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地震保険料最大7、2%値上げ、損保各社が2年以上で 20050419FujiSankei Business i.
東京海上日動火災保険や損害保険ジャパンなど損害保険各社は、4月から地震保険の保険料を値上げした。期間2年以上の契約が対象で、上げ幅は従来比2・7−7・2%となった。
昨今の金利水準をにらみ、契約者に約束する予定利率(運用利回り)を従来の5%から1・5%に引き下げたことに伴う措置で、新潟県中越地震、福岡県西方沖地震と相次いだ地震被害の影響とは無関係という。
国と民間損害保険会社が共同で運営する地震保険の保険料は自由化されておらず、業界で共通となっている。保険料の目安となる係数をつくる業界団体、損害保険料料率算出機構が2004年度内に係数の変更を金融庁に届け出、値上げが決まった。超低金利が続く現状をにらみ、損保商品の中でも長期型である地震保険の運営を安定的に行っていくには、従来の予定利率では、将来的な採算悪化を招く可能性があると判断した。
各損保商品の保険料率は、年1回の算定会で決めており、長期型の地震保険の保険料の改訂は3年ぶり。対象となるのは、新規契約で、期間が長期になればなるほど保険料は割増しされ、たとえば3年契約で3・7%、5年契約で最大7・2%高くなった。
地震保険は、地震や噴火、津波による家屋の被害を補償する保険。単品では入れず、火災保険とセットで加入する必要がある。地震保険の支払限度額は今年4月に、従来の4兆5000億円から5兆円に引き上げられた。
2003年度の契約率は全国で17・2%だったが、昨年10月に発生した新潟県中越地震や今年3月末に起きた福岡県西方沖地震の影響で加入が増えている。04年11−05年2月の大手損保各社の契約は軒並み2けた以上の伸びを示した。
ただ、今回の値上げで加入の勢いに水を差す可能性も残る。ただでさえ火災保険単品に比べ5割前後高くなる地震保険料がさらに高くなるためだ。
損保各社間でも「4月も堅調に推移しており値上げの影響はない」(三井住友海上火災保険)とするところがある半面、「住宅ローンに火災保険と地震保険を付帯する契約の場合、影響が出るかもしれない」(大手損保)と慎重な見方をするところもある。
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