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「・・・!!そうか!! 直ちに緊急着陸を!」 「そうして地球を守れなかった無力さを悔やむが良い。」 「キャップ!ミミー星人の円盤が!!」 「構いません。全機関、端末類、全ての電源を停止して下さい!」 「機関が停止!操縦不能!!」 「な・・・・なんですか。今の振動音は・・・」 「声帯・・・声ですか?」 「ええ…彼女が普段から、この感応波受信機を通じてテレパシーで会話をしているのには、 色々と事情がありまして・・・。 これがその一つ。彼女ならではの、特殊能力でもあるからです。 なにしろ、初戦であのキングジョーを倒した技ですから。」 「ああ!あの時の!?確かアレは・・・」 「彼女のさっきの一声を聞いて、思い出しました。本当にアレは・・・」 「!聞こえていましたか」 「高エネルギーに曝されて、想念器官が麻痺していたみたい。 でも、もう治った。」 「シルバーシャークGXの集中砲火を浴びて、本当に、やられてしまったと思っていました…。 あれだけの砲撃・・・よく避けられましたね。」 「ううん・・・全弾命中して、全身穴だらけになった。」 「・・・え?」 「でも、バリアーで全身を包んだまま、ミサイルの爆発が広がらないようにしていたの。 幸いミサイルがスペシュウム弾だったから、 スペシュウムエネルギーを変換して、体細胞の修復機能を促進させたの。」 「・・・つまり…ミサイルの爆発エネルギーを利用して、短時間で傷を治したと言う訳ですか?」 「…うん」 「・・・そこまで計算していた・・・訳では無いんですよね。」 「・・・うん、ホントにたまたま。敵が塩を送ってくれた。そんなところかな。」 「…貴女って人は・・・・・・。 とにかく無事で何よりです。 お疲れ様でした。」 「待って、まだ、ひと仕事残ってるでしょ?」 「…参謀本部からの命令は、“彼女にR2号の存在の真偽を確認し、これを回収する様に”…成り行き上、話し出せないでいましたが…。」 今、私がここでコイツの先端をガツン!ってやったら、地球は木っ端微塵なわけなんだけど…。」 「ハハ…ですから…、 R2号の扱いは、貴女に一任します。」 「・・・」 「平和を守る為に武装を整える事は、私の立場上、否定はできません。 その考えも、間違いであるとも思っていません。 平和を願う考え方は1つではないからです。 ですが、自身をも滅ぼす武器を持っていることが、平和の維持の為にやむを得ない行為なのか? 地球を守る立場の我々は、常に自問していなければ成らないと、私は考えます。 貴女は、地球を守るのは自分の意志だと仰いました。 ですから、今、その手にしているものも、貴女の意志にお任せします。 おそらく、貴女のなさろうとしているのは、平和を願っている多くの方が、望んでいることだろうと思いますので。」 ・・・うん、ありがとう。そうさせてもらう。」 「こちらこそ。命懸けで地球を救って頂いた事、心から感謝しております。」 「ただいま ハナコ。」 「ウフフッ うんうん」 「ただいま」 「ありがと もうお腹ペコペコ」 「おつかれさまでした」 「うん・・・?あれ?ハナコ、ごはん食べてない」 「そうなの。凛が帰ってくるまで食べないんだって…」 「ハナコが言ったの?」 「見れば分かるわよ。ホラ」 「じゃあ、ハナコ、一緒に食べようか?」 「ワン!」 おしまい
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「超兵器R2号」
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〜蒼き惑星(ほし)の光の戦姫〜 第?話
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「あれは?」 「まさか…バリアでミサイルの爆発を封じ込めている・・・?」 「ですが、生体反応が検出出来ません。彼女は・・・」 「うむ… ただ・・・今言える事は、連中の攻撃から・・・ それは、彼女が生きている可能性でも・・・?」 「応答は?」 「故障じゃないとすれば…彼女の方に何かが…」 「照準補正をして確実に命中していたはずなのに、全くの無傷とは…信じられない。何故だ?」 『あんたなんかに、絶対に教えないから… ? …あれ?なんか…ヘン… キャップ! もしかして…想念器官が…麻痺してる?』 「答える気はないか。まあ良い・・・。 この距離なら確実に…と言いたいところだが、残念ながら、主砲がさっきの最高出力で壊れてしまった。ここは改良の余地があるなあ。 では最後の実験。R2号の破壊力の検証だ。」 「意外そうな顔をしているが、実際に破壊できなければ、R2号を量産化する意味が無いだろう。」 「!」 「ハハハ!そのチェーンはセル・ロック式だから、縮小化して抜け出す事は不可能だよ。」 「接近して内部に侵入しようとしていたのは、最初から予想済みだ。」 「これでチェーンを引きちぎる事も出来まい。」 「そのまま地球と運命を共にするが良い」 続く
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「どうかな?まともに食らったミサイルの味は?」 「それにしても、分からないな。」 「な・・・何が?」 「自分の故郷でも無い星に、そこまで自分の身を犠牲にする、君たちウルトラ戦士達の考えが、だよ。 君たちの星にさえ危険を及ぼしかねない、強力な惑星破壊兵器まで造り出す様な人間たちは、粛清するべきであるのに、逆に、命をかけてまで守らねばならない、そんな使命感が理解出来ないのだよ。」 「・・・そうね…。 他の人がどう思っているのか知らないけど・・・ ・・・でもね、 私は、誰かの命令や、義務や、使命感でやっているんじゃない。 防衛だとか、侵略だとか、そんな事で… 星が滅んで行くのを… 大切な…人たちが…死んで行くのを… ただ…黙って見ていることしか出来ない…なんてのが、私は嫌なの! …もう、失うのは嫌! 絶対に嫌!! だからこれは・・・私で出来る事を、私自身の意志でやっている事なの! 自分自身を犠牲にしてまで、自分の星の防衛の為に…と言う、あんたの理由を理解して、私はこうして要求にも応じた。 「・・・」 「!?な…どっちに撃って・・・!? ・・・!!避難区画!?」 「もうっ!! これじゃまるでハナ・・・!?」 『あ・・・そうだ…』 「これがあんたの答えってわけ?」 「ダメだ!ここで炸裂させたら、避難区画まで・・・ 「ミサイルの誘爆は防げ・・・ 「そんな・・・」 『ハナコ・・・ごはん、ちゃんと食べたかな・・・』 続く
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『連射を続けていた4基目がさっきから撃って来ない? …で、壊れたと思わせて・・・』 『ホラ来たっ!!』 「着弾地点が120メートル前方にズレて来ている…。 なら、補正しながら射撃をする必要があるけど・・・ それに気付いていない?・・・ 『ミサイル・・・多弾頭型』 『ならバリアで』 「しまっ・・・」 「うぁっ!・・・ああっ!!」 「うっ…ぐ…ああっ」 「そろそろ疲れてきたようだな?」 「そ…そっちこそ、ミサイルや機銃を使い出して… 「!」 続く
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「シルバーシャークはエネルギー弾ですから、受け止めて吸収する事が出来るのでは?」 水だって高圧で噴出させれば金属を切断できるでしょ。 さっきのは、バリアをフルパワーにして相殺してみたけど、 出力がデータ以上で、皮膚が第2層まで蒸発した。 今度同じ事をやったら…、腕が吹っ飛ぶ。」 「そ…それでは・・・」 「バリアが効かない以上、避けまくって消耗戦に持ち込むしかない!」 「ですが、それでは貴女の方も・・・」 「わかってる!!でも、考えている余裕が無いから・・・!! 「次弾の装填までに30秒…でも… 主砲の旋回速度の速さに加えて、脚が仰角の範囲を広げて…、 「他の砲塔が撃って来るまで7、8秒。 その隙に…いや、あの脚で間合いを取られる。 「わっ!」 え?ちょっ!!」 「…なんで…1基目が? 計ってるけど、15秒…ううん、10秒も無いよ!」 「は…はいっ!!直ちに!」 『あ…エネルギー弾だから…もしかしたら…』 「分かりました!!開発チームによると、装填時間を短くすれば、威力は下がりますが、マシンガン並の速射も可能だと…」 「・・・また逆に、装填時間を長くすれば、理論上、シルバーシャークGの5倍くらいの威力まで発射が可能・・・」 「そうなります。 …唯一の望みとしては、砲身の耐久性が、どれだけの連射に耐えられるかに掛かっています。 試作品なので、未知数なのですが・・・。」 唯一の希望になりそうね…。」 続く
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