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国交省の06年度入札ボンド工事 受注トップは三井住友建設 発行は損保が最多20070510建設工業
国土交通省が06年度に試行した入札ボンドの適用工事で、受注件数のトップは三井住友建設だったことが、日刊建設工業新聞社の調べで分かった。適用工事18件のうち、同社は4件を受注。唯一、複数件数の受注に成功した。入札参加申請時点で各参加者から提出された入札ボンドの発行機関は損害保険会社と公共工事保証会社がほぼ同数だったが、受注業者の入札ボンドに限ると、損保発行の入札保証証券が12件と最も多かった。
同省は06年度、一般土木とPC工事を入札ボンドの試行対象とし、東北地方整備局で6件、近畿地方整備局で12件に適用した。このうち、WTO政府調達協定の対象となる予定価格7・2億円以上の工事は東北2件、近畿12件だった。計18件の工事の受注業者は、青木あすなろ建設、奥村組、奥村組土木興業、河北建設、西武建設、大成建設、大豊建設、戸田建設、飛島建設、ハザマ、橋本、ピーエス三菱、三井住友建設、村本建設、若生工業の各社で、三井住友建設だけが複数の4件を受注した。
応札者は延べ150業者。極端な低価格での応札者に対して行う特別重点調査での無効や、参加申請後の入札辞退もあることから、入札参加への応募総数は150を大きく超えているとみられる。発注者に提出された入札ボンドの発行機関は、損保と保証会社が大半を占め、銀行の入札保証や、銀行による契約保証の予約、現金納付などはごく少数にとどまった。落札した18業者が提出した入札ボンドは、損保12、保証会社の契約保証予約5、銀行の入札保証1の順だった。
18件の工事の落札率は69・2%〜92・5%で、単純平均すると81・9%。同省が06年度に発注した全工事の平均落札率(速報値ベース)の88%程度を大きく下回っている。整備局別では、東北6件が79・2%、近畿12件が83・3%。一般競争入札の全案件の平均落札率(東北89・0%、近畿87・4%)と比較すると、東北での低落札率が目立つ。18件中11件の入札が低入札価格調査の対象となり、うち4件は極端な安値応札があったとして特別重点調査制度が適用された。
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