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2008年度技術士第二次試験(筆記)の合格率が低下、一般論文で苦戦?20081030日経コンストラクション

 (社)日本技術士会は10月27日、2008年度技術士第二次試験の筆記試験合格者を発表した。日本技術士会は、10月30日時点で受験者数や合格率などの詳細なデータは公表していないが、技術士試験の動向に詳しい5Doors'(名古屋市)の堀与志男代表によれば、建設部門の合格率は前年度に比べてやや低下しているという。

 公表された合格者名簿などを手がかりに堀代表が建設部門全体の合格率を推定※したところ、例年と同程度の出席率と仮定した場合で約16%だった。2007年度より1ポイントほど低下している。

 合格率が下がった原因について、堀代表は受験者が全科目共通の一般論文に苦戦したからではないかと分析している。

 例えば、建設部門では一般論文と専門論文の二つで採点される。2008年度の試験では建設部門の各科目の合格率が一部を除いてほとんど低下しており、すべての科目で共通の試験となる一般論文が影響した可能性が高いという。

 一般論文で苦戦した一因が出題内容だ。2008年度のテーマは、2007年度までの試験で多かった国土交通白書のテーマとは異なり、「アセットマネジメント」と「技術者確保」の2題だった。受験者の予想が外れたことが考えられる。一方、専門科目の方は、例年通りのオーソドックスな出題だった。

 さらに、ほとんどの科目が合格率を下げるなか、アセットマネジメントの手法を取り入れ始めた「道路」や「港湾及び空港」の合格率は上がっていた。両科目では、アセットマネジメントを専門論文で扱う可能性があるので、十分な対策を講じていた受験者が多かったようだ。

 なお、堀代表が算出した建設部門の各科目の推定合格率は、「土質及び基礎」が16%、「鋼構造及びコンクリート」が14%、「都市及び地方計画」が17%、「河川、砂防及び海岸・海洋」が13%、「港湾及び空港」が20%、「電力土木」が13%、「道路」が18%、「鉄道」が17%、「トンネル」が12%、「施工計画、施工設備及び積算」が13%、「建設環境」が16%となっている。

合格率の推定方法
 公表された合格者名簿から、まずは合格者数が判明する。次に、合格した受験番号の飛び具合などから何人に1人が合格しているかを割り出し、最後の合格者番号の後に存在する受験者数を推定。この数値を、合格者名簿からわかる受験申し込み者数に加えて補正し、受験申し込み者の総数を算出する。合格率に欠席者を入れたい場合は、例年の欠席率を用いる。そして、合格者数と受験申し込み者の総数、欠席率の数値を使って推定合格率などを算出した。

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