「TDF基地爆破計画」

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一瞬の出来事だった。
通常体のサイズで再生を試みたものの、
覚醒モードが強制的にロックされてしまった。
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短時間に焼尽と再生を何度も繰り返した細胞は疲弊して、
意識外の領域・・・本能が、戦闘の継続が不可能という判断をした為だろう。

意識がハッキリしていればロックの拒否が出来た。
今、自分は超新星爆発に匹敵する超高温の高エネルギーが渦巻いている環境下に閉じ込められているからだ。
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そんなところで地球人と大差の無い通常体に戻ったら、
燃えカスも残らずに一瞬で蒸発してしまう・・・。

でも、本能も私も、そんな重大な判断が出来ず、私は覚醒モードのロックを受け入れてしまった。
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通常体に戻ったほんの瞬間に感じたのは、全身が燃えていく感覚。
カメラのフラッシュの様に・・・ほんの一瞬。
次に起きる、避ける事の出来ない死を覚悟する間も無かった。
テレビ画面の映像が一瞬で消えるように、私の身体も意識も、一瞬で消滅した・・・

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・・・はずだった。

意識が戻った時、私はTDF基地のメディカルセンターのベッドの上に居た。

何事も無かった様に身体には傷一つ無く、いつも通りのまま。
これが科特隊が作ってくれたヒーリングポッドのお陰だという事は直ぐに理解出来た。
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でも、分からないことが有る。

ヒーリングライトは細胞の自然治癒の増幅、促進の波長を持った光線で、
全身が跡形も無く蒸発してしまった“無の状況”から細胞を再生させる効能は無い。
いくらそれを応用したとしても、あの装置にそこまでの能力が有るとも思えない。

こうして存在し得ていると言うことは、身体の一部でも残っていた事に成る・・・。
ううん・・・それじゃあ記憶に何かしらの欠損が起きていたり、再生にもっと時間が掛かるはず。

メディカルチェックを受けていたのが昼過ぎ。ボーグ星人とは夕方過ぎまで戦っていた。
現在まで12時間も経っていない。

キャップはあれから一言も喋ってくれないし・・・。

『直ぐに着替えて、ビートルに乗って下さい。
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今なら未だ、リハーサルに間に合うと思います。』

・・・あれは怒っている口調だった。
私が無茶をして、キャップだけでなく、ウルトラ警備隊のみんなにまで心配かけさせた事を怒っている。
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今も背中を見て何となく分かる。
なのに 『私の身体の何処が残っていたの?』・・・なんて聞けないし、聞きたくもないし。

・・・あんな風に怒らせるくらい・・・ドン引きするような状態だったのかなぁ・・・。


「・・・シブリンさん」

「!あ・・・う・・・な、何?」

「先方との打ち合わせは済みましたか?」

「・・・うん・・・今終った。」

「身体の具合はいかがですか?」


「べ・・・別に、何時も通り・・・だと思う。

あの・・・あ・・・ありがとう。」


「いえ、我々こそ。

・・・色々有りすぎて、お互い何から話せば良いのか、考えがまとまらないと思います。」

「・・・うん・・・」

「ですが、今貴女は、ステージの上で輝く事だけを考えて下さい。」

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「!!

そうだ。


今は・・・。
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今、大事な事は・・・
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「はぁっ はぁっ」

「あ、凜ちゃん!」
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「うお〜い!しぶり〜ん!!」


「はぁ はぁ・・・
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卯月・・・

未央・・・

・・・遅れて…ゴメン。」

「お母さんは大丈夫なんですか?」
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「・・・うん、顔を見るなり
『ライブが有るんでしょ?早く行きなさい!』って怒れるくらい。」

「流石しぶりんの母上。しぶりんのタフさは親譲りってトコですなぁ。」

「ハハ・・・かな」


「渋谷さん・・・」

「プロデューサー・・・」
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「色々有って大変でしたでしょうが、行けますか?」

「・・・うん。

大丈夫 見てて。」

・・・・・・

・・・正直言って、ライブに出られないと思ったあの時、自暴自棄になっていた。
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そして・・・みんなを心配させる行動に出てしまった。

その時その場はみんなを守れただろうけど・・・
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でも、その結果はきっと・・・

卯月達からこの笑顔を奪ってしまっていたんだ。
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私は、この笑顔を守りたいって思ったから・・・

この温もりを守りたいって思ったのだから・・・
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みんなに支えられている私自身の命も守らなくちゃいけない。

・・・こうして卯月、未央と一緒に
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みんなを笑顔にする為に!


おしまい
「あのような能力で粒子炉を暴走させるなんて・・・」
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・・・・・・

『姿が見当たらない。 しかし、きっと・・・』
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『!居た。
人間のサイズに縮小して再生したのか。

・・・しかし・・・表面が焼け爛れている。
周囲の反応熱に耐え切れていない。
あのままでは押し潰されてしまう。

早く捕獲を・・・』 

『か・・・覚醒モード・・・ロッ・・・ク・・・』
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『!?』

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『!?なっ』
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『まさか!
こんなところで変身を解くなんて!!』

『だめだ!燃え尽きてしまう!』
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・・・・・・

『でもこれで、もうスペリウムは使用できない。
我が同胞の犠牲も報われた・・・。』
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『貴女に・・・感謝せねば・・・』


「ヤツの宿主だった人間か・・・」
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「!」

「マスター・・・

「申し訳有りません。
ウルトラ戦士の捕獲に失敗しました。

捕獲直前に変身を解いて人間体に・・・
直ぐに捕獲シールドを展開しましたが・・・
間に合いませんでした。」
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「こんな状況で、何故変身を解いたのか、私には分かりません。」

「力が尽きたんだろ。力尽きて自らは消滅。宿主の人間は黒焦げ。

見たところ、まだ子供だな。
地球人ならば中学・・・高校生ぐらいか。

・・・痛ましい姿よのう。こんな姿を晒す位なら、
そのまま蒸発させてしまった方が良かったかもしれんぞ。」

「こんな幼い子供を・・・戦いに巻き込むなんて・・・」


「うん?
・・・ハッハッハッ
ヤツにそんな気は無かっただろうて。
連中は自分の命を与えてまで人間を生かそうとする性格だ。

その一方、地球人の子供は、時として大人を圧倒する能力を発揮するからな。
殊に精神面では侮れん。

人間を宿主にしたウルトラ戦士は、精神の融合によって強化したり、
新たな能力を獲得する事が分かっている。
そいつもその部類だったのかも知れん。

ペダン星人の攻撃以降、再侵略を仕掛けてきた連中は
対ウルトラ戦士の武装強化をしていたにも関わらず尽くヤツに敗北した。」


「・・・」


「だが、そんな無敵のウルトラ戦士も、スプーン2杯程度のスペリウム兵器には勝てなかった。
新兵用の携行武装でこの威力だ。これが量産兵器として完成すれば・・・」

「!?マスター、まさかスペリウムを使うおつもりですか?」

「フッ・・・この最強の殲滅兵器を手にした者は、宇宙の頂点に立つ存在と成れるのだからな!
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ハーッハッハッハッ!」

「マスター!!」

「!」

「どうか・・・お願いします・・・
スペリウムを使うのはやめてください。

この兵器の製造で犠牲に成った同胞に、これ以上の屈辱は・・・

どうか・・・

どうか…」


「・・・
フン・・・使おうにも、粒子炉を失って・・・

肝心のスペリウムも使い物にならなくなってしまったではないか。」
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「こんなボーグ星人の甲冑組織が入り混じった化合物は、
地球上の設備では分解不可能だ。
恐らくボーグ星の精製設備でも、改造して使わないと無理だろう。

作業に従事できるのは、スペリウム放射線の耐性を持っていた旧世代のスペル星人。
もしくは、お前達の様な特殊なシールド能力を持った種族だけだ。

しかしこの一帯の塊を残らず精製したとしてもスプーン2杯程度の粉末だ。
精製済みのストックをボーグ星の倉庫からちょろまかした方が早い・・・

・・・んだが!ボーグ星は銀河連邦警察や宇宙警備隊どもの強制捜査を受けて、
設備も資料も、今頃全て押収されているだろうて。

・・・もはや手の出し様が無い。」


「!!
そ・・・それでは、スペリウムは諦めて頂けるのですか?」
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「あン?なーにを言っておる。
諦めるも何も、スペリウムなど最初から使う気など無いわ。
ちょーっとばかりおまえの真意を確かめるついでに言ってみただけだ。

戦略兵器としてこんなモノを実際に地球で使われたら、
地球は使いモノにならなくなって、私の長年の計画が台無しではないか!
こんな扱いの厄介なものを、他の誰にも使われて成るものか。」


「?で・・・では、何故スペリウムの実験を地球で行うように仕向けたのですか?」

「・・・

決まっておるだろう。物的証拠を作る為だよ。
ボーグ星人が無人の小惑星ではなく、地球を攻撃実験に利用したと言う
重大な惑星間犯罪行為の証拠をな。

銀河連邦警察も、宇宙警備隊も、宇宙の治安を取り締まる連中は、
3年前におまえがボーグ星から発した告発の暗号通信をキャッチしていながら
今日まで動こうとはしなかったではないか。」

「・・・はい・・・」


「やむを得まい。
『自分の星で惑星間条約で禁じられている物質を使った兵器開発をしています。』
なんて告発を真に受けて連中が査察に赴くと思うか?

実際あれ以降、しばらくボーグ星人どもの活動は成りを潜めてしまったからな。
そこに踏み込んだら証拠も得られず面倒な事になっていただろう。

結果、おまえの仲間が5人、
惑星間交友の均衡を脅かす虚偽の告発をした反逆者として処刑されてしまったワケだ。
気の毒になァ・・・。」


「!は・・・はい・・・彼らには・・・」

「仲間が身代わりに成ってまで、おまえを生かそうとした点に、私は興味を持ってな。
潜入していた部下に命じておまえについて色々調べさせた。

まさか純血種のサーヴァント人だったとはなぁ。よく今まで隠し通せたもんだ。

おまえ達サーヴァント人の使い方を知らぬボーグ星人どもに隷属させているなら、
私が有効に使ってやろうと思って、お前がこの実験の志願兵になるように工作をさせた。

ついでに・・・ボーグ星のスペリウム開発を妨害してやろう・・・こう考えたワケだ。

もっとも、おまえのその特殊能力が無ければ出来ないことだったんだがな。」


「マスター・・・」


「フッ・・・これでようやく、お前の望んだ通りになったと言う事だ。」


「ありがとうございました。マスター・・・。」


「れ・・・礼を言われる筋合いは無いぞ。利害が一致しただけだ。
それに、おまえはこの戦いで死亡した事に成っているからな。
もう同胞のところには戻れないぞ。
私の忠実な下僕として、死ぬまで私の許で働いてもらうからな。」

「・・・?その為に契約の儀を交わされたのではないのですか?
・・・マスター。」

「ああそうだ。純血種のサーヴァント人。しかもシールドの属性。
スペリウムなんぞよりも貴重なモンをゲットできたわい。
それに・・・
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・・・マスクが・・・邪魔だな・・・」

「?マスター、何か?」

「いや、何でも無い。
さあっ!もうラボに戻るぞ。ウルトラ警備隊どもがやってくる。」


「はい」

「バカモンッそいつは置いて行け。」

「ですが、調査をするのでは?」

「人間の死体など調べても意味が無いわ。
それに連中はそいつの回収が目的だ。」

「・・・了解しました。」

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『…魂の守護者よ・・・この勇敢な戦士の魂を安息の地に導きたまえ・・・』




「何もタケやん1人で探さずウチのモンにも手伝わせれば良いじゃないか。」
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「専用の探査器が有りますので、場所は直ぐに特定出来ます。
それに、設備の設営の方に人手が欲しいもので。」

「全然未完成だとは聞いていなかったぞ。」

「設計図の解析が終って間も無かったんです。
主要部分の材料は揃っていたので・・・
あとはそちらの有り合わせの部品と原子炉を利用して繋げれば
機構だけでなんとか成ると思います。」

「解析って・・・タケやんのところが設計したんじゃないのか?」

「彼女の持っていたメモリーチップを調べていて、我々がその設計図を見つけて・・・」

「なんだ、じゃあ彼女は知っていたのか」

「いえ・・・まぁ、彼女には秘密で・・・。
彼女がこれをアテにされても困りますので。」


「そうだよなぁ・・・。
ぶっつけ本番って事か・・・
それにしても、まるで棺桶だな・・・あの黒い箱は。」
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「・・・中を・・・見られたくないもので」

「そんなヤバイ物が入っているのか?」

「いえ、今は空です。これからです。

・・・私もつい忘れがちですが、彼女は人間と同じ、年ごろの女の子です。」


「!」


「負傷している自分の状態を誰かに見られるのは、
私でも辛いと思いますし、親しい相手であれば尚更・・・。」
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「ここで見た事は他言無用・・・か。
もう着くぞ。」

「ご理解感謝します。放射線レベルは問題無いですね。
ではお手伝い願います。」


つづく
「スペリウムを吸収して化合物に変える能力、不死身の再生能力・・・マスターは貴女の身体に大変興味をお持ちです。」
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「マスターの指示により、計画を一部変更して、このまま貴女を捕獲します。」
「!!」

「捕獲して解剖でもしようってワケ?」
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「そうですね。もしくは洗脳してマスターの忠実な下僕として利用することも検討しています。数々の戦いに勝利してきた貴女の戦闘能力は、マスターの強力な戦力になることでしょう。」

「!ふざけないでよ!
・・・うぁっ」
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「敗北した貴女のその無様な姿を、貴女が守ろうとしていた人間達に見て頂きましょうか。」
「くっ!・・・?」

「・・・え・・・」
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「・・・ウソ・・・」

「シブリン・・・」
「うわああ!!凛ちゃんが〜!!」
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「!? な・・・なんで…」
「反撃・・・いえ、貴女を救う機会でも伺っていたのでしょう。さあ・・・」
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「いや・・・こんなトコ…見せないでよ・・・
やめ・・・て・・・」

「申し訳有りません。」

「?・・・なに・・・謝ってんのさ・・・」
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「敵とは言え、敗者に対してのこのような恥辱的な仕打ちは、私個人としても不本意ではありますが、マスターの命令なので。」

「・・・変なヤツ」

「マスターから貴女へのメッセージです。彼らに言残す事があれば、言っておけと。」

「ハァ?どう言うワケ?」
「もはや貴女の身柄はマスターの手の内にあります。次に彼らと会う事が有ったとしても、その時は敵同士。」

「・・・無い。別れの言葉はさっきしたから。

それより、アンタに聞きたい事があるんだけどさぁ。
質問、しても良いかな。」
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「・・・・・・内容によってはマスターの許可が必要となりますが、それで宜しければ。」

「アンタ、なんでこんな危険な任務を引き受けたのさ。
そんなところに居たら、スペリウムの放射線で命を落とす事は必至なのにさ。

ただ、マスターの命令ってワケ?」
「はい、私に適任だと理解しました。」

「適任?」
「この戦闘でスペリウム粒子炉が制御を失って暴走、爆発するような事態に陥った場合、それを抑制できるシールドを持っているからです。」

「現に、この戦闘では、粒子炉の加熱によって暴走の危険に2度も曝され、その度にシールドで抑制していました。」

「・・・ア・・・アンタのシールドってそんなに・・・」

「はい、ですから、貴女の攻撃などは微々たる物なのです。」

「・・・そう・・・そうなんだ・・・」

『想念器官も使えない・・・けど・・・
・・・・・・キリユウ隊長・・・』
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「あの・・・あの目付き・・・。
あんな状況でも、まだ彼女は諦めていない。
! そうか!!

作戦室へ!緊急コード!810!緊急コード!810だ!!
急げ!!
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オカベ!準備完了しだい車内照明でシブリンに合図だ!」

「了解!」


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『来たッ!』
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「じゃあ、アンタのマスターは、スペリウムを使ってどうするつもりなの?
地球を脅して侵略しようってワケ?」

「・・・・・・守秘事項です。」
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「ああ、そう。じゃあ、あとは任せるわ。

・・・さよなら。」

「さよなら?」
「ハァァァァ・・・」
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「てぇぃ・・・ッ」
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「やアアアアァァァァァァ!!!!!」


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「!?」
「制御回路が!!・・・なんて事を・・・」

「言ったよね!アンタの作戦を絶対に阻止して見せるって!」
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「粒子砲が作動?だめだ!操縦系も全て・・・このままでは彼女を!」
「マスター!!指示を!!・・・?マスター!!」
「そんな・・・通信器まで・・・」

「ああ…粒子炉が・・・」
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つづく
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「爆発から40分が経過しますが、閃光と震度2程度の地盤振動だけで、熱波も衝撃波も殆ど来ませんね。」

「閃光が続いているって事は、内部は太陽のように連鎖爆発を続けているって事だ。
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それを抑えるシールド・・・なんて頑丈な・・・」

「・・・シブリン・・・」

「ボーグ星人のヤロウ・・・?」
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「視認が?光が弱まってきたのか?」

「隊長!連鎖反応が収束して行きます。」
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「彼女の仕業か!?」
「分かりません。まだ内部の様子までは視認出来ません。」

「隊長ォ・・・凛ちゃんは・・・凛ちゃんは・・・無事っスょネェ・・・」 
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「彼女は以前、水爆3発を抱えたまま自らをバリアーで包んで爆発させた事がある。
あの時だって『ちょっと熱かったけどね』・・・なんて平然としていたんだ。
あれくらいの事で・・・」

「しかし隊長、仮に生存していたとしても、熱線砲であんな深手を負わせる威力です。
それを体内に摂り込んで爆発させているのですから、
相当のダメージを負っている可能性が有りま・・・」
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「『仮に生存』とは何だよ!生きているに決まってるだろ!!」

「あ・・・ああ・・・スマン」

「作戦室に、放射線防護服を4着用意させろ。
届き次第、すぐに彼女を回収出来るように接近するんだ。」
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「了解」

「・・・信じられない・・・。僅か1時間で連鎖反応が収束した・・・。」
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「彼女の能力?・・・しかし、身体は粉々になって、核反応熱で消滅しているはず・・・ !?」
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「こ・・・これは・・・」

「す…すごい・・・再生・・・している・・・」
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「精査を開始します。」

「周囲の物質は・・・石灰質の・・・石?・・・どこから・・・」
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「彼女の身体が・・・縮小?・・・」

「・・・あ…れ?・・・私・・・再生 出来て・・・!!」
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「!?」

「気が付いたようですね。」
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「ア・・・アンタ!!」

「確かに私は貴女が粉々に爆発する瞬間を目撃しました。
ですが、今、こうして生存している貴女の姿を見ている自分の目が信じられません。」
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「ああ、そう・・・クッ!なんで・・・動か・・・」

「ハァッ・・・ハァッ・・」
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『検知器官が機能していない。これじゃ身体の状態が把握出来ない…。』

「貴女の身体がどのようになっているのか、お教えいたしましょうか?」

「!!余計なお世話!・・・!?」
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「貴女の身体は、足の先から手の先まで、全身が石灰質に似た物質に変質しています。」
「かろうじて胸部から頭部は石化を免れて、生命維持が可能な状態に有ります。」
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「ちよっと!やめてよ!」

『クッ…爆発の繰り返しに曝されて、再生情報にエラーが生じたみたい・・・』

「それにしても随分と身体が小柄になりましたね。」

「知らないわよ!そんな事!」
「人間の子供のような容姿です。」
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「ぐうぅ〜っ・・・・・・ッ!」

「なるほど、粉々になった身体の細胞を、スペリウムと化合させたのですね。ここに散らばっている石灰石は、貴女の身体の・・・」

「ハァ・・・ハァ・・・」
『だめだ・・・動かす感覚が分からない・・・。』
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「!!」
「うあ・・・」

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「いや・・・ああ・・・」
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つづく
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「ちょっと!出してよ!こんなところで・・・!」
「死にたくない・・・ですか?」
「! う・・・」
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「シールドを解除して貴女が爆発すれば、半径300km以内の物質は塵になります。
それでもよろしいのですか?」

「さ…300kmって・・・都市部まで!?」
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「かつてスペル星の実験で使用されたスペリウム爆弾の量に比べれば1/1000にも満たない程度です。」
「それが・・・こんなシールドで防げるって・・・?」

「!?ちょっ!逃げるの?」
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「ええ…例え一瞬でも、貴女の身体が破裂して粉々になる光景など見たくは有りませんので・・・。」
「ぐっ・・・」
『これじゃアイツの粒子砲が破壊出来ない・・・
!?』
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「…ウソ・・・防御皮膚層が・・・割れてる・・・」



「こちら科特隊特務機。現在そちらに向かっています。」
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「オイ!シブリンがヤバイぞ!!ボーグ星人のシールドに閉じ込められた!!」

「何ですって!?」

「この周辺のスペリウムを自分の中に摂り込んで、ボーグ星人もろとも宇宙空間で処分する作戦だったが、逆に相手のシールドに捕まって身動きがとれなくなっちまった!」

「?待ってください!彼女がスペリウムを摂り込んだのは事実なんですか?」

「彼女の口からは言ってはいないがな。
この周囲の放射線量が極端に低下している。
俺達が気付かないうちにせっせと吸収していたんだろう。

さらに問題なのは・・・彼女の体温が計測不能の高温状態にあるって事だ。」

「!?キリユウ隊長!すぐに基地に対核爆発避難指示を!!」

「核ば・・・!?」

「早く!今の彼女は、小型のスペリウム爆弾です。その威力は未知数ですが、
最悪の場合、基地も消滅します!!」

「な・・・なんて事だ!!」



「う・・・あ・・・ああっ・・・」
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『…連鎖反応の・・・肥大が止まらないィッ…』

『!そ・・・そうだ、再生細胞の起動準備・・・』
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「あ?・・・う・・・」
『そんな・・・コントロール・・・不能・・・再生細胞の反応が無い・・・』

「は・・・あ・・・あぁ・・・・・・」

『ずっと感覚を遮断していたから・・・
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高熱に曝されすぎて・・・細胞の耐熱限界を・・・』

「うあああっ!!」
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『もう・・・抑えられ・・・ない・・・』

「イヤだ・・・こ・・・こんなことで・・・負け・・・
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・・・イヤ・・・

イヤだ・・・よ・・・

まだ・・・わた・・・私・・・」

「死に際になって敗北の味を噛み締めているのですか?」
「!?」
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「な・・・なんで・・・戻っ…て・・・」

「貴女の最期を見届けよと、マスターに叱責されました。」

「くっ・・・アンタみたいな操り人形なんかに・・・看取られる…なん・・・!?
う・・・うああっ!!」」
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つづく

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