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1977年の作品。収録曲の「ハンディ・マン」が全米4位、「君の微笑」が全米20位。
当時の音楽雑誌の記事で、本盤を“あまりにロック色が濃いので驚いた”と書いてあったのだが、私が当時聴いたときにはその意味がよくわからなかった。私が初めて聴いたジェイムス・テイラーが本盤だったからだ。
デビュー時にフォーク・シンガーであった彼は、70年代中盤にAORへ転身し、その後本盤においてロックをやり、80年にはディスコ・ソングも歌った。それら全てをごく自然にやってのけてしまうのが、この人の魅力の一つである。
さて、そのロック色が濃い最大の理由はダニー・コーチマーのギターにある。「君の微笑」や「ハニー・ドント・リーブ L.A.」での、ダニーのギターは正にロックである。
しかし、他の曲はロックというよりポップスの方が多いし、ジャズやカントリーっぽい曲などバラエティ豊か。そのロックとポップスのいいとこ取りで最大の成功例が「君の微笑」である。これは必聴のウルトラ・ポップスだ。
それから、リンダ・ロンシュタットとのデュエットによる「バーテンダー・ブルース」 この曲はバーテンダーの悲哀を歌ったジェイムス・テイラー屈指の名曲。
その他も良い曲が揃ったほぼ完璧なアルバム。
本日の中古相場・・・レコード:300円 CD:900円
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