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堆肥使用農地でCO2吸収 栃木・茂木町「見えない黒字」に期待 農水省が土壌管理手法を研究20071105FujiSankei Business i.
化学肥料や農薬の削減を通じた環境負荷低減に加え、地球温暖化防止の観点からも堆肥(たいひ)が注目されている。農地は堆肥を使って適切に管理すると、温室効果ガスの二酸化炭素(CO2)を土壌中に貯留するためだ。
農水省は「今後の環境保全型農業に関する検討会」を設置して、堆肥を活用した農地へのCO2の正確な貯留データ収集や堆肥を活用した土壌管理手法の研究を開始した。来年2月までに報告書を取りまとめる。
「試算では全国の農地に稲わら堆肥を水田で10アール当たり1・0トン、畑に1・5トン使用すると京都議定書の削減目標の約1割に相当する752万トンのCO2が土壌に貯留される」(光吉一・経営局構造改善課長)という。
京都議定書で日本は、2008年から12年までの間に、平均でCO2排出量を90年比6・0%削減する義務を負っているが、逆に排出量は増加しているのが実情だ。農地は森林と同様にCO2吸収源として認められているが、日本は正確なデータがないことから選択しなかった。このため次期の削減目標の枠組みづくりまでに、正確なデータと堆肥を活用した土壌管理手法を確立する。
≪街ぐるみで推進≫
こうしたなか、自治体のなかには堆肥を有効活用し、成功しているところが少なくない。
現段階ではCO2の吸収源としてではなく、あくまで資源の再利用だが、一部自治体による先進的な堆肥利用を発展させることができれば、将来的には地球温暖化防止にも寄与することになりそうだ。
町ぐるみで堆肥の活用を推進している栃木県南東部に位置する茂木町もその一つ。
町内にある堆肥製造プラント「美土里館(みどりかん)」には毎年約4000人の見学者が訪れる。乳牛の排泄(はいせつ)物、落ち葉、生ごみ、間伐材、もみ殻を活用して堆肥を製造し、農家に販売している。
ユニークなのは落ち葉やもみ殻の収集方法だ。冬の農閑期に農家が山の落ち葉を収集して、町が20キログラム400円で買い取る。自分の山がきれいになって小遣いも稼げて、山歩きで健康になると農家に好評だ。
≪生ゴミ焼却せず≫
もみ殻は、吸引装置付きのトラックで農家を回って集める。家庭から排出される生ごみは分別が不十分だとよい堆肥にならないが、「茂木町の住民はきちんと分別してくれる」(古口達也町長)と自慢する。
茂木町内の小中学校生はかならず「美土里館」を見学することを義務づけるなどで環境意識の向上を図った成果だ。
人件費なども含めると運営費は5000万円で、肥料の販売額は1000万円と単純計算すると大赤字。しかし、「350トンの生ごみを焼却しないことで約1800万円の経費が浮く。山の落ち葉清掃費用も約2000万円節約できる」(矢野健司・茂木町土づくり推進室長)と収支はほぼ見合っている。これにCO2削減の効果が加わわれば、「目に見えない黒字」が出ることになる。(
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放射性物質と食の安全で講演会 栃木
産経新聞 1月14日
安足農業振興事務所は2月19日、佐野市戸奈良町の市田沼中央公民館で、福島第1原発事故による「放射性物質と食の安全に関する講演会」を開催する。
一般消費者や食品・流通業者、農業関係者らが対象で、定員は480人。
農業振興事務所の職員が放射性物質に関する農産物等のモニタリング調査について説明。
「放射性物質の健康影響と食の安全について」と題し、自治医大医学部薬理学講座の香山不二雄教授が講演した後、意見交換と質疑応答がある。午後2時から2時間程度。
参加無料。
問い合わせは、安足農業振興事務所企画振興部(電)0283・23・1455。
2012/1/16(月) 午前 5:57 [ 高砂のPCB汚泥の盛立地浄化 ]