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1983年の作品。プロデュースは大瀧詠一。収録曲の「Tシャツに口紅」(詞:松本隆/曲:大瀧詠一/編:井上鑑)がオリコン18位、「今夜はフィジカル」(詞:麻生麗二/曲・編:井上大輔)が35位。
以前、山下達郎のラジオ番組に大滝詠一が出演したとき、本盤について達郎から“どの程度までプロデュースしたのか”という質問に対して、大滝は“立ってただけ”と答えていた。Niagara Triangle 同様、大瀧詠一作の2曲以外はメンバーやアレンジャーに全て任せたのだろうが、アルバム全体の音の統一感からすると、エンジニア的な立場からは指示をだしたのだろう。
さて、その2曲のうちの1曲「Tシャツに口紅」は、曲の前半が「幸せな結末」、サビが「恋のナックルボール」と同系統のバラード。全体的な感じでは森進一の「冬のリヴィエラ」が一番近いか。
そして、もう1曲「星空のサーカス」(詞:松本隆/曲:大瀧詠一/編:宿霧十軒)は、コーラスが「Rock'n Roll 退屈男」、メロディが「白い港」(途中「冬のリヴィエラ」風にもなる)系のポップ・ロック。ラッツ&スターのコーラスがよく生かされている。
この2曲とも、様々なエッセンスを含んだ、聴けば聴くほど良くなる曲で、共に大瀧詠一の傑作だ。
他に、「真夜中のダイヤモンド」(詞:麻生麗二/曲・編:井上大輔)は、AOR系のポップ・バラードで隠れ名曲。アコースティック・ギターの響きとメジャー7thを生かしたコード進行が心地よい非常に良い曲だ。
その他ほとんどの曲は、詞:田代まさし/曲:鈴木雅之/編:村松邦男 のコンビで作られている。
そういえば、大滝詠一の「Tシャツに口紅」を聴いてみたいなぁ。
本日の中古相場・・・レコード:100円 CD:900円
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