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土壌汚染で状況一変 東京都の豊洲新市場PFI見送り視野20090513建設通信

 東京都江東区に建設予定の豊洲新市場について、東京都がPFI導入を見送る可能性が出てきた。2006年12月にPFIの実施方針を公表して以降、建設地の土壌汚染が発覚するなど事業環境が一変したため、都庁内部でPFIを見送る案が浮上している。現時点で都は「これまでの方針を変更していない」(中央卸売市場)と話しているものの、時間的な制約などでPFIを見送る公算も大きい。今後、上層部が最終的に判断する見通しだ。


 新市場の開場予定は、2014年12月。PFIを見送る案が浮上した背景には、新たに必要となった土壌汚染対策工事との関連や整備スケジュールの問題がある。

 都はことし2月、豊洲新市場整備方針をまとめている。この方針によると、10年秋頃までに土壌汚染対策の環境影響評価や都市計画手続きを終えた後、汚染対策工事と市場施設の設計に着手する。12年春までに対策工事と設計を完了させ、市場の本体工事に着手するという流れだ。

 一方、実施方針に沿ってPFIを導入する場合は、事業者との契約までに約1年、設計・建設に4年の計5年程度を見込んでいる。新市場を14年12月に開場させるには、土壌汚染対策の環境影響評価や都市計画の手続きと並行して事業者を選定しなければならない。

 このほか都は、土壌汚染対策工事と本体工事の連続性を踏まえても、PFIがなじまないとみている模様だ。

 これまで、複数のコンソーシアムがPFIへの応札準備を進めていたが、コンソーシアムに参加している大手ゼネコンなどは、PFI以外の方式でも引き続き応札を検討する見通し。

 市場施設の規模は、3街区総延べ総延べ38m2程度で、用地費などを含めた総事業費は4316億円。PFIは、市場施設の一部に導入する計画で、事業費は建設費に維持管理・運営費などを加えた1287億円を想定していた。

 新市場整備事業の実施計画策定は、三菱総合研究所が担当し、日建設計と日本設計が協力参加した。PFIアドバイザーは、みずほ総合研究所、佐藤総合計画、日本工営、あさひ・狛法律事務所が担当している。

 新市場の建設地は、江東区豊洲6丁目の3街区計40ha。

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