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東洋熱工業 空調熱源最適制御システムでCOP8・3達成 運転コスト半減20081205建設工業

 東洋熱工業は4日、07年に電子機器メーカーの工場で実用化した「空調熱源最適制御システム」が世界最高レベルのシステムCOP(エネルギー効率)8・3を達成したことを明らかにした。新システムは、外気や室内の状態によって変化する負荷に対し、熱源システム全体で最も効率の良い運転をするよう、冷凍機やポンプ、ファンなど各機器に最適値を適時指示するもの。約1年半運用し、新システムを導入していないケースと比べランニングコストを2分の1以下に低減できることを実証。2億円超の導入コストを3年以内に回収できるもようだ。

 新システムは、機器単体それぞれで設定していた温度や圧力・流量を制御する従来の考え方を改め、1年間を通じてシステム全体で最も高効率な運転を行えるよう各機器をきめ細やかに制御するもの。自動的に最高の省エネルギー運転を行え、セントラル熱源システムを持つ工場や電算センター、商業施設など冬でも冷房負荷の大きい施設に有効だ。

 新築工事や改修工事のいずれにも適用できる。型式や容量の異なる冷凍機やポンプなどの特性をフルに引き出し、システムが持つ最高効率での運転を可能にする汎用性の高い制御システム。システムCOPは、一般的な電動式の熱源システムのCOP年間平均3〜4程度と比較し約2倍となり、エネルギー消費量、ランニングコストを半減。一般的な燃料系冷熱源システムに比べて二酸化炭素(CO2)排出量を70〜80%削減できる。

 高い省エネルギー性を追求するだけでなく、熱源を要因に生産がストップすることを防止するため、高信頼制御システムも備える。プロセス安全性評価手法(HAZOP)を応用し構築したもの。想定できるすべてのトラブルと影響を整理、その対策洗い出して妥当性を一つひとつ評価する。その上で機器のバックアップや制御・通信の二重化などの対策を決定・実施する。新システムの受注貢献額は、09年度30億円、10年度50億円、11年度100億円を見込む。

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