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家畜排せつ物、発電・肥料に活用20080417読売

 那須塩原市千本松にある県酪農試験場(杉本俊昭場長)で、家畜の排せつ物などをエネルギーとして活用する「バイオガス発電」の試験プラントの完工式が16日、行われた。排せつ物などを発酵させて生じたメタンガスを燃やし、発電や熱エネルギーを取り出せるだけでなく、肥料も作ることができる施設だ。県は3か年かけて実証試験に取り組み、畜産農家への導入を働きかけていく。

 完工式には、福田知事や栗川仁同市長らが出席した。プラントは1日あたり、家畜排せつ物4・85トン、事業系食品廃棄物1トンの処理能力がある。発酵する際に出る330立方メートルのメタンガスを燃やして600キロ・ワット時を発電できるという。同試験場では、発生する電力はプラントや場内の電源の一部として利用する。

 また、発酵過程で約60度の熱が生じるため、そのエネルギーもプラントや牛舎を洗浄する際に利用する。

 さらに、1日あたり4・4トンの液肥と約230キロの堆肥もできるという。

 材料は、同試験場で飼育している乳牛80頭の排せつ物と、同市内の食品メーカーや塩原温泉のホテルからの食品廃棄物を利用する。

 同試験場の神辺佳弘環境飼料部長は「堆肥にするしかなかった排せつ物が電気や熱エネルギーにもなるとあって畜産農家の関心も高い」と期待を込める。

 プラントは、県が2005年に策定した「バイオマス総合利活用マスタープラン」に基づき、約1000平方メートルの敷地に総工費2億円かけて建設した。

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