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JBIC 円借款事業のコンサル選定で相手国向けに手引作成 評価基準など明示20070130建設工業
国際協力銀行(JBIC)は、円借款プロジェクトで援助相手国が事業のコンサルタントを雇用する際の選定方法や評価基準を示したマニュアル「評価手順ガイド」を作成した。JBICは技術プロポーザル評価によるコンサルタントの雇用を求めているが、これまではマニュアルがなかったため、価格を評価基準に織り交ぜた独自の方法で選定したり、経験の浅い国では円滑な手続きが行えず選定に1年以上かかったりするケースが少なくなかった。マニュアルを示すことで、適切なコンサルタント選定や、選定作業の効率化を促す。
円借款事業ではプロポーザルの高得点者をコンサルタントに選ぶの原則だが、相手国側からは、具体的な手順が示されていないため、マニュアルの提示を求める声が上がっていた。評価手順ガイドの作成は日本コンサルティング・エンジニヤ協会(AJCE)に委託。インドネシア、フィリピン、インド、ベトナムなど主要援助対象国からの意見も反映させた。
ガイドでは、プロポーザルの総合的評価で最も重視するのは、企業の評判や知名度ではなく、配置されるスタッフの適格性やアプローチ、方法論とすることを明記。評価基準については、コンサルタントの経験・実績を5〜20点、業務の基本方針・実施方法論・作業計画を20〜50点、スタッフの経験・能力を30〜60点として評価し、このほかに10点を超えない範囲で、技術移転提案の妥当性やプレゼンテーションの質なども評価。採点に当たっては評価委員会を設けるとした。採点方法の具体例も盛り込んだ。ガイドは、コンサルタント会社を雇用先と想定しており、個人コンサルタントを雇用する場合は手続きを変更する必要がある。
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