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東急建設 新社長、大成建設から市川正美氏迎え入れ 再建一段落、営業力強化20070510建設工業
東急建設は、大成建設の前副社長で現取締役の市川正美氏(67)を社長に迎え入れるトップ人事を固めたもようだ。同社は、初の生え抜きとなった事務系出身の山田豊彦社長による経営再建が一段落したと判断。土木系出身の市川氏の下で営業力の強化を目指すことになる。山田氏の去就は未定。
市川氏は、武蔵工大卒業後、63年に大成建設に入社。91年に取締役、02年に副社長、07年3月取締役となった。準大手・中堅ゼネコンが大手出身者を社長に迎えたのは、06年6月に鹿島出身の五十嵐久也氏が三井住友建設の社長に就任した例などがある。
山田社長は、03年10月に同社が建設事業部門と不動産事業部門を分割したの機に、建設事業を熟知した経営能力が買われ、建設事業会社となった新・東急建設の社長に就任。有利子負債の削減など財務基盤の健全化に取り組んだ。事業面では、街の価値向上を目指す「タウン・バリューアップ・マネジメント」を掲げ、東急電鉄沿線の街づくりに関与。営業・技術・施工の一体化も進めてきた。しかし、公共工事の価格競争の激化や、過去に関与した談合事件の影響などで事業環境は悪化。07年3月期の連結業績も経営計画に掲げた目標に届かず、営業体制の早急な立て直しが課題になっている。
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