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エタノール燃料の原料となるサトウキビ生産が歴史的水準へ―ブラジル20080501世界日報
【サンパウロ30日綾村悟】ブラジル農牧省は29日、エタノール燃料や砂糖の原料となるさとうきびの生産が、今年度は記録的な数字になると発表した。政府系ブラジル通信などが報じた。
発表内容は、同省の穀物生産予測機関の「CONAB」が国内の生産農家などから聞き取り調査を行ったもの。今年度のさとうきび収穫予測は6億から6億3000万トン程度とみられており、歴史的記録となった昨年の収穫量(約5億5000万トン)を大きく回る可能性が高いという。
生産量が増える理由として、作付面積の拡大に加えて天候、新技術の導入などがあげられている。
エタノール燃料は、ガソリンに代わる代替燃料として期待がかかると同時に世界的な食糧高騰の元凶として批判にさらされている。しかし、ブラジルでは同燃料関連の投資熱がますます旺盛となっており、外資系エネルギー産業によるエタノール関連企業の大型買収が盛んになっている。
ブラジルは、世界最大のさとうきび生産国で米国と並ぶエタノール燃料生産国(米国はエタノール生産には主にとうもろこしを利用している)。エタノール燃料の生産技術やエタノール燃料利用車の開発技術では世界有数の技術とノウハウを有しており、同国で生産される新車の85%以上がガソリン・アルコール両用車となっている。
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