DAY by DAY 〜一年戦争の証言〜

「機動戦士ガンダム」一年戦争のすべてが今明らかに!

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 コロニーが揺れた一日だった。朝っぱらから避難命令が出たと思うと、それほど時間も経たないうちに(あの短時間ですべての人が避難するのは無理だろう。僕も車のトランクに非常用の食糧を積み込んだところだった)、すぐ近くでものすごい爆音が鳴り響いた。後ろを振り向くと、連邦軍の軍事工場は破壊されており、周辺の民家や車も押しつぶされている。その向こう側には、ジオンの人型兵器が立っているではないか!! 僕の周囲にいたみんなもその存在に気付いたのか、恐怖の声を上げ、たちまち大混乱になった。避難シェルターまでの道には車の大渋滞が発生し、方々で怒声が起きていた。僕も今、この日記だから冷静に、もしくは客観的に出来事を振り返っているのだけど、もちろん当時は大変な混乱状態で、車から降りてそのまま駆け出すことにしたのである(車なんて運転できる精神状態じゃなかった)。それからは、時折後ろを振り返りながら、シェルターに向かってダッシュしていた。4度目だったか5度目だったか、後ろを振り返った時、ある異変に気付いた。これまで2機だった人型兵器が、3機に増えていたのだ。しかも、公国軍の兵器とはまったく異なる、白い兵器が登場していたのである。僕は思わず走るの止め、その姿を凝視してしまった。すると、その一機が、ジオンの人型兵器に攻撃を行なっていることに気付いた。やや、あれはもしかすると連邦軍の機体なのか……と思いはじめて数秒、剣のようなものを振りかざしてジオンの2機を撃破したのである。僕はその光景を、自分の身の危険さを忘れて、すっかり見入ってしまったのだった。
 僕は今、あの日見た白い人型の兵器に夢中である。様々なところから情報を得ようとしているのだけど、連邦軍が開発した初めてのモビルスーツだってこと以外、いまだにその全容は明らかになっていないままだ。民間人の少年が操縦していたという話があるくらいだ。ああ、僕たちを救ってくれた、天使のような輝きを持つあの機体に、もう一度会いたい。会うまでは死ねないよ……。
 
<サイド7に住む民間人:ボイド・アシュリスム>

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