|
解体コンクリートから生じた粗骨材を躯体に初採用20061004日経アーキテクチュア
都市再生機構は団地の建て替え工事に伴って生じたコンクリート塊でつくった再生粗骨材を、国内で初めて住宅の躯体工事に再利用した。再生骨材を躯体コンクリートに用いたのは、東京都三鷹市で建て替えた牟礼団地の集会所。平屋建ての集会所の壁や屋根スラブに採用した。
牟礼団地の外観。手前の平屋建て部分が集会所。(写真:日経アーキテクチュア)
高品質と中品質の再生骨材を使ったコンクリートを、約40m3 ずつ使用した(写真:都市再生機構)
建設界では、建物の解体工事で生じたコンクリート塊を建物の躯体などに再利用しようとする機運が高まりつつある。将来は建物の解体が増える半面、コンクリート塊の主な再利用先だった道路工事が減る見通しだからだ。
こうした状況を踏まえて、すでに再生骨材のJIS化が進んでいる。経済産業省では、再生骨材の中でもセメントペーストをできる限り除去するなど通常の骨材と同等の品質を確保した骨材を「再生骨材H」と命名。2005年3月にJISを制定した。さらに2006年3月には、強度が小さい低品質の「再生骨材L」を使ったコンクリートのJISを制定。現在は、再生骨材Hと再生骨材Lの中間に相当テクノロジー&プロダクトTECH-NEWSフォーカス FOCUSする「再生骨材M」を利用したコンクリートのJIS原案について審査を進めている。
|