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■■ 週刊 社会の基礎知識
■ <第152号>
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さて、今週のテーマは「1級建築士」です。
1級建築士とは、国土交通大臣の認定を受けた設計、工事管理などの業務を行う人です。
超高層ビルからマンション、一般の住宅、街づくり全体にいたるまで、
さまざまな建築物に携わる専門家です。
1級建築士の主な業務として、
○調査企画業務
敷地の選定や、建設設計に必要な調査や研究を行います。
○設計業務
設計図の作成や、建築仕様書の作成、工事費用の見積もりなどを行います。
○管理業務
工事現場の管理を行い、工事を円滑かつ設計図通りか確認する業務を行います。
上記の業務以外にも、建築に関するあらゆる業務を専門家として
行うことができます。
以前は、すべての業務を一人の建築士が行うこともありましたが、
最近は、業務の細分化や各分野で必要とされる知識が高度化するにつれ、
それぞれの分野でのスペシャリスト集団による仕事が一般的になっています。
長年の研究や調査の結果、次々と新しい工法や、新技術が生み出され、
100階を越えるビルなども今では珍しくありません。
しかしながら、デザインや機能性も備えた豊かな建築物が生み出される中、
コストダウンや短期施工を求められるシビアな現実もあります。
連日、ニュースやワイドショーなどで報道されている耐震構造設計書偽造問題で
建築士だけでなく、建築業界の在り方そのものへの問題にも
焦点が当てられています。
本来は、人々に夢を与えることのできる誇らしい専門職だけに、
このような事件は、甚だ残念でなりません。
国会での関係者の証人喚問など、問題の追及は今後も続いていくとは思いますが、
まずは、被害にあわれている住民の皆様の安全確保、補償を最優先に検討し、
犯人探しにだけにフォーカスした問題解決とならないよう、
行政にしっかりと舵取りをしていただきたいと思います。
そして、今後このような偽造事件が二度と起こらないよう、
国土交通省が率先して、建築業界全体の問題に対処して欲しいものです。
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