財源難に陥り、大量国債の発行も知らない訳ですから、旧暦では13月分払う必要のあった官吏の俸給を合法的に1ヶ月カットする苦肉の策だった、とも言われています。
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